英国のチャールズ国王は25日、バッキンガム宮殿に天皇、皇后両陛下を迎えて公式晩餐(ばんさん)会を開いた。冒頭のスピーチで、英国留学経験のある両陛下に「英国に、おかえりなさい」と呼びかけ、日英両国の400年にわたる絆を振り返った。 国王はスピーチで、自らが皇太子だった1970年に初めて訪日し、大阪万博を視察したことに触れた。当時は21歳だったと言い、「東西文明それぞれの伝統が溶けあう力が印象に残っている」と述べた。 日本のアニメ文化にも言及し、スタジオジブリ作品「君たちはどう生きるか」が、世界の観客を沸かせていると述べた。今年で誕生50年を迎えた日本発の人気キャラクター、ハローキティが「ロンドン郊外生まれ」とされることにも言及。国王が「ハローキティ、お誕生日おめでとう」と呼びかけると、会場に笑い声が広がった。 国王はまた、「われわれのパートナーシップは深い根を持つ」と強調。日英関係の歴史は、