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大谷翔平
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奇才、寺山修司が亡くなって30年近く。自らの職業を聞かれると「僕の職業は寺山修司です」と語ったように、寺山は48年の生涯で演劇、小説、エッセイ、詩、短歌、作詞、脚本、映画監督、競馬解説など、さまざまな活動をみせた。今もなおその作品群は世代を超えて高い支持を受けている。 とりわけ演劇については、寺山が主宰した劇団天井棧敷が海外公演を行ったこともあり、世界的に高い評価を受け、今なおさまざまな劇団、演出家によって寺山演劇は繰り返し上演されている。そのなかで、天井棧敷で中心的な役割を果たしたJ・A・シーザーや高田恵篤らが寺山の死後立ち上げた演劇実験室◎万有引力は、天井棧敷時代の演出や表現様式を現代に受け継いでいる貴重な存在だ。 今回、寺山と天井棧敷の名を世界的に高めた『奴婢訓』を再演するふたりに話を聞いた。 取材:ステージウェブ編集部 柾木博行 演劇実験室◎万有引力『奴婢訓』は、2月12日(日)〜
シェイクスピアを狂言の手法で翻案するシリーズの第3弾として野村萬斎の演出・主演による『国盗人』が上演される。これまでの『法螺侍(ほらざむらい)』『まちがいの狂言』では脚本を故・高橋康也が担当したが、今回は若手気鋭のシェイクスピア研究者である河合祥一郎が『リチャード三世』を下敷きに狂言と現代劇を組み合わせた形で上演台本を作成した。 東京大学大学院総合文化研究科准教授の河合祥一郎は、イギリスのケンブリッジ大学に学び、その際の博士論文をもとに「ハムレットは太っていた!」を刊行。現代のハムレット像を大きく覆すその内容と、学究的なテーマを一般読者にも分かりやすく伝える語り口のよさが注目を集めた。 一方で、シェイクスピアの新訳を角川文庫から書き下ろす仕事を始め、また高橋康也の手掛けた野村万作・萬斎たちによるシェイクスピア上演にも関わってきた。今回の『国盗人』では、『法螺侍』『まちがいの狂言』のようなシ
ユニークな身体表現と現代の口語会話を組み合わせた舞台で注目を集めるチェルフィッチュ。主宰の岡田利規は05年に『三月の5日間』で岸田戯曲賞を受賞、さらに小説などの執筆も行い、今年4月には大江健三郎賞も受賞、今もっとも注目される演劇人だ。その岡田が、初めて既成の戯曲を演出する。 11月12日からシアタートラムで上演される『友達』は、1967年に安部公房が発表した戯曲で、青年座が紀伊國屋ホールで初演した(演出・成瀬昌彦)。平凡な男の部屋に闖入してきた、優しい笑みを浮かべる9人の"家族"。善意に満ちた笑顔で隣人愛を唱える彼らの真意は何か、誰にも分からない。物語は不条理な笑いの中から、他者との関係性を暴き出し、現代社会の人間関係を照射している。 今回の上演では、チェルフィッチュの岡田利規が初めて既成の戯曲を演出するほかに、自身のカンパニー以外の俳優たちと芝居作りをする点も話題の一つ。元ベジャール・バ
りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館の専属舞踊団 Noism Company Niigataは、設立20周年記念公演『Amomentof』『セレネ、あるいは黄昏の歌』の記者会見を4月19日本拠地のりゅーとぴあで行った。 Noism Compan...
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