サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
体力トレーニング
www.tyojyu.or.jp
健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。 運動強度とエネルギー消費量 公開日:2016年7月25日 13時00分 更新日:2019年2月 1日 18時00分 運動によりどのくらいエネルギーを消費したか 人は日常生活に必要な家事などの身体活動を行う時と、運動を行う時にエネルギーを消費します。人が1日に消費するエネルギー量のうち、安静時の基礎代謝量は約60%、食事誘発性熱産生(食事で体内に吸収された栄養素が分解されて消費されるエネルギー)1)が10%、残りの30%が家事などの身体活動と運動で消費するエネルギーです。基礎代謝量と食事誘発性熱産生は、個人の体格と食事量によって決まり、個人内での変動は少ないため、どれだけ身体活動・運動を行うかでエネルギー消費量は多くも少なくもなります2)
健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。 インターバル速歩の効果 公開日:2016年7月24日 07時00分 更新日:2023年8月 2日 11時31分 インターバル速歩とは インターバル速歩とは「さっさか歩き」と「ゆっくり歩き」を数分間ずつ交互に繰り返すウォーキング法1)です。 インターバル速歩は、信州大学大学院特任教授であり、NPO法人熟年体育大学リサーチセンター副理事(2020年10月時点)の能勢博先生によって科学的根拠に基づき提唱されており、各個人の筋力や体力に合った適度な強さで運動すること2)ができます。 インターバル速歩が開発された経緯と目的 1997年に長野県松本市で「中高年のための健康スポーツ教室」事業として「1日1万歩のウォーキング」プログラムが開始されました
健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。 正確な握力の測定方法 公開日:2016年7月25日 08時00分 更新日:2019年2月 1日 15時53分 握力計の使い方 握力の測定にはスメドレー式握力計が多く用いられ、スメドレー式握力計にはアナログとデジタル(写真)の種類があります。デジタル握力計は0.1kg単位まで正確に評価ができることが長所とされます。アナログ握力計もデジタル握力計も多くは5~100kgまで測定可能です。 直立姿勢で握力計を握り、人差し指の第2関節が90度になるように調整します。測定する際に握力計を振り回したり、衣類や身体についてしまった場合は測定不可となります。腕を自然に下げた状態で測定を行います。 写真:スメドレー式デジタル握力計(引用:竹井機器工業株式会
日照により皮膚でビタミンDが産生されることを踏まえ、フレイル予防を図る者はもとより、全年齢区分を通じて、日常生活において可能な範囲内での適度な日光浴を心掛けるとともに、ビタミンDの摂取については、日照時間を考慮に入れることが重要である。 目安量:一定の栄養状態を維持するのに十分な量であり、目安量以上を摂取している場合は不足のリスクはほとんどない。 耐容上限量:過剰摂取による健康障害を未然に防ぐ量。 摂取基準量の単位㎍は100万分の1グラムを表します。 令和元国民健康・栄養調査によると、日本人のビタミンDの平均摂取量は6.9㎍です。食品群別の摂取量を見ると、魚介類からの摂取量が最も多く、次いで卵類、きのこ類と肉類と乳類の順に摂取されています。 日照に恵まれている日本では、健常人が適度な日光のもとで通常の生活をしている場合、ビタミンDが不足することは少ないと考えられます。しかし、高齢者では、皮
長寿科学研究に関する情報を提供し、明るく活力ある長寿社会の実現に貢献します。 第3章 認知症の診断 4.認知機能検査 公開月:2019年10月 鹿児島大学医学部保健学科理学療法学専攻基礎理学療法学講座 教授 牧迫 飛雄馬 1.認知症の診断と認知機能検査 認知機能の状態を把握するためにさまざまな認知機能検査が用いられており、その検査の特性や適性を理解したうえで、適切に活用することが求められる。表1に米国精神医学会による精神疾患の診断・統計マニュアル第5版(DSM-5)による認知症(major neurocognitive disorder)診断基準を示す1)。この診断基準においては、「日常の活動において、認知欠損が自立を阻害する」という点が非常に重要なポイントと言えよう。このことは、社会生活および日常生活を営む上で必要な認知機能に障害を生じ、自立が困難な状況を意味するものと捉えることができ、
健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。 いつも元気、いまも現役(プロパイロット 髙橋淳さん) 公開日:2019年11月29日 09時00分 更新日:2021年2月18日 11時48分 パイロット志望が太平洋戦争で一変 "飛行機の神様"と呼ばれる95歳の現役パイロット、髙橋淳さんがいる。「今でも天気がよければ毎週、静岡の飛行場に行って、飛行機に乗っていますよ」 身長180センチと、この年代では大柄な身体だが、体重は60キロとスマートな体形。しゃれたシャツにスリムなGパンを着こなし、颯爽と大股で歩く。これまでの飛行時間は2万5,700時間以上、飛行距離は実に地球130周を超える。 「よく俳優が『舞台で死にたい』というでしょ。それって周りには実に迷惑な話です。私は『飛行機で死にたい
健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。 健康長寿と腸と排泄の関連について 公開日:2018年5月 2日 13時00分 更新日:2022年4月15日 13時29分 排泄とは 排泄は、私たち動物にとって、無くてはならない生理現象です。きちんと便が出るということは、腸が元気で、有害なものを体外へ押し出してくれている証拠です。規則正しい排泄により、すっきりした体で健康長寿を目指すには、何が必要なのでしょうか。 人間の体内には、口から胃へ、さらに腸をへて肛門まで続く1本の「消化管」があります。消化管の長さは約8メートルから9メートルにもなります1)。 図1:消化管 排泄の仕組み 消化管は、食べた物を分解・消化し、必要な栄養分と水分を吸収した後、老廃物を便として排泄します。口から摂取され
健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。 ビタミンEの働きと1日の摂取量 公開日:2016年7月25日 21時52分 更新日:2023年12月26日 10時47分 ビタミンEとは1) ビタミンEは4種のトコフェロールと4種のトコトリエノールの合計8種類の化合物の総称です。ビタミンEには強い抗酸化性作用があり、生体膜の機能を正常に保つことや、赤血球の溶血の防止、生殖を正常に保つことに関与しています。 トコフェロールは天然ではα(アルファ)、β(ベータ)、γ(ガンマ)、δ(デルタ)の4種類がありますが、体内で最も多く、また生理作用が最も強いのはα-トコフェロールです。α-トコフェロールの生理作用を100とした場合、β-トコフェロールの生理作用は40、γ-トコフェロールは10、δ-ト
健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。 ビタミンKの働きと1日の摂取量 公開日:2016年7月25日 21時51分 更新日:2023年10月19日 13時51分 ビタミンKとは1) ビタミンKには多種類ありますが、天然のものはビタミンK1(フィロキノン)とビタミンK2(メナキノン類)の2種類のみです。ビタミンK1は植物の葉緑体で生産され、ビタミンK2は微生物から生産されます。 ビタミンK1は1種類ですが、ビタミンK2には何種類かの同族体が存在します。ビタミンK2のうち代表的なものは、動物性食品に含まれるメナキノン-4と納豆が産生するメナキノン-7です。一般にビタミンKというときには、フィロキノン、メナキノン-4、メナキノン-7を総称したものをいいます。 ビタミンKの吸収と働き
健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。 自立生活の指標:日常生活動作(ADL)とは 公開日:2016年7月25日 13時00分 更新日:2022年4月27日 09時53分 自立した生活とは 高齢化社会に突入している我が国では、高齢者が要介護状態となることの予防、介護状態の悪化の予防を図る取り組みとしての介護予防の重要性が強調されるようになっています。 介護予防を図るためには生活機能を高めることが必要とされており、身体や精神の機能である「心身機能」、日常生活動作(ADL)や家事、屋外歩行などの「活動」、生きがいや仕事などの「参加」の3つの要素にバランスよく働きかけることが重要であるとされています1)。 介護予防とは 介護予防とは、人が生きていくための生活機能を高めることによって
健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。 最大酸素摂取量が健康のバロメーター 公開日:2016年7月25日 14時00分 更新日:2020年2月21日 13時02分 健康はどう評価するか1) 健康の維持・増進には身体活動量を今よりも増やすことが必要とされています。身体活動量は長時間身体を動かす能力である全身持久力と強い相関関係があり、全身持久力を高めることが健康づくりに役立ちます。 全身持久力の高い人と低い人とを比べると、低い人の方が高い人よりも3~4倍死亡率が高いことがわかっており、全身持久力を高めて身体活動量を増やすことができれば、肥満や高血糖、動脈硬化などの生活習慣病の予防にも有効です。また、身体活動量が高くなることで活性酸素などの体に有害な物質も作られにくくなるという利
BMIが25以上は肥満と判定され、生活習慣病のリスクは高まります。またBMIが18.5未満の低体重、いわゆる痩せ(るい痩)も体調不良や病気のリスクが高まります。 近年では若い女性の痩せが増加しています。急激なダイエットや食事の偏りが原因で、鉄欠乏性貧血、月経不順が生じます。またやせ願望から神経性食欲不振症(拒食症)をも招きます。さらにBMIが18.5未満の女性の新生児は出生時体重が2,500g未満の低体重児が多いです。低体重児は胎児のときに十分な栄養を補っていないため、成長にするにつれ生活習慣病のリスクが高くなるとも言われています5)。 高齢者ではコレステロールなどの血液検査の結果が気になり、油脂類を極端に減らしすぎたり、身体的機能が低下したり、食欲低下や食事量が減少したりすることで、体重が減ります。高齢者でBMIが18.5未満になると低体重の状態になりのリスクが高まり、免疫力の低下、創傷
健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。 亜鉛の働きと1日の摂取量 公開日:2016年7月25日 21時37分 更新日:2023年11月17日 12時02分 亜鉛とは 亜鉛は成人の体内に約2g含まれます。成人ではそのほとんどは筋肉と骨中に含まれますが、皮膚、肝臓、膵臓、前立腺などの多くの臓器に存在し、さまざまな酵素の構成要素となっています。 亜鉛の吸収と働き1) 亜鉛の吸収量は、摂取量や一緒に存在する他の成分により変動しますが、一般的には、約30%と推定されています。 亜鉛は数百におよぶ酵素たんぱく質の構成要素として、さまざまな生体内の反応に関与しています。アミノ酸からのたんぱく質の再合成、DNAの合成にも必要なので、胎児や乳児の発育や生命維持に非常に重要な役割を果たしているほ
身体活動量 身体活動量とは、生活をするうえでの活動、歩く、家事をする、仕事をする、運動をするときなどに消費されるエネルギー量です。身体活動で消費されるエネルギー量は、体格、活動強度、活動時間によって決まります。 食事誘発性熱産生 食事誘発性熱産生とは、食事をするときに消費するエネルギーの量のことです。食事をした後、身体が暖かくなるのはこの食事誘発性熱産生によるものです。 また、食事誘発性熱産生でどれくらいエネルギーを消費するかは栄養素の種類によって異なります。たんぱく質のみを摂取したときはエネルギー摂取の約30%、糖質のみの場合は約6%、脂質のみの場合は約4%で、通常の食事はこれらの混合なので約10%程度になります。 エネルギー消費の測定の目的・意義 我々はエネルギー摂取量とエネルギー消費量の収支バランスがとれていることで健康な身体を維持しています。一般的に、エネルギー摂取量がエネルギー消
1985年にアメリカのミネソタ大学のアンセル・キース博士が、日本、アメリカ合衆国、フィンランド、オランダ、イタリア、ユーゴスラビア、ギリシャの7カ国で行った疫学研究で、地中海沿岸の国では高脂肪食を食べているにもかかわらず、血中コレステロール値が低く、動脈硬化による狭心症や心筋梗塞、脳血管障害などの冠動脈疾患が少ないことを報告し、地中海食が注目されるようになりました。 地中海食で豊富に使用するオリーブオイルは、不飽和脂肪酸を多く含んでいること、飽和脂肪酸を多く含む肉の摂取量が少ないこと、野菜や果物などの植物性の食品を多く摂取するために抗酸化作用が強いことなどが、健康に良い理由であると考えられます。 地中海食の健康効果1)2)3) 地中海食と認知症2) 地中海食では、油脂としてオリーブオイルを使用します。特に、オリーブ果実を搾ってろ過しただけで、化学的な処理を行っていないそのままのエキストラバ
健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。 腰痛を改善する「これだけ体操」とは 公開日:2016年7月25日 12時19分 更新日:2024年2月14日 13時18分 腰痛とは 腰痛とは、腰からお尻にかけての痛みや張りといった不快に感じる症状のことです。がんの転移や多発性骨髄腫という病気、骨粗鬆症に伴う骨折等が原因のこともあり、頑固な痛みの場合は医療機関を受診すべきです。 一方、多くの腰痛は、不良姿勢に関連する"腰の不具合"に伴い、心配する必要がなく、さらには自分でコントロールすることが可能です。 重篤な病気がないにもかかわらず、腰痛がなかなか良くならない理由として、腰痛を気にしすぎたり、不安感からコルセットを常時着けていたり、といった腰や体を動かすことの恐怖感から回避しがちにな
健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。 カルシウムの働きと1日の摂取量 公開日:2016年7月25日 21時41分 更新日:2023年8月17日 13時37分 カルシウムとは カルシウムは、体重の1~2%(体重50kgの成人で約1kg)含まれており、生体内に最も多く存在するミネラルです。その99%はリン酸と結合したリン酸カルシウム(ハイドロキシアパタイト)として骨や歯などの硬組織に存在し、残り1%は血液、筋肉、神経などの軟組織にイオンや種々の塩として存在しています。 カルシウムの吸収と働き1) カルシウムは主に小腸で吸収されますが、吸収率は成人で20~30%とあまり高くありません。また、活性型ビタミンD、副甲状腺ホルモン、カルシトニン(甲状腺ホルモン)などの関与によって、腸管
健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。 ナトリウムの働きと1日の摂取量 公開日:2016年7月25日 21時43分 更新日:2023年8月17日 13時34分 ナトリウムとは ナトリウムは成人の体内に約100g含まれている元素で、主に細胞の外側に存在し、細胞内外のミネラルのバランスを保つためには不可欠の元素です。食塩(塩化ナトリウム)、重炭酸塩、リン酸塩として、約50%は細胞外液中に、40%は骨格に存在し、細胞内液中にはわずかに含まれるだけです。 ナトリウムの吸収と働き1) ナトリウムはナトリウムイオンと塩素イオンが結合した食塩の形で摂取されることが多く、小腸で吸収された後、大部分が腎臓から尿中へ排泄されます。体内のナトリウム量は腎臓での再吸収量の調節によって維持されています
健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。 三大栄養素の炭水化物の働きと1日の摂取量 公開日:2016年7月25日 21時56分 更新日:2023年8月17日 13時07分 炭水化物とは ブドウ糖や果糖などの単糖から、構成されているものを総称して炭水化物と言います。炭水化物には大きく分けると、体内に吸収されてエネルギー源になる「糖質」と、消化吸収されずエネルギーにならない「食物繊維」とに分けることができます1)。 炭水化物の種類1) 炭水化物は構成している単糖の数が1個のものを単糖類、2個のものを二糖類、2~10数個のものを少糖類、それ以上のものを多糖類と言います。 単糖類には、ブドウ糖、果糖、ガラクトースなどがあり、二糖類にはショ糖、乳糖、麦芽糖などがあります。これらは、すべて
健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。 水は1日どれくらい飲めば良いか 公開日:2016年7月25日 07時00分 更新日:2019年7月30日 16時24分 水の必要性 水は私たちの体にもっとも多く含まれる物質で、生命活動をサポートしています。成人の体の55~60%を水分が占めています。主に脳、腸、腎臓、筋肉、肝臓などの臓器・組織中の水分含有量は80%と比較的多いです。しかし、脂肪組織(皮下組織)は中性脂肪が多いので、水分含有率は約33%と低いです。 女性は男性に比べると脂肪量が多いため、水分含有率は約55%と少ないです。また、肥満者は痩せの方よりも体水分量が少ないです。さらに高齢者は加齢とともに実質細胞数が減るため、成人よりも水分含有量が減り約50%です。 水の働き 水の
健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。 肺がん末期 公開日:2016年7月25日 14時00分 更新日:2019年2月 1日 19時57分 肺がん末期の症状 肺がんは、初期の段階では目立った自覚症状は表れませんが、がんが進行するにつれて重篤な症状を引き起こすのが特徴です。 肺がんの組織が次第に大きくなり、気管支を圧迫するようになると、空気を肺に送ることができなくなります。空気が取り込めないことで肺はつぶれた状態になり、呼吸困難をはじめ、咳や痰、胸の痛みなどの症状が見られるようになります。 また、肺がんが胸膜に転移して「胸膜炎」を起こした場合には、肺やその周囲に水が溜まって肺が押しつぶされ、呼吸困難や咳、胸や背中の痛みなどの症状が出現します。 肺がん末期には、転移を起こしたがん
健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。 リンの働きと1日の摂取量 公開日:2016年7月25日 21時39分 更新日:2023年11月17日 13時58分 リンとは リンは成人の体内に最大で800g含まれ、その約80%、リン酸カルシウム、リン酸マグネシウムとして、骨や歯の構成成分となっています。残りは、14%が筋肉などの軟組織や細胞膜に、1%が細胞外液に存在しています。 リンの吸収と働き1) リンはリン酸として十二指腸や回腸、大腸などで吸収され、そのほとんどが最終的に尿中に排泄されます。腸管での吸収はビタミンDによって促進され、カルシウム、マグネシウムによって抑制されます。また、消化管で吸収される一方で、消化管液としても分泌されるため、見かけの吸収率は成人で60~70%と見積
健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。 貧血予防に良い食事・食べ物・調理方法とは 公開日:2016年7月25日 02時00分 更新日:2022年11月 8日 11時08分 貧血予防に良い食事とは 貧血は色々な原因で起こりますが、最も多く見られるのが、赤血球中のヘモグロビン合成に必要な鉄が不足して起きる、鉄欠乏性貧血です。 鉄は体内での吸収が悪く、肉や魚など動物性食品に含まれるヘム鉄は15~25%、野菜、豆類、穀類など植物性食品に含まれる非ヘム鉄は2~5%と非常に吸収率が低いです。 鉄を多く含む食品や調理方法を工夫して積極的に補うことが大切です。 とくに若い女性の多くは、ダイエットによる偏った食事でエネルギー不足や栄養バランスの乱れ、タンパク質不足などから引き起こします。その他
NEATとはNon-Exercise-Activity Thermogenesisの略称で日本語では非運動性(活動)熱産生とも呼ばれています。 身体活動は運動と生活活動とに分けることができ、NEATは運動以外の身体活動で消費されるエネルギーのことをさします。 身体活動における運動 身体的活動における運動とは、健康のため、体力向上のため、ダイエットのためなど、目的をもって行われる活動のことで、速歩・ウォーキング・体操・ダンス・ジョギング・水泳・テニス・サッカーなどのことをさします。 身体活動における生活活動 身体的活動における生活活動とは、日常生活の中で行う運動以外の活動のことをさし、仕事や洗濯・掃除・料理・買い物・犬の散歩・ゴミ出しなどの家事、子供と遊ぶ・子供の世話、通勤や子供の送迎、買い物のための移動で行う歩行や階段昇降などです。 運動と非活動性熱産生(NEAT)の占める割合 人が1日に
健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。 筋膜リリースの効果と方法 公開日:2016年7月24日 02時00分 更新日:2024年5月13日 13時00分 筋膜とは 筋膜とは筋肉を包んでいる膜で、身体全体にはりめぐらされています。筋繊維や器官、神経などとも連結していて三次元的に全身を覆っており、第二の骨格1)とも呼ばれています。 筋膜は浅筋膜(せんきんまく)、深筋膜(しんきんまく)、筋外膜(きんがいまく)、筋周膜(きんしゅうまく)、筋内膜(きんないまく)2)と連続して層になっており、すべての筋組織はお互いに滑りあうように動きます。筋膜には筋肉を保護する作用、筋収縮時の滑りを助ける作用、血管や神経、リンパ管を支えて通過させる機能があります。 筋内膜以外の筋膜はコラーゲン繊維とエラ
健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。 ナイアシンの働きと1日の摂取量 公開日:2016年7月25日 21時48分 更新日:2023年8月17日 13時18分 ナイアシンとは1) ナイアシンは水溶性ビタミンB群の一つで、ニコチン酸とニコチンアミドの総称です。さらに、アミノ酸の一つであるトリプトファンから、体内で、ナイアシンが合成されるため、トリプトファン含有量も考慮してナイアシン当量で表します。トリプトファン60mgがナイアシン1mgに相当するので、ナイアシン当量(mgNE)は、以下の式で表します。 ナイアシン当量(mgNE)=ナイアシン(mg)+1/60 トリプトファン(mg) ナイアシンの吸収と働き1) 生鮮食品中では、ナイアシンは、主にピリジンヌクレオチド(NAD、NA
健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。 心臓病(心筋梗塞・狭心症など)の予防のための食事とは 公開日:2016年7月25日 12時00分 更新日:2019年8月 5日 16時13分 心臓病とは 心臓病にはさまざまなものがありますが、心筋梗塞や狭心症はその代表的な病気です。厚生労働省の人口動態統計によると心疾患は日本における死因の第2位(平成28年)を占めています1)。 これらは自覚症状がないまま進行し、ある日突然発作に襲われて死に至ることもあります。主な原因は動脈硬化をはじめ、内臓脂肪の蓄積による肥満によって高血圧や高血糖状態も関係します。 また、戦後大幅に増加した食の欧米化による脂肪の過剰摂取、運動不足、ストレスも原因です。 心臓病の原因 心臓病の原因は動脈硬化をはじめ、高
健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。 葉酸の働きと1日の摂取量 公開日:2016年7月25日 21時47分 更新日:2023年8月17日 13時22分 葉酸とは 葉酸はプテロイルモノグルタミン酸および、その派生物の総称です。水溶性ビタミンでビタミンB群に属します。植物の葉に多く含まれ、黄色結晶で光や熱に不安定な物質です。ビタミンB12とともに赤血球を作るので「造血のビタミン」といわれています。 葉酸の吸収と働き1) 食品中では、葉酸はほとんどがポリグルタミン酸型として存在しています。調理や消化の過程で、モノグルタミン酸型に変換されて小腸から吸収されます。細胞内では、再びポリグルタミン酸型となり、補酵素として機能します。 葉酸は、ビタミンB12とともに赤血球の生産を助けるビタ
健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。 マグネシウムの働きと1日の摂取量 公開日:2016年7月25日 21時40分 更新日:2023年8月17日 13時44分 マグネシウムとは マグネシウムとは生体内で約50~60%がリン酸塩や炭酸塩として骨に沈着しています。残りの約40%は筋肉や脳、神経に存在します。カリウムに次いで細胞内液に多く存在しますが、細胞外液には1%未満しか存在しません。生体内では、多くの酵素を活性化して生命維持に必要なさまざまな代謝に関与しています。 マグネシウムの吸収と働き1) 食品として摂取したマグネシウムの吸収は主に小腸で行われ、腎臓で排泄されます。腸管での吸収はビタミンDによって促進され、過剰のカルシウムやリンによって抑制されます。摂取量が不足すると、
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『公益財団法人 長寿科学振興財団』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く