文学部北欧学科の吉田欣吾准教授が『「言の葉」のフィンランド』(東海大学出版会)を刊行しました。共生社会フィンランドの「言語権」と「言語多様性」を論じたもので、日本でも近年、環境政策や福祉政策、教育政策などで注目を集めているフィンランドを理解する好適書です。吉田准教授は言語政策論、フィンランド語、フィンランド北部の先住民族言語であるサーミ語が専門。北欧社会における「共生」と「言語」について研究し、『フィンランド語のしくみ』などの著書も刊行しています。 【内容紹介(目次より)】 第1部 フィンランドのことば 第2部 言語の確立 第3部 言語と統合 第4部 言語と権利 第5部 言語と地域 第6部 言語政策の広がり 『「言の葉」のフィンランド』東海大学出版会・6,300円(税込)、A5判・529頁