正直に言うと、Netflixのドラマ版『パニッシャー』には期待していなかった。それは単純に、予告編を見ての感想だった。予告編の段階では、『パニッシャー』はその他のよくあるアクションドラマと同じように見えたからだ。男が銃で戦い、敵を倒して、爆発が起こる。何度、このようなシーンを見てきただろう。 主人公のパニッシャー=フランク・キャッスルのキャラクターは、『デアデビル』のシーズン2ですでに見た。この点に関して言えば期待していた。少なくともジョン・バーンサルは、フランク・キャッスルを演じるのに最適な人選に思えた。バーンサルはフランクが抱える怒りと悲しみを余さず体現していた。 たとえドラマ本編がつまらなくとも、バーンサルの演技だけで元は取れるだろう。そういう軽い気持ちで『パニッシャー』の視聴を始めた。 嬉しいことに、ドラマはこちらの予想をいい意味で裏切ってくれた。 第1話を観た感想 第1話の冒頭で