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2013年6月2日(日)、イザベル・ユぺ―ル主演、ホン・サンス監督最新作『3人のアンヌ』の公開記念企画として開催されている「ホン・サンス監督特集プラスワン」において、トークショーが行われた。『次の朝は他人』の上映後に音楽家・文筆家の菊地成孔さんと日本映画大学准教授の韓東賢(ハン・トンヒョン)さんが登壇し、『次の朝は他人』を中心に、ホン・サンス監督論や新作『3人のアンヌ』にまで、話がおよび会場を盛り上げた。 まず、はじめに菊地さんは上映が終了したばかりの『次の朝は他人』を「(ホン・サンス作品を)5〜6本しか見たことがないが、その経験のかでも圧倒的に美しい。画面構成も美しいし、出てくる女優さんもキレイだし、雪はとてつもない美しさで、キスもとてるもない美しさで、感動してしまう程の強さ」だと評し、韓さんとともに「完成度が高い」と口を揃える。 菊地さんは「ホン・サンス本人は大変やっかいな方らしいが」
Report ジャン=リュック・ゴダール監督最新作 『さらば、愛の言葉よ』公開記念 菊地成孔トークショー ~ジャン=リュック・ゴダールが3Dで描く最大の野心作~ 83歳にしてなおも映画を革新し続ける巨匠ジャン=リュック・ゴダールの初の3D長編『さらば、愛の言葉よ』が1月31日に公開された。第67回カンヌ国際映画祭審査員特別賞を受賞した本作は、観る者の期待に応えながらも予想を裏切る野心作。さまざまな反響を巻き起こしながら公開を迎えた2月3日、都内の代官山蔦屋にて公開記念トークショーが行われ、音楽家の菊地成孔さんが本作について語った。 『さらば、愛の言葉よ』ストーリー 人妻と独身の男。 ふたりは愛し合い、喧嘩し、一匹の犬が町と田舎を彷徨う。 言葉をめぐり季節は過ぎ去り、男と女は再び出逢う。 前夫が全てを台無しにし、第二のフィルムが始まる─── 一分も寝る隙のない作品で最初からやられまくり
Report 『自由が丘で』公開記念 ホン・サンス 監督作品上映+特別講義 「ホン・サンス映画はどのように生まれるのか?」 世界の名だたる監督の作品に出演し、いまや国際的な俳優としても活躍する加瀬亮。そして、つねに世界中の映画ファンから新作を待ち望まれている世界的な映画監督でもあるホン・サンス。ふたつの素晴らしい才能のコレボレーションによって生まれた『自由が丘で』が12月13日に公開された。翌14日にはその公開を記念して、東京藝術大学大学院映像研究科の主催による、ホン・サンス監督作品『教授とわたし、そして映画』の上映と監督へのインタビュー形式の特別講義が行われた。取材嫌いでも有名なホン・サンス監督は、今回の来日ではほとんどメディアによる取材を受けなかったため、今回の大変貴重な機会に会場には多くにファンがつめかけた。 加瀬亮さん × ホン・サンス監督による公開初日舞台挨拶の模様はこちら! 映
ってなワケで、“余談王”梶浦秀麿プレゼンツ、「闘う観客」的映画の観方、愉しみ方を勝手に提案!とかいう主旨らしきコラムのはじまりなのである。まずは『アイ・アム・サム』についての濃~い分析だ。 今年上半期の映画の中でも個人的に超スキなので、『アイ・アム・サム』の話をしたい。だけどこの映画、いわゆる映画評論家の人達にはエラく評判が悪い。好みは人それぞれだと思うんだけど、もうクソミソな言われ方をしてて、あんまりその言い分が酷いので、ちょっと反論したくなってしまった。 特に僕が日頃から愛読してるTVブロスの映画コーナーなんだけど、その12(6/8-21)号では酷評のオンパレードなのだ。「試写室に火をつけろ!」のミルクマン斉藤センセイは、主演のショーン・ペンの監督作『プレッジ』を褒めたついでに「“サム”みたいな醜い映画に出るくらいなら監督に専念すべきっ!」なんて言ってる。「醜い映画」……ってのはあんま
「ますます堂に入る“ヘンテコ”な味わい。嗚呼!コーエン兄弟よ、どこにいるのか?」 text by Hidemaro Kajiura いやぁ『オー・ブラザー!』サイコー! 30年代アメリカ南部を舞台とした珍道中ものなんだけど、いつもながらの「コーエンな感じ」をも堪能させつつ、実におおらかに朗々とドタバタな笑いを展開してくれる。音楽もいいし、とぼけたテンポも最高だ。ほのぼのした感動を呼ぶハッピーエンドな娯楽作なんだけど、よく考えると単純にいい気分になってていいのかちょい不安にもなる微かな苦味もあるってのが「らしく」ていいんだなぁ……。 さて、コーエン兄弟といえば「カリスマ的人気を誇る映像作家」とか「ウディ・アレンより手練れの超ヘンテコなコメディ感覚が持ち味の映画監督」とか「タランティーノとはひと味違う文化系のジャンル派」とか「インディーズ感覚をメジャー娯楽作に仕立てる天才肌兄弟」とか、どうもい
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えーと。とにかくすぐさま『ドニー・ダーコ』を観よう! 『ドニー・ダーコ』を観てない人は映画やSFや哲学について語る資格はないかもだぞ、くらいのことを言っておいて、今回は終わりにしたいんだけど……。つーか、どこが“いい”のかを細かく説明されても面白くないだろうし、どっちにしろネタバレになっちゃうのだ。メイン・モチーフもいわゆる「多感でセンシティヴな青春」ってヤツなので、語り間違うと、たぶん感じやすい繊細な心を持った熱狂的『ドニー・ダーコ』ファンあたりに顰蹙を買うかも……うーむ。こういう「私/僕だけがこの映画を本当に理解できる」的な仕掛けを内蔵した作品って、下手をすると電波入ったみたいな書きぶりした方が似合うかもしれんから厄介で、主人公の「電波入ってる」D・D君に寄り添いたくもなりつつ、それもなかなか危うい気分なのだ。だから今回は『タイムマシン』のネタバレな話などから、『ターミネーター』経由で
「メメント」とは、「記憶」を意味することばである。この映画の主人公は記憶障害によって、10分間しか記憶を保つことができない。そんな彼は何を信じて、どう行動すればよいのか?…記憶障害の感覚を、まるでRPG(ロールプレイングゲーム)の様に疑似体験できるこの作品、何度でもみたくなること必至です。斬新な映像にも注目! →「メメント」レビュー 「記憶を信じるべきか、あるいは、記録を信じるべきなのか」。10分しか自分の記憶を覚えていることができないこの映画の主人公は、ひたすら自分で書いたメモだけを信じ続けるしかない。……蜂賀亨さんによる、特集コラム。 →特集コラム
『さよなら、人類』 構想15年、精巧なるアートデレクションと研ぎ澄まされたシュールな世界観、ロイ・アンダーソン・ワールドここに極まる!
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