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やる気の出し方
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慶應義塾大学医学部解剖学教室内 船戸和弥 〒160-8582 東京都新宿区信濃町35番地 TEL 03-3353-1211(代表) Copy Right Imformation. (C) All rights reserved. 1999-2010 This page is maintained by K. Funato (Deptment of Anatomy, Keio University School of Medicine, Japan) .
私が慶應義塾大学医学部 解剖学教室に勤務するようになって21年が経過しました。このホームページは、医学生のために役に立ちたいという思いでつくりました。 リンクは大歓迎です。また、事前・事後に関わらず、特に連絡の必要はありません。 リンク対象のページはできればトップページ (http://web.sc.itc.keio.ac.jp/~funatoka/) を歓迎いたしますが、別ページに直接リンクしてくださっても結構です。 ただし、商用目的の利用は禁止します。 リンク集 慶應義塾大学ホームページ Keio.jp 北里記念医学図書館 信濃町ITC 慶應義塾大学医学部 信濃町キャンパス 慶應義塾大学病院 慶應義塾大学医学部解剖学教室 相磯研究室 仲嶋研究室 個人のサイト Jin Nakahara Homepage 川村光毅のホームページ 慶應義塾生活協同組合 その他 PubMed 文部科学省 厚
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内頭蓋底は頭蓋腔の床の上面のことで、頭蓋底内面で脳をのせる深い窩をなしている。この窩はさらに前方より後方にかけて、前頭蓋窩、中頭蓋窩、後頭蓋窩の三つの窩に分けられるが、前部へいくほど階段状に高くなっている。前頭蓋窩と中頭蓋窩との境界は蝶形骨小翼および前頭骨とによってなされる。前頭蓋窩は大脳の前頭葉を、中頭蓋窩は大脳の側頭葉を、後頭蓋窩は小脳半球延髄、橋をそれぞえいれる。後頭蓋窩の前中央部には蝶形骨鞍背後面より大後頭孔までつづく斜台がある。頭蓋底内面には蝶形骨小翼を除くほぼ全域にわたって、指圧痕、脳隆起、動脈孔、静脈溝などが認められるが、これらはそれぞれ大脳の脳回、脳溝、動脈、静脈に対応して形成されたものである。
緊張のしくみ、ピアノを弾くとき脳はどう働く? 川村光毅 緊張しているときの体って、一体どうなっているのだろう? また、ピアノを弾くとき、脳はどう働いているのだろう? そんな自分の体のこと、皆さんよくご存じでしょうか? おやおや、音大ピアノ科2年のP子が浮かない顔をしています。「アガリを克服するには、自分自身の体のこともよく知っておきたいでしょう?」1年先輩のF子はそう言いながら、仲良しの精神科医K氏のもとにP子を連れてきました。 〔註〕記事作成にあたっては、『脳と精神-生命の響き-』(2006年、慶應義塾大学出版会)を執筆した精神科医の川村光毅さんと彼の共同研究者(昼間)兼 飲み友達(夕方)にご協力いただきました。 緊張って一体何だろう? 音大生P子:先生、昨日の学校の実技試験、大失敗しちゃいました! 一生懸命練習したのに、緊張しちゃって。先生、緊張を減らす方法ってあるんですか? 先生:
視神経は眼球網膜の第8層である神経細胞層中にある多極神経細胞から出る神経線維が集まって出来る神経である。すなわち杆状体細胞および錐体状細胞よりの興奮は網膜の内顆粒層の双極細胞に伝わり、それがさらに神経細胞層の細胞に連絡し、この神経細胞の出す神経突起である線維はまず眼球の後極よりやや内下方の一ヶ所に集まって、視神経円板を作り、強大な神経幹となり、網膜の続きである視神経鞘に囲まれて後内側に向かう。眼球から約15〜20mm隔ったたところで、眼動脈の枝である網膜中心動脈およびこれに伴う静脈が外側から入り込み、その中軸を通って網膜に分布する。左右両側の視神経は眼窩後端の視神経管を通って頭蓋腔に入り、次第に相近づいて蝶形骨体上の視神経溝でほぼ半交叉をして視交叉を作り、そのつづきは視索と名が変わって間脳の外側膝状体および中脳の上丘などの第一次視覚中枢に達して、ここで終わる。 網膜が眼胚から発達するので経
緒言 000 総論 001 I. 解剖学の概念 001; 002; 003 II. 植物,動物および人間 004; 005 III. 形態上の要素について,すなわち細胞学 006 A. 慨説および形態学的なこと 006 ; 007 I. 細胞体 007; 008; 009; 010; 011; 012 II. 細胞核 012; 013; 014; 015 B. 細胞がしめす生命の特徴 015; 016; 017; 018; 019; 020; 021; 022; 023; 024; 025 C. 細胞の分化,組織および器官の形成 025; 026 IV. 組織学 027 1. 上皮組織 027; 028; 029; 030; 031; 032; 033; 034; 035 2. 結合および支持組織 035; 036; 037; 038; 039; 040; 041; 042; 043
トランスアミナーゼ(AST、ALT) 正常値 AST:10~35 IU/L、ALT: 5~40 IU/L 健康診断などでも広く測定されるAST : Aspartate aminotransferaseとALT : Alanine aminotransferaseはアミノ基の転移反応を触媒する酵素で、トランスアミナーゼと総称されます。これまでGOT、GPTという名称が広く使われていましたが、現在は国際的にAST、ALTに統一した名称となっています。トランスアミナーゼが存在する肝臓の細胞が壊れると、これらの酵素が細胞の外に出て血中に漏れ出します。このため血中のトランスアミナーゼの上昇を測定することで、肝臓の障害を推測することが出来ます。ALTは主に肝臓に存在しますが、ASTは肝臓の肝細胞のみならず心臓や筋肉の細胞、赤血球などにも広く存在します。そのためASTだけが高い場合、すぐに肝臓が悪いと考
嘉糠洋陸 帯広畜産大学原虫病研究センター 原虫進化生物学研究分野 教授 小学校の時の夏休み自由研究のテーマは「コーラで本当に骨がとけるのか?」。私が子供の頃はまことしやかに言われていた”コーラばっかり飲んでると骨が無くなっちゃうわよ!”という半ば迷信に聞こえる話題に挑戦したこの素晴らしい研究は、未だに私の研究人生における一里塚(マイルストーン)である。まず、友人三人と大量にサンマを買い込み、毎日焼いては食べ、焼いては食べの繰り返しにより、「骨」という重要なマテリアルを準備した。コーラの種類の選択については、当時はまだペプシ・コーラが一般的でなかったこともあり、最終的にコカ・コーラで落ちついたが、当時発売されたばかりのドクターペッパーをどう取り扱うかについて非常に熱の入った議論が展開されたことを覚えている。次に、溶かしにかかる材料として、前述のサンマの骨に加え、鉄として使い古した10円
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辺縁葉limbic lobeと辺縁系limbic systemについて 大脳辺縁系という用語の内容は、文献的に考察してみると年とともに拡げられルースになってきていることがわかる。歴史的にみると、前脳胞から発芽した突起(内に腔所を有する)から大脳半球が内側部と外側部と2つリング状に形成されるが、そのリングの中心は室間孔(Monoro孔)であるとMeynert(1872)がすでに記載している。さらにこの内側環部は帯状回、海馬形成、前梨状皮質から構成され、皮質域はこのinner ringに終焉すると述べている。その後1878年にBroca,P.が、Monro孔の周囲の脳の中心部分を縁どって(limbus)リング状にとりまいている 広義の嗅脳 1)だいたい古皮質とその皮質下部にあたるもの(狭義の嗅脳) 前部:嗅葉(嗅球、嗅索・嗅三角)梁下野(旁嗅領) 大脳辺縁系 後部:終板旁回(梁下回)・前有孔
扁桃体の構成と機能 川村光毅 I) はしがき: 哺乳動物の扁桃体(扁桃核はその組織学的名称)は終脳の半球胞の腹側壁が側脳室の内腔に隆起状に発達した神経節丘の一部から生じる。側頭葉の発達・形成とともに神経節丘の後腹側が前方に移動し、扁桃体は側脳室下角の前端の前上部に位置するようになる。ヒトの扁桃体は側頭葉前部の海馬旁回鈎のすぐ下方にみられる。海馬は終脳の蓋板につづく半球内側面の部分が翼板の肥厚によって形成される“原始”皮質の一部で、発生初期には脳梁の背側に位置している。やがて脳梁に同伴して背後方に発達し、さらに腹前方に進み歯状回となり、また側脳室内に突出して海馬足(固有の海馬、アンモン角)を形成する。扁桃体と海馬は位置的に近接しており、"関係が深い" とよく言われるが、発生の過程からみると互いに独立している(図1)。 大脳皮質との関係でいえば、海馬体とは嗅内野・海馬台(ヒトでいう海馬旁回)
弁証法 dialectics 最終更新日:2002年05月09日 船戸和弥のホームページへ 哲学事典(森 宏一編集、青木書店 1981増補版)(433-4)から引用 自然・社会、そして思考を含む、もっとも一般的な法則に関する科学であり、実践にとっての法則である。弁証法思想は自然発生的に哲学的思考の開始とともにあらわれている。エンゲルスは、古代ギリシア初期の唯物論哲学にそれが現れているのを指摘した。その代表的人物はヘラクレイストである。そこに見られるのは、すべての事物が変化のうちにあり、世界は一つの過程であるということであった。弁証法の語が用いられた初めには、それは問答における論議の術としてであったが、プラトンやアリストテレスは、この語の事物が含む対立という意味にも解していた。そののち新プラトン派の思想に神秘的なかたちではあるが、弁証法と解される所説がみられる。中世のスコラ学では、弁証法
臨床においては肝疾患の研究を主体として行い、研究分野においても臨床においても世界的な業績を築いてきた。 肝臓の構造とはたらき 肝機能検査 肝癌 B型慢性肝炎 C型慢性肝炎 急性肝炎 自己免疫性肝炎 肝硬変 原発性胆汁性肝硬変 原発性硬化性胆管炎 肝移植 劇症肝炎 アルコール性肝障害
1.江戸期以前の精神医療関連法規 桓武天皇の時代(759年)の編纂され、わが国に伝承される最古の医学書とされる最古の医学書とされる「藥經大素」には、牛黄その他の漢方薬の薬効の中に、精神症状に関する記載がある。すなわち、この時代すでに、精神の異常が薬物による治療の対象であるといった考えが中国からわが国に伝来していた。法令中にみられる精神障害者の処遇に関する記述も、古く奈良時代以前にさかのぼるという。山崎 佐は「江戸期前日本医事法制の研究」において、奈良時代以前から江戸時代に至る医療に関する法制を詳細に検討し、その中で、精神障害に関する記述にも着目し、それらの記述を原文のまま抜粋した。それによれば、702年に制定された大宝律令には、すでに、精神障害に関する記述がみられるという。大宝律令には、精神の重い障害のある者が犯した犯罪に対しては罪を減じ、その供述を証拠と認めないといった規定があった。この
情動の機構と歴史的考察(Mechanism of Emotion, a Historical Consideration) 川村光毅、小幡邦彦 Key words: second signal system, a triune brain, evolution/dissolution, hierarchy, psychosis 抄録 近代科学の確立以降の情動に関する考え方の流れを知り、異常心理学や精神医学との具体的、戦略的接点を見出すべくこのテーマを選んだ。その動機は、昨年9月に生理学研究所で行われた、"情動・記憶・意欲をいかにとらえるか"と題する研究会での討論に遡る。そのうち、記憶に関するものは本誌(19/12)特集号でも採り上げられているので、この号には、研究会での発表のうちで、主として、情動・意欲に関するものが掲載されている。神経科学および精神医学の多方面の分野から執筆されてい
橈骨手根関節をも含めて、手の手根骨、中手骨、指節骨の間にあるすべての関節を総称して手の関節という。ドイツ語で手関節というと、通常は橈骨手根関節と手根中央関節のことをさし、前者をproximales handgelenk、後者をdistales Handgelenkという。英語ではwrist jointというと橈骨手根関節のみを指す。手の関節には�@手根の関節(橈骨手根関節、手根間関節、手根中央関節、豆状骨関節)、�A中手の関節(手根中手関節、母指の手根中手関節、中手間関節)、�B指の関節(中手指節関節、手の指節間関節)が含まれる。 橈骨手根関節は手根関節の主な部分で橈骨下端の手根関節面と関節円板よりよりより関節窩と、近位列の手根骨すなわち舟状骨、月状骨、三角骨の近位面が作る関節頭によって生じた楕円関節。豆状骨および尺骨は関係しない。2軸性の運動を行い、手を尺側に背側にまげ(屈曲・伸展)、
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LibrettoL5をお使いの方で、「XPは重いな〜!」・「Win2Kがいいな〜!」と一瞬でも思い、 是非OSを入替えを試みたいと(無謀な)志を持つ同士に本ページが参考になればと思い、 小生の悪銭苦闘の4日間のまとめてみました。 1.購入 2002年末待望のボーナスがでた直後、女房を拝み倒して待望のLibrettoL5を購入。 Librettoの何がそんなにいいか? 一口にいうとDVDや映像に少しご興味のある方な ら即ご理解いただけると思うのですが、画面サイズが1280x600とスクリーンサイズを 装備。しかもCrusoe800の石を積んでいるので多少の圧縮映像には対応可能。etc www.kakaku.comで約2ケ月! Librettoの価格を見続け、当時「PC−Bomber」が最 安値と目を付け、11万を握り締めいざ出陣! 年末の土曜日、店に行くとやはり混雑してお
アルコール痴呆 英alcoholic dementia, 独alkoholische Demenz 慢性アルコール中毒者の痴呆。これに身体症状(瞳孔、言語)も加わって進行麻痺様に見えれば、アルコール偽進行麻痺alkoholische Pseudoparalyseという。 アルコール中毒 英alcoholic intoxication, 独Alkoholintoxikation, 仏intoxication alcoolique 急性・慢性の中毒があり、急性には単純酩酊acute alcoholic intoxication, einfacher Rausch, ivresse, ebriete, すなわち普通の酔いdrunkenness, Betrunkenheitと病的酩酊pathological intoxication, pathologischer Rausch, ivr
脳の構成と精神機能 ―認知と情動― 慶応義塾大学名誉教授 川村光毅 〈司会〉 ただいまより兵庫県精神病院協会・第20回精神医療研修会を開催いたします。(2002年6月15日、神戸ポートピアに於いて) まず、最初に、兵庫県精神病院協会会長・大植先生よりご挨拶をお願いいたします。 〈大植〉 失礼いたします。 本日は、週末何かとお差し支えのあるところを多数お越しいただきまして、誠にありがとうございます。 日ごろは兵精協の運営につきまして、何かといろいろご協力、ご理解、ご支援を賜りまして、厚くお礼を申し上げたいと思います。 きょうはこの研修会、回を数えることちょうど第20回になっておりまして、この記念すべき時に、実は兵庫県精神病院協会の学術を担当しておりました柳沢先生がずうっとやっておりましたけれども、ことしの春開業いたしまして、置き土産の形でこの講演会を段取りしていかれたわけですけれども、今
骨部、皮質、緻密質(緻密骨)、海綿骨(小柱骨)、軟骨部、膜部、骨膜、軟骨膜、軸骨格(軸性骨格)、付属肢骨格(付属性骨格)、長骨、短骨、扁平骨、不規則骨(不規則形骨)、含気骨、種子骨、骨幹、骨端、骨端軟骨、骨端板(成長板)、骨端線、骨幹端、骨突起(突起)、隆起、結節、粗面、隆起、突起、顆状(顆)、上顆、稜、線、切痕、窩、溝、関節面、髄腔、骨内膜、黄色髄骨、赤色髄骨、栄養孔、栄養管、骨化点中心(骨化点)、一次骨化点中心(一次骨化点、一次中心、一次)、二次骨化点中心(二次骨化点、二次中心、二次)
Ossa Pedis(足の骨、足骨)Bones of foot あしのほね、そくこつ [TA: A02.5.08.001] Feneis: 050 00 足の骨は足根骨・中足骨および足の趾骨とに大別できる。足の内側縁と外側縁との中点を結ぶ線で、足を前半部と後半部とに分けると、足根骨は後半部に、中足骨と趾骨とは前半部にある。
高橋琢哉 秦の始皇帝の末裔。ゲルマン魂をもったモンゴル人の国を作るため慶応大学医学部に入学。破竹の快進撃で無敗を誇ったが、財政難に陥り最後には潰走した。1995年追われるようにして卒業。すぐに残党を集めて建国し自らを始皇帝と称した。建国後は領地拡大のために渡米。自国の頭脳となる人材を獲得すべく1995年Yale大学大学院に入学した。Yale大学随一の切れ者Stephen M. Strittmatterを取り込むと急速に勢力を拡大し、「皇帝自身の論文以外を全て焼き払う」という「焚書」を断行した。しかし内外の激しい反発を招き、クーデターによる自国壊滅後は2000年の学位取得を最後に島流しになった。流刑地に向かう途中脱獄し瀕死の状態でCold Spring Harborに流れ着いたが、現住民族の王Roberto Malinowに拾われた。
A03.0.00.001 連結 A03.0.00.002 骨の連結 A03.0.00.003 不動結合、関節癒合 A03.0.00.004 線維性の連結 A03.0.00.005 靱帯結合 A03.0.00.006 釘植 A03.0.00.007 骨間膜 A03.0.00.008 縫合 A03.0.00.009 直線縫合 A03.0.00.010 鱗状縫合 A03.0.00.011 辺縁縫合 A03.0.00.012 鋸状縫合 A03.0.00.013 小歯状縫合 A03.0.00.014 夾合連結、夾結合、夾合 A03.0.00.015 軟骨性の連結 A03.0.00.016 軟骨結合 A03.0.00.017 線維軟骨結合、結合 A03.0.00.018 骨端軟
日本人とサイエンス 高橋 琢哉 さて、なにからいきましょうか?時代順にアメリカの大学院進学を考えるようになったきっかけからいきましょう。この構想は高校生のころからありました。なぜ大学からいかなかったのかという疑問もでてきます。個人的には私は小、中、高、大学と1つの国で終えてはじめて体系だった教育がなされると信じています。まあこの問題は本題からずれるのでまたの機会にふれましょう。 研究者になろうという決意がかたまった高校生の頃、まったく事実の根拠もなくただ漠然と考えていたのは「文化の違い」という極めて単純な問題でした。サイエンスはご存知の通り欧米のものです。その構造はすべて欧米流の考え方に基づいています。私は国としての歴史がはるかに古い日本の方がアメリカなどという若造の国よりも深遠な文化を持っていると信じています。ただ、問題なのは日本の深遠な文化の中に欧米流のサイエンスの基盤をなすものがは
脳・脊髄の横断面を詳しく観察するための切片標本 by Y. Hirata & K. Funato(ヒト脳:神経解剖学・組織学アトラス(2006年平田幸男著)(文光堂)発行により閉鎖しました)
動物体にある一連の堅固な構造物で、体を支持し、筋が付着して受動的な運動にあずかり、また軟部を囲んでこれを保護する。無脊椎動物の骨格は脊椎動物とは構造や性質が全く異なる。これに体の内部にある内骨格と体表にある外骨格があって、後者がしばしば発達する。現生の脊椎動物の主な骨格は体の内部にあるが、カメやアルマジロにみられる発達した角鱗とその下の骨板は外骨格といえる。原始的な化石魚類(カッチュウウオなど)では、歯の硬組織によく似た構造の皮甲が外骨格として発達していた。現生魚類各種の鱗はその遺残と考えられ(鮫の楯鱗とその歯は基本構造が同じでエナメル質もあり、ふつうの魚類の鱗は真皮中の骨板を表皮が被うものである)、爬虫類以上でも角鱗(角化した表皮)の下にしばしば骨板がある。これらの骨板はすべて真皮中に生じ、結合組織性に形成される膜性骨であって、皮骨と呼ばれる。これに対して脊椎動物でもともと体の内部にある
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