観測的宇宙論:参考書 本講義では特定の教科書は用いない。宇宙論に関する参考書は多数あるが、 非常にすぐれたものから、どれとは言わないがとてもひどいものまで多岐にわ たっている。宇宙論の性格上、オカルト的なものまで立派に出版されているの で、注意が必要である。以下では、参考になるすぐれた解説書や教科書をあげ ておく。 まず、日本語で読める入門的な解説書として 1. 宇宙創成はじめの三分間, S.ワインバーグ (小尾信彌 訳、ダイヤモンド社) 1976 2. 宇宙創造とダークマター, M.リオーダン、D.N.シュラム共著 (青木薫 訳、吉岡書店) 1994 がある。これらは本文中に数式は用いられていない。数式を用いてはいる が、解説書と専門書の中間に位置するものとして、 3. なっとくする宇宙論, 二間瀬敏史 (講談社) 1998 4. いまさら宇宙論?, 佐藤文隆 (丸善、パリティブックス)