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引き裂かれる人間 皆さん、こんにちは。内田樹です。本日のテーマは「思考と身体」ですが、思考と身体という二元論的な枠組みは、便宜的な二項対立であって、実は、思考も身体も人間という存在にとってはひとつのものです。養老孟司先生がよくおっしゃるように脳も臓器の一つですから、思考も身体なんです。 しかしこれをあえて、「思考と身体」「脳と身体」「精神と身体」というように二元論的に分けて考えるのは、人間が二項対立でしか物事を考えられないからです。本来は対立していないものを無理に二項対立せざるを得ないのは、人間にとっての自然な状態が、絶えず二項の間で引き裂かれ、揺れ動いている、落ち着きの悪い状態だからなんだろうと僕は思っています。何を言っているのかと思われるかもしれませんが、人間は二項間でうごめくのが自然であり、それが人間的であり、豊饒なものであるという結論にもっていくための“まくら”として聞いておいてく
○細胞に宿る死 私たちの体のなかでは毎日たくさんの細胞が死んでいます。私たちヒトの、大人の平均的な細胞数は約60兆個といわれ、そのなかのおよそ200分の1、3,000億~4,000億個の細胞が気づかないうちに毎日死を迎えています。これを質量にするとおよそ200グラム、嵩(かさ)にするとステーキ一枚分にもなります。しかし同時に、細胞は細胞分裂により新たに補給もされています。生涯を通して日ごとに死んでゆく細胞の数は変わりませんが、それを補う細胞の再生が加齢とともに少なくなります。高齢になると体が小さくなるのは全体の細胞数が減るためです。 例えば、赤血球の細胞は3ヵ月程で老化し酸素を運ぶ力が無くなり死んでゆきます。そして新たな赤血球がつくられます。肝臓の細胞も1年位で寿命を迎えます。新陳代謝と呼ばれる皮膚細胞の生まれ変わりの周期は28日、古い細胞は垢となって剥がれ落ち、新たなものに入れ替わります
十善戒は古くから仏教のなかで説かれてきた教えです。十善戒の「戒」とはインドの古い言葉でシーラといい「よい習慣を身につける」という意味です。「十善戒」はこの世を地獄にしないために人として実践すべき教えですが、それはまた、私たちの心を清め、仏さまの世界へ導く教えでもあります。 私たちは「十善戒絵解き図」に描かれる鬼のような行いをしてはいませんか…? そんな私たちの日々の生活を振り返る鏡−それが「十善戒絵解き図」です。 「十善戒」とは、私たちが悪いことに染まらず善いことを心がけるよう、仏さまが示された実践です。仏教の「戒」とは「よい習慣を身につける」という意味であり、十善戒を次のように解釈して日々心がけていきましょう。 十善戒 不殺生(ふせっしょう)・・・むやみに生き物を傷つけない 不偸盗(ふちゅうとう)・・・ものを盗まない 不邪婬(ふじゃいん)・・・・男女の道を乱さない 不妄語(ふ
「虚」「空」という字から何もない空間と捉えがちですが、仏教では何も妨げるものがなく、すべてが存在する場所を指します。仏さまを象徴する月も、眺めている私たちも、同じ虚空に存在しているのです。
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