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ビデオの画像サイズ フォーマットごとの画像サイズとグラフィックワーク上のポイント パソコンでノンリニアビデオ編集など映像を扱う場合、その画像サイズはいったいいくつにすればいいのか。様々なビデオフォーマットを取り扱った経験のある方だったら、DVフォーマットであれば「720×480」、SD-SDIフォーマットであれば「720×486」ということはご存知だと思う。しかし、複数のビデオフォーマットや、パソコンで作成した静止画像、あるいはデジカメで撮影した画像など、様々なデータを使用して映像制作を行うことが多い昨今では、気が付かないところで画像サイズが合っていないことによる画像劣化が引き起こされているケースもあるようだ。 使用するアプリケーションによっては、デフォルトで読み込んだデータを、出力するフォーマットに自動的にフィットさせてしまう設定になっている場合もあり、細かな設定を行わなくてもそれなり

近年、日常の中で私たちがアニメ作品を目にする機会が著しく増えてきている。これは地上波・BS・CS...といった放送枠の多角化と拡大にも後押しされているわけだが、このところキー局の深夜枠などでも連日非常にたくさんのアニメ作品がオンエアされているのが目立っている。近未来や戦争を題材としたシュールなものから美少女系、コミカル系とその幅は多岐に及んでいるが、まさにアニメを見て育った世代の大人たちをターゲットとした放送枠ということになるのではないだろうか。アニメが子供のモノとされていたかつての時代とは制作側の意識も視聴者側の意識も大きく変わっているようだ。 そんなアニメ業界の好期を反映するかのように、昨今ではなんと週に100本を超えるアニメのオンエアタイトルが制作されているというから驚きである。「一週間に100タイトル」というこの数字を聞いてもいまひとつピンとこないかもしれないが、30分のアニメ作

デザインであれ、映像であれ、物創りをするクリエイターのクリエイティブスタイルは十人十色で様々だが、イメージングができあがるまでに苦しむ時も、自然と完成形が見えてくる時もあるはずだ。どんなクリエイターでも、次から次に追われる日々の仕事の中で、時には発想につまり、まだ見えぬ何かを求めて街をさまよったりするものだ。 そんな中で、常に自己活性を意識しているクリエイターは、日頃の中で見つけた「心引かれるモノ」を、自分なりの「引き出し」につめ、アイデアに詰まってしまった時に、それを眺めながら、新たなイマジネーションを探ったりする。今回は、そんなクリエイターの創造力や発想力の原動力となっている引き出しの中の「ポートフォリオ」の部分にスポットを当ててみたいと思う。 気に入ったものをまとめたスクラップブックを作る 私のアイデアの探求は、10mmピッチのセクション紙にスケッチを描くことから始まる。過去に類

オフィスビルやスタジオなどの建物は、あらかじめさまざまなデジタル機器（電気・電子機器）を使うことを想定して屋内電気配線の設計及び施工がなされているものの、一般的なマンションなどでは、業務用の機器のように細かなレギュレーション（規定）を必要としない家電機器の使用しか想定されておらず、日常生活を送るのに必要最低限の条件しか満たされていない。そもそも、居住を目的としたマンションの部屋で、業務用のデジタル機器や放送機器の使用などが想定されていないのは当然のことだ。 しかし、近年、SOHOや自宅活動型のフリークリエイターの激増にともない、そんなマンション環境の中で、「電気容量」や「アース」などの基本的な部分さえもまったく意識せず、または解決策を見出せずに、家庭用の電源タップの数珠繋ぎと、おびただしいタコ足配線に埋もれながら、デジタル機器や放送機器を使用しているマンション系スタジオは、たくさんあるので

毎号、お届けしているこのビギナーズでは、映像制作に携わっていく中でこれから向かい合っていく可能性のあるさまざまな問題点や知っておきたいポイントを随時ピックアップし、その考え方や解決策などをわかりやすく解説しています。 今回は「デジタルデータの色深度（基礎編）」というテーマを取り上げてみました。 デジタルデータの色深度［基礎編］ 8bitカラーと10bitカラーの間にあるもの デジタルビデオの世界では「8bit」や「10bit」といった表現がよく登場しますが、そんな環境の違いが色の深度にどう影響しているのかを知っておくと、デジタルワールドがもっとよく見えてきます。 「STAGE-04：転送レート」で、データやディスクの容量の表現として使われている「MB：メガバイト」と、ディスクの転送スピードやネットワーク（インターネット）の転送レートとして使われている「Mbps：メガビット（パーセコン

海外への委託はなぜこれほど増えたのか 今のアニメ業界では、「動画」や「仕上げ」作業の多くが「韓国や中国」に出されており、一週間に100タイトルもの作品が制作されているという過密なスケジュールを支えるために、これらの国と日本との間では、毎日のようにスタジオを回って原稿をピックアップしてはハンドキャリーで届けるという国際バイク便のような輸送体制が構築されているという。この話を聞いた時には、以前テレビのニュースで見た、東南アジアの日本料理店に東京の築地市場から魚を買い付けては運ぶ「運び屋」の姿が思い浮かんだ。 この「アニメ便」は、韓国や中国を下請けに使っている主要プロダクションが合同で費用を出し合って運営されているとのことだが、海外委託の魅力は、なんといっても労働力の安さにつきる。大手メーカーがこれらの国に工場（生産力）を求めるのと同じ理由である。 大きな変革期の渦中にある中国の物価や生活水

この「プロダクションライブラリー」は、全国の「映像系プロダクション」、「撮影スタジオ」、「素材ライブラリー」などの環境やサービスを詳しく紹介するデータベースライブラリーです。 近年のめまぐるしい技術進化に伴い、映像制作の環境やビジネススタイルは刻々と変化しており、そんなスピーディな時代背景の中では、環境や技術を提供する側のビジネスも、それらを利用する側のビジネスも、休むことなく常に動いています。そんな中、情報発信は、24時間／365日タイムリーに行われることが求められています。 そこで、dof では、所在地や業種などのカテゴリーや、キーワードで、自在に全国のプロダクションやスタジオなどを検索できるデータベースを用意しました。 情報を発信する側となるプロダクションや撮影スタジオの皆さんには、常に最新の情報を発信していただくために、情報の公開や更新が皆さん自身によって自由に行なっていただけ

千と千尋の神隠し、イノセンス、アップルシード、スチームボーイ、ハウルの動く城...と、立て続けに公開されているアニメの話題作が日本だけにとどまらず世界を湧かしているというニュースは皆さんの耳にも届いていることと思う。世界の注目を集めている日本のアニメ作品の勢いは、ここにきてハリケーンのように世界を呑み込んでいっているようだ。 かつて、世界から見下された表現として使われていた感のある「ジャパニメーション」という称号は、今や世界が称賛しビジネスパートナーとして群がる位置にまで押し上げられ、日本アニメ業界を支える多くの監督やアニメーターたちの表現力に対する高い評価の証しのようになっている。苦しい製作状態の中からあのディズニーをも震撼させるところまで登りつめてきたアニメ業界のチャレンジャブルなアプローチには頭が下がるものがある。 そんな中、dof@webにもアニメ映像に関するリクエストが数多く寄