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フラクタル図形とは、その図形の一部として、図形全体と相似な形を含むような図形です。下の図はシェルピンスキーガスケットと呼ばれるフラクタル図形の一つです。 シェルピンスキーガスケットは、3角形を50%縮小したコピーを3つ作り、それを並べる作業を繰り返すことで作る事が出来ます。一般にこのような図形は中途半端な次元を持ち、このシェルピンスキーガスケットのフラクタル次元は約1.76です。 このようなフラクタルという概念は1980年代にベノワ・マンデルブロートにより確立されました。同時に、彼はフラクタル図形が奇妙な数学的概念ではなく、自然界に広く普遍的に存在するものであることを示しました。 下の図はシェルピンスキーガスケットと同じような手順で、コピーを4枚作って並べる作業を繰り返して作ることができます。シェルピンスキーガスケットでは、3枚同じ縮小コピーを作りましたが、下の図では、コピーの枚数が4枚で
フラクタル日除けについて 自然の樹木からヒントを得たクールな発明。木漏れ日のような柔らかい光を演出しつつ、 温度が上がらない不思議な空間を作り出します。 「フラクタル日よけ」は、自然の知恵を借用した全く新しい形の日よけです。 普通の日よけと違い、隙間だらけの不思議な構造をしています。 このスカスカの構造が、木陰のような涼しく爽やかな空間を創り出します。 自然の樹木は、長い時間をかけて、よりよい形を見つけ出しながら進化してきました。自然は気まぐれです。気まぐれな自然に対処するため、樹木は様々な知恵を持っています。一方、人類は高度な思考能力で科学技術を急速に進歩させました。しかし、我々はまだ彼ら(樹木)の知恵を完全に理解していません 気まぐれな自然に対処するためには、あまり複雑で精緻な方法は役に立ちません。想定外の変化が起こると全くお手上げになってしまうからです。自然と付き合うには、なるべく簡
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フラクタル日除けはシェルピンスキー四面体を基本にしている。この四面体はフラクタル次元が2であるところがミソであるが、私がそれを知ったのはある電話がきっかけであった。 2006年の6月頃、研究科長から電話があった。「面白いものがあるから見に来ないか?」ということだった。科長室に行ってみると、同僚の数学の立木先生が作ったシェルピンスキー四面体が置いてあった。その表面には時計台の写真がモザイク状に張ってあって、特定の方向から見ると1枚の写真として正常に見える。 研究科長 「このフラクタル、次元が2だから、こんなことができるんや」 私 「フラクタルの次元が2ってなんですか?フラクタルじゃないじゃないですか?」 研究科長 「次元が2じゃないと、面積がないから、写真が張れないやないか」 私 「そりゃそうかもしれないけど、変なフラクタルですねぇ」 それまで「フラクタル」というのは中途半端な次元を持つ
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