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画力アップ
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歩く人のストライド、ジョギングをする人のフォーム、ダンサーのボディライン、こちらを見る顔。簡潔で力強い作品の数々は、英国のアーティスト、ジュリアン・オピー(Julian Opie, 1958-)によるものだ。日本の大手IT企業であるGMOインターネットグループの東京と大阪のオフィスには、世界でも有数の規模を誇るオピー作品のコレクションが常に展示されている。2015年の秋には、休日にオフィスを一般公開する形で「オピー展」※1を開くという試みも行われた。同社の創業者であり、コレクションの持ち主でもある熊谷正寿氏※2が、アートを通して伝えたいことは何か。東京・渋谷にある同社の会議室フロア、その名も「GMOギャラリー」で話を聞いた。 | きっかけはアンディ・ウォーホルの《マリリン》 ―― 熊谷さんは、経営者であると同時に、現代アートのコレクターとしても知られています。アートに関心を持たれたきっかけ
レビューハイド・アンド・シーク執筆:大岩 雄典 公開:2019年10月23日 【レビュー】「かくれんぼ」。宮坂の展示空間ではこの言葉が思い浮かぶ。英語で「hide and seek」、「隠れては探す」遊びだ。画角・視野におさまると言うとき、つねにその範囲から逃れて「隠れる」存在の話をしてしまう——まさに、そうした存在を追うように、視界をそちらにふいに向けてしまうように。 レビューArtists in FAS 2018 入選アーティストによる成果発表展公開:2018年11月11日 【レビュー】触れる、造る、交わるFASアート2018年秋の収穫―晴れた秋の日、藤沢市のJR辻堂駅から徒歩5分の会場で行われている「Artists in FAS 2018 入選アーティストによる成果発表展」に寄る。 レビューモネ それからの100年公開:2018年08月24日 【レビュー】1918年にモネが《睡蓮》大
このたび、AI KOWADA GALLERYでは、丹羽の一年ぶりの個展、またここ数年間の海外での作品制作を経て、 再び東京で制作を行った新作による「時代の反対語が可能性」展を開催いたします。 ここ最近ではロシア、スイス、トルコ、フィンランド、ルーマニアなど世界各地で作品制作を行う丹羽は、 国際交流基金によるロシア、イスラエルの巡回展 「ダブル・ヴィジョン–日本現代美術 (Double Vision: Contemporary art from Japan)」展に、 1960年代からゼロ年代に活躍する日本人作家約30名のひとりとして、 また最年少作家として選ばれるなど活躍の場を世界に広げています。 丹羽は、「今ここにいる私(もしくは私達)」のあり方とそれを取り巻く社会構造へ疑問をもとに、 公共空間でのパフォーマンスやプロジェクトを行ってきました。丹羽はそれらを「パフォーマンス」ではなく 「社
現代アートのレビューポータルサイト。全国の現代アート展覧会情報、現代アートの業界ニュース、レビュー、作家インタビュー、全国の美術館・画廊データベース、ホットなアーティスト一覧。日本の現代アートの「今」を切り取る!
1996年、美術家中ザワヒデキは3Dソフト「デジタルネンド」を発明し、発売に先駆けて特許取得のための活動を開始した。特許は2001年までに日本と米国で査定登録され[fig. 1]、2005年に証券化、2007年に米国の会社に売却された※1。その発案取得から売却までの全記録が3331 Arts Chiyoda オープンと同時に『芸術特許』として書籍化・刊行され[fig. 2]、出版を記念した展示「『芸術特許』書籍刊行記念展」が開催された。 会場に足を踏み入れると、壁一面に貼り巡らされた校正用のプリントにまず目を奪われる[fig.3]。観客としてやってきた子どもたちが自発的に行ったことらしいが、740ページにわたる編集作業がいかに膨大であったかを思い知らされる。入口正面には『芸術特許』の見本が一冊置かれ、傍らに購入予約用のハガキが添えられている。向かって右側には年季の入った旧型のマックパソコン
アトリエ・ワン《ライフ・トンネル》 (「Psycho Building」展、ヘイワード・ギャラリー/ロンドン) 2008 年、写真:アトリエ・ワン © 2009 Atelier Bow-Wow Co. Ltd この「建築展」では新作インスタレーションが展示されます。参加するのは、世代もタイプも異なる7組の日本の建築家たちです。「建物」をつくるときとは異なる条件の中で彼らが頼るもの。それはきっと、建築家として鍛え上げてきた、論理(ロジック)と技術(テクニック) と感性(エステティック)のバランスがとれた思考方法となるでしょう。このバランス感覚に長けているからこそ、現在、日本の建築は世界的に注目されていると言えます。そして、もしそうしたところに「建築」の特徴があるのだとすれば、建築を考える際に重要なのは、「建築とはなにか」を問うことではなくて、どこにどのような形で建築が現われてきているかを捜す
昨年のプレ展に始まり今回第一回を迎えた「所沢ビエンナーレ美術展 引込線」の「企画概要」は展覧会が目指すものを簡潔に伝えているが、その中に「美術家のみならず、執筆者も同じ地平の表現者として参加願うこと」[註1]という一節があり、それが何を意味するのかとりわけ気になっていた。批評家が展覧会のキュレーターを務めることは珍しくないが、その後に続く文章を読むとそういう意味ではないらしい。「美術家はもとより批評家、美術館員、学者、思想家、他の美術を構成するすべての成員に、同じ地平で参加していただき「表現の現場」としての展覧会とともに、会期終了後には作品の記録と批評誌の機能を合わせ持つカタログを出版いたします」とあり、つまり批評家や美術館学芸員などの執筆者がカタログに文章を寄稿することがここでの「同じ地平での表現者として参加」することを意味しているようだ。それはキュレーターとしてとは別の形での「受け手」
カロンズネットは、英語・日本語完全バイリンガル、日本の現代アートのマガジン&プロファイルサイトです。国内の作品・作家・取扱いギャラリーのデータベースと、ニュースやレビュー、特集記事によるマガジン機能をタイアップ。現在販売中の作品情報も閲覧でき、ワールドワイドなプロモーションと販路拡大に幅広くご活用いただけます。現代アートは、私たちと同時代に進行しています。決して突発的なものではなく、長い芸術史に連なり、その最終ページを更新しているものなのです。 カロンズネットは、その現代アートに言葉による解釈を授け体系化させることで、今日の日本のアートシーンを歴史に変えていきます。 続きを読む...
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