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中東情勢
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亀田総合病院、呼吸器内科でも、昨年度(2014年度)よりネーザルハイフローを導入しました。当科では、特に間質性肺炎などのI型呼吸不全患者で用いることが多いです。 例えば、重症の間質性肺炎でリザーバーマスク8L-10L/minの酸素投与が必要な患者では食事摂取が困難でしたが、ネーザルハイフローを用いれば、高流量の高濃度酸素を経鼻で投与できるため、食事摂取が可能です。 以下は当院で使用しているNasal High Flow™ (Fisher & Paykel Healthcare. Inc.)に基づいた内容を書かせて頂きます。 *鼻カニュラはOptiflow™ (Fisher & Paykel Healthcare. Inc.)を使用。 概念 高流量(30-60L/分)で高濃度酸素投与が可能な鼻カニュラである。近年、本邦においても臨床で広く使われるようになった。 高流量だが加湿が十分になされて
すでにバロキサビル(商品名:ゾフルーザ)が、抗インフルエンザ薬の市場第1位になったようです。1回投与という簡便さが受けたのでしょうか? 先に結論を述べますが、当科では今シーズンはゾフルーザを使用する予定はありません。 産経新聞:インフル薬「ゾフルーザ」シェア1位に 負担軽く人気 ウイルスの排泄がday 2-3がタミフルより少ない状態となることが利点とされていますが、本当にそれによって感染性が落ちることは示されていません(飛沫予防策の期間は変わりません)。また、インフルエンザウイルスA/H3N2で、治療中に約10%が耐性化する可能性が指摘されており、その場合、ウイルス排泄はタミフル群より多いため、むしろそのような株が大勢を占めた場合、感染伝播拡大の危険性もあります。また、コストは、4789円(40mg)で、タミフルの2720円(5日分)の1.76倍です。タミフルのジェネリックはさらに安く13
タバコの煙には様々な「燃えかす」含まれます。 この「燃えかす」であるタバコの主流煙(喫煙者が吸い込む煙)は、95.5%がガス成分、3.52%は粒子成分(タール)、0.28%がニコチンとされています。ガス成分は約1,000種類、粒子成分は約4,300種類、合計約5,300種類の化学物質が含まれ、これらの化学物質の中には発がん性があると言われている物質も約70種類存在します。 タバコ製品に含まれるニコチンは、タバコへの依存性を高める物質です。喫煙により、急激にニコチン血中濃度が上昇することで依存が形成されます。個人差はありますが、麻薬に匹敵するほどの依存です。吸えば吸うほど依存性は高くなり、やがて自分の意思とは関係なく、ニコチン支配による喫煙が繰り返されます。喫煙後約5分で血液中のニコチン濃度は最大になります。その後約1~2時間で半分以下に減るため、ニコチン濃度を維持するには断続的に吸い続けな
耳の奥にある内耳と呼ばれる部分、詳しくは蝸牛(うずまき管)を構成するコルチ器と呼ばれる感覚器官には音を感じる細胞があります。コルチ器は代謝レベルが高く、多くの酸素を必要とするにも拘わらず供給される血管が少ないという特徴を持っています(注1)。コルチ器に直接供給される血液は基本的には必要最小限となっており、蝸牛内を流れるリンパ液(外リンパと内リンパ)へ酸素が拡散することにより音を感じる細胞の酸素化がなされています。急性感音性難聴(突発性難聴)では外リンパの酸素分圧が著明に低下していますので、コルチ器の細胞が修復不可能な状態となる前に酸素を供給する必要があります。 血流の乏しい組織への酸素供給にはヘモグロビン結合型酸素よりも、血液に溶解している酸素(溶解型酸素)の拡散による供給に頼らざるを得ませんが、酸素の圧較差と溶解量に依存することになります。血液中に溶解する酸素は、空気環境の動脈血では0.
椎間板ヘルニアのある方の喫煙率は、非喫煙者で椎間板ヘルニアのある方に比べ明らかに高く、"喫煙者は腰痛になりやすい"ことが、わかっています。 今回は、なぜ喫煙が腰を痛めることになるかのお話しです。 背骨の骨と骨の間には、クッションの役割をする「椎間板」があります。椎間板には血管がなく、椎間板の周囲の毛細血管から染み出た栄養分を、スポンジが水を吸い込むように吸収しています。 喫煙すると、タバコに含まれる「ニコチン」が、椎間板周囲の毛細血管を収縮させ、栄養が充分に行き渡らなくなり、椎間板を変性させます。 実験で、8週間ニコチンを与えたウサギは、血管の数が生理食塩水を与えていたウサギの1/2程度に減っていたそうです。 栄養の行き渡らない状態が続くと、椎間板の水分が奪われスカスカになり、クッション性が薄くなるため、骨同士がぶつかりとがって神経を圧迫します。また、椎間板が縮んでバランスが悪くなるため、
外来診療のご案内 亀田総合病院・亀田クリニックでの外来診療 亀田総合病院の外来は、救命救急センター、高気圧酸素治療外来(救命救急センター1階)、生殖医療科(ARTセンター)(G棟)、透析センター(G棟)、血液・腫瘍内科、腫瘍内科・がんゲノム診療科、腎移植科、がんサポート外来、臨床遺伝科、がん看護外来、放射線治療センター、婦人科‧乳腺科の一部の診療(C棟) その他の一般外来は同敷地内の亀田クリニックで行っております。 亀田クリニックでは、待ち時間を少なくするため「予約診療」を行っています。診療を受けられる方は、はじめての方でもまず“受診の予約”にご協力ください。予約は数名の方が同じ予約時刻枠となる「時間帯予約」です。また、診療の都合により予約時刻よりお待ちいただく場合があります。予めご了承ください。 受診当日は、健康保険証、老人医療受給者証、公費受給者証ほかを持参ください。 English
亀田グループは医療法人鉄蕉会、社会福祉法人太陽会、学校法人鉄蕉館を中心として、医療・福祉・ 介護・教育と広い分野でサービスを提供しています。
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