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自然界には、どうしてこのようなものが出来たのだろうと不思議に思うものがある。こんな自然界の不思議をホームページで紹介する 山の自然学シリーズ の3回目は「中央構造線」である。 私が最初に中央構造線を知ったのは宇宙開発の仕事をしていた1972年。その頃NASAが打ち上げた地球資源探査衛星ERTS(後にランドサット1と改名)で撮影した日本の写真に、中央構造線が見事に写っているのを、米国の技術者から教えてもらったことである。 その後すっかり忘れていたが、最近孫と一緒に「糸魚川-静岡構造線」とフォッサマグナ・ミュージアムを見学し、俄かに中央構造線への関心が蘇った。折しも、日本山岳会の「山の自然学研究会」主催の 「長野県大鹿村の中央構造線露頭研修」 を知り、参加させて頂いた。これはその報告である。 (2003年11月)
日本山岳会の中の研究会「山の自然学研究会」の一大テーマは、「山はなぜ高くなったか」である。それは日本列島の誕生に絡む。当然の結果として、中央構造線を観察しようということになる。 まず、長野県大鹿村の中央構造線露頭を訪ね、翌年愛知県と三重県を観察し、昨年は紀ノ川に沿った和歌山県を見学した。いよいよ今年は四国の番である。 我々の中央構造線探訪の旅は、必ずしも中央構造線に拘らない。中央構造線にかこつけて、地学的にあるいは文化的に面白いものは「何でも見てやろう!」という旅である。その意味では「四国は面白い!」 何しろわが国におけるプレートテクトニクス実証の地であるからだ。 (2006年10月)
足尾銅山は慶長15年(1610)に発見され、かつては日本一の銅産出量を誇った。 その歴史は、「鉱山近代化」の光と、「鉱毒問題」の陰に彩られている。 いうまでもなく古河市兵衛による足尾銅山の輝かしい歴史と、「公害の原点」ともいわれる田中正造の環境保護運動である。 我々は、「自然の仕組みを学ぶことから自然保護運動を始めよう」と考えてNPO活動をしている。 そのNPO「山の自然学クラブ」が、足尾銅山跡の植林状況を見学する会を専門家を招いて開催した。 小生は生憎参加できなかったので、後日妻と2人で出かけた。 ただし、小生は植林に関しては素人のため、どちらかというと、「植林状況見学」よりも「足尾鉱山跡見学」になってしまったが、興味深い旅であった。 (2004年11月)
夏は暑くて、冬は寒いのはあたりまえだけれど、考えてみるとふしぎだね。 これは太陽の運動と関係があるんだよ。 かんたんな説明だから、読んでみてね。 家のベランダか野原に行って、南の空を眺めてみよう。 太陽は朝、左の方(東)から昇り、お昼ころに真南を通過して、夕方、右の方(西)へ沈む。 これを絵にしたのが図1だよ。 太陽が運動する道は、冬と夏でちがうんだ。 君は、北緯35度、すなわち東京・大阪あたりに住んでいるとしよう。北海道や沖縄の場合は後で説明するよ。 お昼の太陽が1年中で一番低い日は毎年12月22日ころで、その日を冬至(とうじ)というんだが、このときは太陽の高さは32度にしかならないんだ。 太陽が一番高くなる日は6月22日ころで、その日を夏至(げし)というのだが、そのときは太陽の高さは78度にもなるんだ。 つぎに、太陽から地面に降りそそぐ太陽パワーを考えてみよう。 真昼に地面1m2が太陽
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