東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)に立候補する方針を固めた立憲民主党の蓮舫参院議員(56)をめぐっては、2011年4月と16年7月の都知事選でも名前が浮上。16年選挙では「蓮舫待望論」が広がったものの、「やりたいことは都政ではなく国政」と述べて見送った経緯がある。 16年の都知事選は、舛添要一氏(75)が「政治とカネ」問題で辞職したことに伴う選挙。蓮舫氏は当時、民進党の代表代行を務めており、同党や連合内で蓮舫氏への待望論が拡大した。その際は「いろいろな声をいただき本当に真剣に考えたが、私がやりたいことは都政ではなく、やはり国の政治にある」と述べ、立候補しないことを正式に表明。都知事選の3週間前に行われた参院選へ出馬し、3選した。 16年都知事選は結局、小池百合子氏(71)が名乗りを上げて初当選し、初の女性都知事に就任。蓮舫氏は野党統一候補として擁立されたジャーナリスト、鳥越俊太