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INDEX はじめに: 何故この講座を始めるか この100年間: 放射線作用研究の3段階 なぜ放射線は体をとおるのか: X線写真の原理 放射線はどのように生体に働くのか: 線量とは何か 100年前に何が起こったか: 不思議なX線 放射線作用の不思議: 小さいエネルギーで大きな障害を 生体に放射線の作用を左右するものはあるのか: 放射線の間接作用 何故皮膚は何ともないのにある日に急に毛が抜けるのか 細胞の生死はどうして決めるのか: コロニー形成法の発展 放射線で人が死ぬとはどういうことか: 骨髄死と腸死 放射線で突然変異が生じるとはどういうことか からだの細胞の突然変異は何を意味するか: 老化?がん化? 放射線でリンパ球に染色体異常が起こった、これは何を意味するか: 生物学的線量計 放射線でがんが出来ると言うが昔と今と出来方は違うのか: 傷害から障害を経てリスクへ 放射線ではどんなに微量でも
図 3は、1979 年から 1998 年までの高自然放射線地域と対照地域の男性、および女性の死亡率を、年齢をパラメータとしてプロットしたものです。 上段の a)には、全死亡率を、1,000 人に対する相対値として示します。同図から明らかなように、男女により差異はありますが、高自然放射線地域と対照地域での死亡率に有意な差はありません。下段の b)には、がんによる死亡率を、100,000 人に対する相対値として示しています。この場合にも男女による差異はありますが、高自然放射線地域と対照地域でのがんによる死亡率に有意な差は見られません。 私たちは、高自然放射線地域に住み人々の生涯線量を推定して、その単位線量あたりの過剰相対リスクを計算しました。その結果を簡単にまとめると、白血病、および固形がんともに生涯線量との相関はまったく認められないということです。 それではがん以外の場合にはどうでしょうか。
1. はじめに はるかな昔、ビッグバンという大爆発が起こって宇宙が誕生したと考えられています。誕生したばかりの宇宙には、やがて原子をかたち作る粒子が満ちあふれ、粒子同士の反応や原子の中心にあります。原子核の崩壊と合体が繰り返され、たくさんのエネルギーを持った「放射線」が放出されました。宇宙にはこのとき以来、無数の放射線が飛び交い、いまに続いています。 私たちの住む地球は、宇宙に漂う塵や小さい惑星が集まって火の玉となり、約46億年前に生まれたのです。その時、地球には、金や銀、銅や鉄などの貴重な元素(原子の種類)とか、ウランやトリウムなど放射線を出す元素(放射性元素)が集まったのでした。 やがて、地球は冷えて固まり、大雨が降って海となり、大気ができました。そして30数億年前、放射線の飛び交う中で生命が生まれました。「生命の起原」-すなわち私たちの遠い遠い祖先の誕生です。 そして、地中の放射性元
この法人は、体質及びこれに関連する遺伝、内分泌、血液、移植、微生物、放射線等に関する研究を行い、体質の改善に貢献することを目的として、研究調査、アイバンク、市民公開講座の開催、出版物の発行等の事業を行っています。 放射線はどんな微量でも人体に悪影響を与えるのでしょうか? 放射線の健康への影響については、従来、原爆被曝の例がその基礎にされていましたが、それが一回の急性照射であることから、日常的に放射線被曝を受けている人々に関する疫学調査が重視されるようになってきました。 本財団では、中国、インドなどの自然放射線の高い地域に何世代にもわたって住み続けている人々を対象に疫学調査を行なっています。 放射線に対して、人々はある時にはそれを受け入れ、ある時には拒否すると言うことがしばしば見られます。市民は放射線をどのように受け止めているのでしょうか? 放射線を中心に、原子力利用の効用とリスクを分析し、
図3は、1979年から1998年までの高自然放射線地域と対照地域の男性、および女性の死亡率を、年齢をパラメータとしてプロットしたものです。 上段のa)には、全死亡率を、1,000人に対する相対値として示します。同図から明らかなように、男女により差異はありますが、高自然放射線地域と対照地域での死亡率に有意な差はありません。下段のb)には、がんによる死亡率を、100,000人に対する相対値として示しています。この場合にも男女による差異はありますが、高自然放射線地域と対照地域でのがんによる死亡率に有意な差は見られません。 私たちは、高自然放射線地域に住み人々の生涯線量を推定して、その単位線量あたりの過剰相対リスクを計算しました。その結果を簡単にまとめると、白血病、および固形がんともに生涯線量との相関はまったく認められないということです。 それではがん以外の場合にはどうでしょうか。図4は、がん以外
1. はじめに 2. 世界の高自然放射線地域 2.1 中国・陽江の高自然放射線地域 2.2 インド・ケララの高自然放射線地域 2.3 イラン・ラムサールの高自然放射線地域 3. 高自然放射線地域における疫学研究 3.1 中国における疫学調査 3.2 インドにおける疫学研究 3.3 イラン:がん発症記録調査-資料の点検と確認- 4. 高自然放射線地域住民の染色体について 4.1 2動原体の解析結果 4.2 転座の解析結果 4.3 まとめ
(1993年国連科学委員会報告書等により作成) 地図上の赤い地域(ここは私達が訪ねたところです)を クリックすると各地域の詳細ページが表示されます。
21 中国・陽江の高自然放射線地域 調査地域とされた広東省陽江県は、広州から車で3~4時間のところにあります。図2に緑色で区分けした地域が高線量地域です。陽江県の隣に位置する恩平県で茶色の地域が比較のために選んだ普通の放射線レベルの地域です。中国・陽江の高自然放射線地域の自然放射線レベルは通常の3倍以上のレベル(2-5mSv/年)です。この地域には約7万人が生活していますが、その半数が10世代以上に渡って住み続けています。 環境放射線の測定にはNaI(Tl)シンチレーションサーベイメータ(Aloka TCS-166)を、個人被ばく線量測定には電子ポケット線量計(PDM101)および熱蛍光線量計(TLD,松下電器産業(株)、UD-200S)を用いて、それぞれ24時間および2~3ヶ月間携帯あるいは設置して測定を行いました。陽江地域においては、屋内線量率は屋外よりも約2倍高く、部屋の壁際が特に高
この地帯は長く伸びたブラジル大西洋岸に平行に走る山脈中の古期片麻岩(グネス岩)の長年の風化と分解によって、チタン鉄鋼ジルコナイト・モナザイトという溶けにくく硬い鉱物が自然に分離しました。そして細かい粒子にされた後、海に注ぐ多くの川によって下流に運ばれ、そこに成層して川や海に沈積し海から波とともに小さな砂石として浜に戻って来たといわれています。 詳細は次を見て下さい: 藤波直人、古賀妙子、森嶋弥重:ブラジル・ガラパリ周辺の空間線量予備調査 保健物理 第34巻3号、p253~p267, (1999.9) (写真をクリックすると大きな画像が表示されます) 黒い砂(これが放射能が高い)のビーチとして、リュウマチに効くということで沢山の人達が海水浴と治療にここを訪ね、ブラジルでも唯 一の観光地(リゾートタウン)として人口7万人の街に発展しています。 この写真の御夫妻に尋ねてみ ました。 「入ってどん
4. 高自然放射線地域住民の染色体について 中国の高自然放射線地域の染色体研究は1991年疫学調査の開始と同時に始められました。染色体調査の被験者については全て、TLD線量計で3ヶ月間またはポケット線量計で24時間、個人被ばく線量を測り採血時までの被ばく線量が算定されました。中国の高自然放射線地域は田舎で、人の移動がほとんどなく、また、あまり自動車が入ってこないので、大気汚染もほとんどありません。 染色体異常は安定型と不安定型の異常があり、2動原体と環状染色体などは不安定型染色体異常といわれており、放射線に特異的な異常です。転座は安定型染色体異常といわれ、放射線、活性酸素、大気汚染、タバコその他もろもろの変異原の影響が反映される異常です。放射線に特異的な指標で、二動原体と環状染色体を見ることによって本当に放射線がそこで高くなっているかどうかが確認出来、転座を見ることにより、全変異原の影響が
頭蓋内を除く殆どすべての部位の腫瘍に適用して好結果を得ています。しかし、部位、進展度などによって難易がありますので、次の施設にまず受診確認をされ、受診時にご相談ください。(各施設でそれぞれ受診方法が異なりますのでご確認ください。また、電話での医療相談は行なっておりません。) * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * ■ 症例: 肺癌とハイパーサーミア (あるメール交換の記録から 2001.4.17更新) ■ 国内・国外に設置中の施設一覧 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
New! 自動車交通事故のリスク50年(25) 各暦年における年齢層別人口10万あたりの歩行中の死者にたいする負傷者の比較 (武田篤彦)2007.4.1 INDEX 新しく始めるにあたって(菅原 努)2004.4.1 自動車交通事故死の24時間と30日(菅原 努)2004.5.1 火災事故のリスク50年(1)(武田篤彦)2004.6.1 火災事故のリスク50年(2)(武田篤彦)2004.7.1 火災事故のリスク50年(3)(武田篤彦)2004.8.1 火災事故のリスク50年(4) 車両火災の死者は恐ろしく多い! (武田篤彦)2004.9.1 火災事故のリスク50年(5) 冬季3ヶ月間のリスクが最も高い (武田篤彦)2004.10.1 火災事故のリスク50年(6) 歳月とともに変わる出火原因の傾向(1) (武田篤彦)2004.11.1 火災事故のリスク50年(7) 歳月とともに変わる出火原因
いろいろな事項についての10万人あたりの年間死亡数 (2005年版) 収集・編集:(財)体質研究会 武田篤彦 (2006.5.10)
目 次 改訂版 まえがき 1.どんな加温方法がよいか 2.温度測定はどこまで必要か 3.ハイパーサーミアは何故効くのか 4.どの位効くのか 5.治療を受けたい方に 6.がん治療におけるハイパーサーミアの役割 (2008.6.19更新) 難しい事は面倒と言う方もまえがきと4を読んでから5に入って下さい。 お問い合わせ先: [ トップページへ ]
1983年、ある村での小児白血病の多発が近くの原子力施設のせいではないかというテレビ番組から注目されるようになり、父親の放射線被曝が子供に影響するのでではないかというガードナー博士の新説を1990年に生んだが、最近の大規模な疫学研究で小児白血病多発の原因についての結論が得られそうである。私達の当時の検討をふまえ、この新しい研究について紹介する。 1983年:英国ヨークシャーテレビが、核施設従業員の職業被曝による健康影響のドクメンタリィを撮影にきていたが、たまたまセラフィールド核施設から南へ3kmのシースケール村の住民から、小児白血病などの稀な病気が多発していると聞き込んだ。これを「ウインズケール(セラフィールドの旧称):核の洗濯所」という題で、白血病多発を報じ、施設から放出した放射能汚染が原因ではないかと示唆して世の注目を集めた。 1984年:英国政府はダグラス・ブラック郷に依頼して、専門
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