テレ朝株主総会がとんだ紛糾劇となった。テレビ朝日ホールディングスの定時株主総会が27日、都内で開かれ、元文科次官の前川喜平氏がテレ朝役員や株主の面前で〝公開罵倒〟される場面があった。 前川氏はテレ朝HDの株主総会に一株主の立場としてだけでなく、株主提案者として姿を見せた。テレビ局が安倍政権からの圧力やジャニーズ問題などで信頼が低下している現状に危機感をおぼえた市民団体「テレビ輝け!市民ネットワーク」が結成され、前川氏は共同代表に就任。同団体は株主提案権を得る株式を取得し、前川氏を社外取締役への推薦を議案で提出していた。 放送番組審議会の機能不全が疑われる場合の第三者委員会設置の定款変更なども株主提案され、質疑応答で最初に質問に立った男性は「なぜ取締役会は前川氏の社外取締役への起用を拒否したのか?」と切り出した。 前川氏や同市民団体の趣旨に賛同する質問かとみられたが、男性は前川氏の経歴をほめ