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衆院選
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今回は、Linux開発環境で多用される開発支援ツールとして、分割コンパイルを支援するmakeと、互換性の維持を目的として導入されるAutotoolsetを紹介します。Linuxを用いた開発を中心に説明しますが、Linuxに限らず様々なプラットフォームでの開発に応用できる技術です。 ソフトウェアのビルド処理とライブラリの利用 まず基本的な概念として、プログラムを複数のソースコードから組み立てることを考えてみましょう。 ソースコードを複数のファイルに分割することによって、プログラムの見通しが良くなります。また複数の開発者が協力してプログラムを開発する場合には、ファイルを分割してそれぞれの担当を定めることにより責任範囲を明確にすることができます。これはC言語プログラムに限らず、全てのプログラム言語によるプログラムに当てはまります。 コンパイラ型のプログラムであれば、ファイルが分割されていれば、プ
本講義では、Webコンピューティングに関する様々なトピックを扱います。初日はWebコンピューティングの基礎として、WWWの歴史と仕組み、Webの表現技術としてのHTML、CSS、JavaScript等について解説し、実際にWebのコンテンツを作成する演習に取り組みます。 2日目は、Webアプリケーションを理解するために必要な知識を学びます。Webアプリケーションを記述する各種の言語を紹介し、さらにWebアプリケーションの基本的な構造や要素技術を学びます。また具体的なWebコンピューティングの事例を説明し、実際にCMSアプリケーションの構築を演習で学びます。 3日目は関連知識や最新の動向について学習します。Webアプリケーションと密接に関連するオープンソースソフトウェアの動向、リッチクライアント化するWebコンピューティングの潮流、Web 2.0と呼ばれる最新動向とその基礎を成すXMLの概論
OSSを利用したプログラム開発では、様々なツールを利用することができます。その多くは無償で提供されており、またツール自身もOSSとして公開されているケースが多く、OSSプログラム開発に効果的な手段を提供しています。 分析と設計で利用するツール プログラム開発は分析と設計から始まります。分析、設計で各種のツールを使いこなすことによって、この段階の生産性を向上させることが可能です。 開発の初期段階では、概念設計、機能設計、詳細設計、画面設計、データベース設計など各種の設計作業を行います。これらの作業を支援する設計ツールを利用することができれば、作業の速度は格段に向上するでしょう。また運用時やシステムの更新時にも、パフォーマンス・性能測定や、システムのボトルネック追及、バグ追跡、チューニング、機能追加の検討と実装、不具合やバグの修正、性能向上など様々な作業が発生します。この段階でも各種の支援ツー
現代の情報技術開発において基盤的位置付けを占めるまでに成長したオープンソースソフトウェア(OSS)に関する基礎的な要素技術と、その開発の仕組みを、具体的な演習を交えて学習する。本講義においてはOSS開発に欠かせない関連技術動向を学習し、最新技術をキャッチアップできるようになるためのスキルを身につける。 レッスン1:開発の流れとツール OSSに関する典型的な開発の流れと、開発で利用する各種ツールの概要について学ぶ 清水 浩行 (株式会社三菱総合研究所 情報技術研究センター) レッスン2:ソフトウェア開発環境の概要 OSSによる代表的なソフトウェア開発環境について学ぶ 清水 浩行 (株式会社三菱総合研究所 情報技術研究センター) レッスン3:ソフトウェア開発環境の概要 ソフトウェア開発環境について、より詳細にその内容を掘り下げる 清水 浩行 (株式会社三菱総合研究所 情報技術研究センター) レ
PMBOKとはプロジェクトマネジメントに関する知識体系です。PMIというアメリカにあるプロジェクトマネジメント関係の団体がまとめているもの です。現在はPMBOKに従ってプロジェクトマネジメントを実施することがデファクトスタンダードになっています。PMBOKの内容は4年に1回改訂が行 われており、2004年に大規模な改訂が、2008年末の第4版ではマイナーな改訂が行われました PMBOKの目的は2つあります。1つめはプロジェクトマネジメントに関する知識をまとめることによってプロジェクトマネジメントを効率的に実施す ることです。2つめの目的は、言葉の定義を統一し、分野や国の違いによるコミュニケーションミスを防ぐということです。 PMBOKの基本用語 PMBOKの基本用語について説明します。まず、そのプロジェクトにかかわっている利害関係者のことをプロジェクト・ステークホルダーと呼びます。 以下
1回目に、PMBOKは「立ち上げプロセス群」「計画プロセス群」「実行プロセス群」「終結プロセス群」というプロジェクトの流れによる4つのプロ セスと、それを監視する「監視コントロール・プロセス群」という5つのプロセス群があるということを説明しました。今回の内容であるWBSの部分は、「計 画プロセス群」の一部になります。 このプロセス群は9つの知識エリアに分かれていますが、WBSの作成は「計画プロセス群」の中のプロジェクト・スコープ・マネジメントの中の1つに なります。ですから、前回のスコープ計画、スコープ定義の続きとしてこのWBS作成があるということになります。 WBSとは WBSとはWork Breakdown Structureの略で、プロジェクト目標を達成して、個々の要素成果物を作成するためにやるべき仕事を細かくして定義したものです。WBSの特徴の1 つ目を補足すると、スコープとは、何
プロジェクト・リスクマネジメントの全体の構造は図のようなもので、今回やる計画フェーズのほかに、実際に実施しているときにはその計画に基づいて 監視をします。どんなリスクがいつ発生するかを監視して、実際に起こったらどうする、あるいは起こりそうになったらどうするということを、ここで監視する という構造になっています。 リスク・マネジメント計画 最初は「リスクマネジメント計画」です。リスクマネジメント計画は、プロジェクトで発生するリスクに対してどうやって対応するかという基本的な考え 方を計画します。具体的なリスクについてではなくて、リスクに対応するやり方を計画します。役割と責任の明確化、発生確率や影響度の定義をあらかじめ決め ておいて、実際のリスク計画に移ることになります。「リスクマネジメント計画書」がこのプロセスのアウトプットです。 「リスクマネジメント計画」のインプットでは、まず組織の話が出て
「プロジェクト管理実践特論」の第9回では、コスト見積もりについて説明します。ここでは、「プロジェクト・コスト・マネジメント」、「コスト見積り」、「予算化」の話をします。最後に例としてソフトウェア開発における見積もり手法の説明をしたいと思います。 コスト見積りについて考えてみましょう。これまでスケジュールやスコープの話をしてきましたが、コスト見積りというのは実は非常に大事で、コストが正確に見積もれないとさまざまな悪いことが起こります。まず、コストを少なく見積もってしまった場合には、そのプロジェクトを実際にやってみると赤字になってしまいます。逆に、コストを多く見積もってしまった場合には、他社の方が安く仕事ができるということになってしまいますので、今度は仕事がもらえなくなってしまいます。 「コスト見積り」のインプットには、「組織体の環境要因」があります。景気の状況もここに含まれます。「組織のプロ
現代のネットビジネスを支えるWebコンピューティングに関する基礎的な要素技術と、Webアプリケーションに関する動作の仕組みを、具体的な演習を交えて学習する。またAjax技術やWeb2.0といった最新の事例や、オープンソースソフトウェア、XMLといった最新Webコンピューティングに欠かせない関連技術動向を学習し、最新技術をキャッチアップできるようになるためのスキルを身につける。 レッスン1:WWWの歴史と仕組み WWWの歴史とWWWに必要な要素技術について学ぶ 飯尾 淳 (株式会社三菱総合研究所 情報技術研究センター) レッスン2:Webの表現技術(1) 内容の構成とデザインを表現するHTMLとCSSを学ぶ 清水 浩行 (株式会社三菱総合研究所 情報技術研究センター) レッスン3:Webの表現技術(2) 動きを実現するJavaScriptとWeb標準を学ぶ 清水 浩行 (株式会社三菱総合研究
プロジェクトを管理し成功裏に完了させるための活動の考え方を習得する。本科目では、プロジェクト管理の歴史と目的、ソフトウェア開発プロジェクト、プロジェクト管理に必要な活動、WBSの作成とリソース管理、見積りや品質管理など実際のオペレーションの項目について具体的な事例を交えて学習する。 レッスン1:ガイダンス プロジェクト管理実践特論で実施する講義および演習の概要について概要を学ぶ 西山 聡 (株式会社三菱総合研究所 情報技術研究センター) レッスン2:ソフトウェア開発プロセス ソフトウェア開発プロセスの概要と各種開発モデルの具体的な概念を学ぶ 西山 聡 (株式会社三菱総合研究所 情報技術研究センター) レッスン3:プロジェクト管理とソフトウェア開発 一般的なプロジェクト管理と、ソフトウェア開発に対するプロジェクト管理の適用について学ぶ 澤部 直太 (株式会社三菱総合研究所 情報技術研究センタ
Webアプリケーションとは何か、第1回のイントロダクションで紹介した定義を思い出してみましょう。インテルの用語集によれば、Webアプリケーションは「広義には、Webのしくみを利用し、イントラネット/インターネット上で提供されるアプリケーションサービス」と定義されています。 インターネット上には様々なWebアプリケーションが提供されています。企業間のオンライン取引や消費者向けオンラインショップ、ショッピングモールなどを含む電子商取引や、オンラインバンキング、オンライントレードといった金融サービス、掲示板やSNS(Social Networking Service)、CMS(Contents Management System)といった情報共有系、e-Learningなど、様々な種類のアプリケーションが存在します。これらの全てに共通する特徴は、クライアントとしてWebブラウザからアクセスすると
今回はプロジェクト立上げとスコープについて説明します。立ち上げプロセス群とは何か、プロジェクトマネジメント計画書としてどのようなものをつくるか、プロジェクト・スコープ・マネジメントでは何を行うかを少し詳細に説明します。 復習になりますが、PMBOKというのは、立ち上げプロセス群、計画プロセス群、実行プロセス群、終結プロセス群と監視コントロール・プロセス群という5つのプロセス群があります。まず最初の立ち上げプロセス群を説明します。 この図は立ち上げプロセス群を説明しています。このプロセス群では、計画プロセス群の前に、監視コントロール・プロセス群とやりとりをしながら進めていきます。目的は、プロジェクトまたはプロジェクト・フェーズを定義して、許可することです。また、初期段階ではプロジェクトの境界があいまいなため、作業プロセスの開始前に組織のビジネスニーズ、要求事項を文書化し、プロジェクトで何をや
第2回ではソフトウェア開発プロセスとSLCPについて詳しくみていきます。 ソフトウェア開発プロセス概要 ソフトウェア開発プロセスは、要件定義、設計、コーディング、テストといったプロセスについて、計画通りの期間・品質で実行することを目的としています。ソフトウェア開発プロセスは、1960年代後半頃からその概念が生まれ、1980年代に「ウォーターフォール」「スパイラル」といった代表的なものが考案されました。近年ではさらに新しい「アジャイル型」なども使われ始めています。 代表的なソフトウェア開発プロセス ここで、代表的なソフトウェア開発プロセスをいくつかみていきましょう。最初はウォーターフォールモデルです。図が示しているように、水が上から下に流れるようにプロセスが移っていきます。SLCP もこのウォーターフォールモデルに基づいています。 ウォーターフォールモデルを説明する際に、V字モデルとして図示
「プロジェクト管理実践特論」の第1回目ではガイダンスとして、この講義の全体像を示します。講義は今回を含めて15回の構成になっています。 本講義の内容は目次の通りです。はじめにこの講義の概要を説明し、その後この講義の中心となる「プロジェクト管理」と「ソフトウェア開発プロセス」とはどのようなものかを簡単に説明します。 本コースの概要 この講義は15回構成となっています。各回の内容は図に示した通りです。最初にソフトウェア開発プロセスとプロジェクト管理の関係について解説し、その後、主にPMBOKと呼ばれるプロジェクト管理の方法について詳しく説明します。 プロジェクト管理 プロジェクト管理の話に入る前に、まずは「プロジェクト」とは何かを考えてみましょう。プロジェクトの特性には大きく3つがあります。まずは「有期性」です。プロジェクトには必ず始まりと終わりがあります。次が「独自のプロダクト」です。工場で
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