はじめに この記事は、データハウスから発行された「危ない28号 1」に掲載されたものです。 怪放送をながそう 北のりゆき 復讐に防災スピーカーやテレビを使えば、巨大な成果をもぎとることができるでしょう。敵の悪口を大衆の皆さんに無差別に流しまくるのです。そんなことができるのかって? できるんですよ。実際やったヤツらもいます。 1985年6月23日夜9時45分ごろ、東京都杉並区に104基設置された防災行政無線スピーカーが突然鳴りだし、東京都議選に立候補を予定している現職区議会議員を攻撃する放送が流れだしました。25分間にも渡りボリュームいっぱいの音量で区内全域に響き渡ったため、多くの区民が街頭に飛び出すなど大騒ぎになりました。 怪放送の内容はというと、なかなか無茶なもので「杉並区の皆さん。人殺しを賛美する×××××(立候補予定者の実名)が、私たち区民をたぶらかして都議会議員に成り上がろうという