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アメリカ大統領選
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世界的に有名なファッションデザイナーのジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)は、今年76歳。自分の仕事を愛し、自らの名前を冠したブランドから今すぐ身を引く予定はない。現在、会社が向かっている方向にも満足しており、変化が必要とされる時が来ても、社のために働いてくれている人物の中から後継者を選ぶ、と彼は言い切る。 「すでに一緒に働いている誰かと会社を経営していきたいと思っている。たとえどんな変化や進化が必要とされても、このブランドは、未来を生きていけるんだよ」と、アルマーニ。「もしどこか他からデザイナーを起用すると仮定してみようか。例えばそれがガリアーノのような素晴らしい才能の持ち主であっても、そんなことをしてしまえば、もう、それはアルマーニではなくなってしまう」 近年メゾン内外でのデザイナー交代劇が頻発したモード界だが、アルマーニはそのような考え方のもと、彼の会社で働く人
「もう一度訪れたい」。旅の終わりにそう思える場所がある。そこにしかない風景、そこにしかない空気、そこにしかない何かが、そうさせるのだろう。宿もそうだ。そこにしかない風景、そこにしかない空気、もてなしの心――。旅の目的は数々あるが、結局、人はそこにしかない何かを求めて、居心地のよい我が家からわざわざ旅に出るのだろう。となれば、そこにしない何かに魅了された人は、ここにもう一度戻ってきたいと思うのだ。 北海道の中央、占冠村に位置するアルファリゾート・トマムも、「もう一度」と思わせてくれる旅の目的地。東京ドーム213個分にも及ぶ1,000haもの敷地を有する、日本最北の通年型複合リゾートだ。ここの魅力は、四季折々の表情を見せる壮大な自然。なかでも、様々な場所に出かけてきた旅人をも魅了するのが、何と言っても今年5年目を迎える“雲海テラス”だ。もともとは、山で働くスタッフたちだけが知っていた雲海の素晴
英国の伝統的なクラシックデザインのバランス感覚を独自の感性で表現するキャサリンハムネット。1980年代に反核などのメッセージTシャツで一世を風靡してから20年、今も社会に対する鋭いまなざしは健在だ。そんなキャサリンハムネットが、今年の新作メッセージTシャツ3種にユーザー個人のTwitterアカウントをプリントし、世界に1枚のオリジナルTシャツを作成するキャンペーンを7月28日(水)よりスタート。期間限定でオンライン販売する。 フロントのメッセージは「CHOOSE LIFE」、「PEACE」、「EDUCATION NOT MISSILES(ミサイルよりも教育を)」の3種。さらに購入者限定特典として、9月4日(土)~12日(日)の期間、本Tシャツを着用または購入時の商品タグを持参して全国のショップに行くと店頭商品が10%オフで買えるといううれしいサービスも。街を歩くだけでフォロワーが増えそう
奇想天外なファッション・センスの持ち主として知られるレディー・ガガ(Lady Gaga, 24)が、服を選ぶ時にウィスキーの力を借りていることを明かした。ステージ上だけでなくプライベートでも過激なファッションで人目を引くことが多い彼女は、下着姿でディナーに出かけたり、ニュージーランドでは8インチ(約20cm)もの高さのヒールで釣りにでかけたりもしていた。 過激なファッションがトレードマークになっているだけに、ありきたりの服を着てしまったらファンをがっかりさせてしまう、とガガは心配になるのだという。そんなガガがとった心配の解消法は、お酒を飲むことで、お酒を口にすると発想が大胆になることにも気がつき、どうやらスタイリストにも飲酒を勧めるようになっているらしい。 「タバコとウィスキーを準備して、たくさんの服を見ていくの」と、ガガは語っている。「とてもナチュラルだし、酔えば余計なことを考えなく
一昨日は軽井沢で一人、シグマー・ポルケを偲んで画集群を眺めつつ、ラリ・プナーの最新作のハマリがとても良かった。もちろん、クラフトワークも。心はドイツに放たれたまま、今日は初夏の東京は港区を抜け出し、別府温泉にいる。珍しく前乗りである。たいがい、地方遠征でDJするときは当日の午後あたりに現地入りして、現地のごちそうを食べすぎ飲みすぎでDJしたくならないことに気をつけて、仮眠をとってDJ。朝まで飲んで、白々しい朝日をカーテンでシャットアウトして少しだけ寝て、軽井沢までウトウト乗り継いで帰る。そんなルーティーンである。 前回初めてだった大分での車窓の風景で、軽井沢の木々とは全く違う、その丸みを帯びたモコモコ具合がフラクタルな亜熱帯ジャングルさながらの山々に魅了され、よし、次は絶対前乗りして温泉へ行き、色々食べたりしようと決めていた。 少しノートブックで楽曲制作をして、温泉後(湯質は草津、万座
米ファッションデザイナーのマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)は、次々と繰り出す自分の新しいコレクションが、以前発表したものに見劣りしないか、たびたび不安に駆られてしまうという。それだけでなく、自分が流行の最先端にいられなくなるのではないかということも心配に思っているらしい。今は、以前にくらべると幸せを感じることができ、成功を素直に受け入れられるようになってきたようだが、それでもまだ、いつかすべてに終わりがきてしまうのではないかと不安に感じる瞬間があるという。 「これまでと変わらず悩んでいるよ。精神カウンセラーのところに週に1回通っているし、相変わらず感情の起伏も激しいんだ。ショーの前日の夜になると、座りこんで『もしショーが失敗したら? もし人生がダメになってホームレスになってしまったら?』って考えこんでしまうこともある。小さなことを大げさに考えることにかけては誰にも負けないよ
アボリジニアートをご存知だろうか。5万年とも6万年ともいわれる長い年月の中で、オーストラリアの広大な大地を自由自在に移動しながら狩猟採集生活をしてきた先住民、アボリジニ。彼らの描く絵は、異なる文化背景を持つ人々をも魅了してきた。現在では、世界各国の主要な美術館には、アボリジニアートが第一級のファインアートとして所蔵、展示されている。日本でも、2008年に天才画家と称されたエミリー・ウングワレーの大規模な展覧会が大阪の国立国際美術館と東京の国立新美術館で開催され、多くの動員を記録して話題となったことは、記憶に新しい。 そんなアボリジニアートの素晴らしさを日本に紹介する展覧会が、6月19日から27日まで代々木上原のギャラリーで開催される。そこで、企画・運営を行っている日本初のアボリジニアートプロデューサーである内田真弓さんに、アボリジニとの出会い、彼らのアート、そして彼ら自身の魅力について伺っ
黒いジャケットとサングラスという独特のスタイルで知られ、シャネル、フェンディ、そしてシグネチャーブランドを手がける世界的デザイナー、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)。彼は、カラフルな色の洋服を着ると頭が混乱してしまい、デザインするのが難しくなってしまうので、いつも黒い服とサングラスをかけているのだという。 「ネイビーも好きだよ。でも黒の方がもっと定番でいい」と、ラガーフェルドは語った。「黒い服を着ると、何も考えなくて済むのさ。ネイビーだと、邪魔にならないけれど、それでも色を楽しんでいるという気分になるだろう?」 「ファッション業界にいて、いろんな色を使ってデザインしなければならないと、グリーンやピンク、それにとにかく派手な色は着ていられないんだ。結局、自分がサンプルみたいな気分になっちゃうからね」 黒い服を着ることで、背景に溶け込むことができるというラガーフェル
> ゼラチン・シルバープリント、1880~1910年頃 優れた写真家であり、19世紀末にヨーロッパで展開された「ピクトリアリズム」や「自然主義」の芸術運動を代表するひとりであるフェリックス・ティオリエ。今でこそ彼の作品はオルセー美術館にも所蔵されておりいるが、当時の彼は写真家たちと交流せず、展覧会にも出品せず、写真協会のメンバーにもならず、また存命中には写真を売ることがなかったため、長い間その存在は世間に知られていなかった。彼の写真を文化機関や美術館に初めて紹介したのは、そのすばらしさに魅了された子孫のひとりベルトラン・ジュリアン=ラフェリエール氏で、ティオリエの死後60年以上が過ぎた1980年代の初頭のことだったという。 > オートクローム、1880~1910年頃 5月22日(土)~7月25日(日)の期間、東京・世田谷美術館で開催される「フェリックス・ティオリエ写真展――いま蘇る19
90年代半ばから2000年代まで、ファッションとアート双方の分野でコンスタントに作品を発表してきたフセイン・チャラヤンの作品を俯瞰する展覧会が、東京都現代美術館で開催されている。 展示はシルクのドレスを数カ月間土に埋め、掘り起こしたというエピソードが有名なセントマーティンズ卒業制作の服から、最新の映像作品まで。これまで、90年代にはロンドン、2000年代はパリでファッションショーを行い、映像作品はトルコ、イスタンブールの現代アートギャラリーで定期的に発表。現在はパリで年に4回のファッションショーをこなし、ビジネスをハンドルする一方で、数々のアートプロジェクトも行うという稀有な立場にいる。 ファッション界のデビューは94年春、ロンドンのファッションウィークで。コンセプチュアルなファッション・デザイナーの仕事が、アートシーンからも脚光をあびた90年代に、航空力学や哲学、考古学、遺伝人類学、科
2010-11年 秋冬の広告モデルをWeb上で募集、オーディションする「It’s My Time」を実施中で話題のイタリア発グローバル・アパレルブランド、ベネトン(UNITED COLORS OF BENETTON)。インターネットとwebカメラへのアクセスのある若者たちが、地球上様々な場所から「自分を表現する」写真や動画などを、特設サイトにアップロード、20人のファイナリストをオンライン審査するこの公開コンペは、すでに24,000人の応募があり、たいへんな盛り上がりを見せている。 「It’s My Time」特設サイト そのベネトンが、2月23日から、日本国内の携帯電話向けのモバイル専用サイトを公開する。企業としてTwitterのインターフェースをモバイルサイトに丸ごと組み込むのは日本初の試み。iPhone以外の携帯電話でもスムーズにつぶやけるようになる。特長は、Twitter初心者に
フランス文化省が主催し、グランパレで開催されるMONUMENTA(モニュメンタ)も、年明けの大イベントとして板についてきた。毎年、第一線で活躍する現役アーティスト1名に、13,500平米の広大なグランパレガラス天井下の会場を開放し、展示会のための作品を依頼する。 今年は、フランスを代表するアーティストChristian Boltanski(クリスチャン・ボルタンスキー)の作品群を鑑賞することができる。展示会タイトルは、Personnes(人々)。音響効果とインスタレーションが合致して、いままでよりもセンセーショナルで密な体験を味わうことが可能になりそうだ。ボルタンスキーが芸術表現として得意とする、身体が体感する感覚的な部分と精神的要素、生と死、個人と集団の記憶といったメッセージを読み取ることができる。 会期は、2月21日まで。 ■MONUMENTA(モニュメンタ) (取材・文 Ka
1月21日(木)~2月14日(日)までの期間中、「ISSEY MIYAKE(men)」のソックスを購入すると、一見チョコレートと見間違えそうなバレンタイン仕様のスペシャルパッケージで包装してくれる。 通常は「ISSEY MIYAKE(men)」ショップでしか販売されていないソックスが、期間中は、「ISSEY MIYAKE(women)」「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE」「HaaT」「me ISSEY MIYAKE」などISSEY MIYAKE INC.が運営する各レディースブランドの路面店でも特別に取り扱われる。 実用性もあって、永遠に溶けてなくなることのない“everlasting”なチョコレート。ユーモア溢れるバレンタインギフトで大切な人の笑顔を引き出してみて! ■ISSEY MIYAKE 対象期間:2010年1月21日(木)~2月14日(日) 対象店舗
「雑多なジュエリーなら要らない」。欲しいのは、等身大の自分を表現する力を持った本物のジュエリー。単なる高級に見せるための装飾品ではなく、分身となり、自身を表現するもの。コスチュームジュエリーも楽しいけれど、最終的にはプレシャスを身につけたい。削ぎ落とし研ぎ澄ませたファッションとともに身につけるための本物、それがCONNIE×HERBPARIS(コニー×ハーブパリス)のジュエリーだ。 (写真上)存在感抜群のバングルは、8.5mmから10㎜のタヒチアンパールを贅沢に9連使い。ホワイトゴールドでコーティングされたボリューム感あるシルバー部分には、14.65カラットものマルチカラーのミックスサファイアがふんだんにあしらわれている。価格¥1,200,000(CONNIE×HERBPARIS) 香港で、45年にわたりハイジュエリーを作り続けてきたコニー・ンー(CONNIE Ng)。自らの宝石店を香港
驚きの価格でトレンドファッションが手に入る、ロサンゼルス発のファストファッションチェーン、フォーエバー21が、2010年初売り特別企画として、1袋あたり10,000円相当のアイテムを詰め合わせたFOREVER 21 ニューイヤーズバッグ(福袋)を2,100円で、2010年1月1日(金)の午前0時からフォーエバー21の公式サイトで、同日午前10時からフォーエバー21原宿店にて販売する。 FOREVER 21 ニューイヤーズバッグは、フォーエバー21として初めて実施する初売り福袋企画で、原宿店ではレディスバッグ3,100袋、メンズバッグ100袋、オンラインではレディスバッグ930袋をそれぞれ先着順に販売する予定。 レディスバッグには、カーディガン、タンクトップ、ベルト、パジャマセット、トートバッグ、FOREVER 21 特製ダイアリーなど計7~8点、メンズバッグにはジャケット、セーター、シ
エッジーなデザインで着心地の良いカシミアニットで知られるlucien pellat-finet (ルシアン ペラフィネ)が、パリ・サントノーレ店オープンに先駆け、大阪・心斎橋交差点に世界初となる4層のブティックを12月4日、オープンする。 路面店としては3店舗目となる心斎橋店は、日本が誇る世界的建築家、隈 研吾氏が手がけた斬新な建築。B1Fにはカフェがあり、3FのVIPルームにはブックセレクター幅 允孝氏が選んだ書籍が並んでいて購入も可能。上質で心地よく、楽しい気分に溢れた店内で、ルシアン ペラフィネの世界観をゆったりと楽しんで。オープンを記念した、心斎橋店限定・先行発売のアイテムもお見逃しなく。 写真左:心斎橋店限定発売アイテム。レオパードスワロスカルニット(¥273,000~315,000)、カモフラ柄スカーフ(¥57,750)、ニットキャップ(¥29,400)、ベースボールキャップ(
1945年、最古のオートクチュール・メゾンのひとつとして誕生したバルマン。クリスチャン・ディオールと並び、エレガンスの源流ともいえるこのメゾンの創設者は、ピエール・バルマン。質の良い素材、柔らかな曲線にこだわり、極めて正統派な女性美を表現し続けたデザイナーだ。シンプルでクラシカル、女性の美しさを最も上手く引き出すデザインを得意とし、エヴァ・ガードナー、ヴィヴィアン・リー、マレーネ・ディードリッヒ、ブリジッド・バルドーら、銀幕のアイコンたちに愛され、映画や舞台とも深く関わってきた。 1914年、フランスのサヴォワに生まれたピエール・バルマンは、紳士服の卸業を行う父、ブティック経営に携わる母方の親族に影響を受けて育ち、子供の頃から商品見本や端切れを使って遊んでいたという。パリ国立美術学校で建築を学ぶものの、幼い頃からの夢であるデザイナーになることを諦められずモード界への転向を決める。イギリス人
2012年は人類史上に於いて象徴的な年になる、ということを至る所で見聞きするようになった。マヤ文明のカレンダーが2012年で終わり、思考も物質も何もかもが3次元から5次元に移行、人類の意識が進化すると同時に新しい文明が始まるという、常識では信じがたいような話だが、余剰次元については物理学界でも諸説が提唱され、もはや無視できない話題となっている。 そんな中、若き気鋭ギャラリスト、八木沢俊樹が運営する新進アートギャラリー「ギャラリーカウンタック」が、2012と前面に銘打った5次元Tシャツなるものを発売した。 「最近、ますます混迷、閉塞をきわめる世界が、いままで地上を支配して来たルールの範囲内ではない、超自然的な力、あるいは宇宙的な采配によって、自ら克服されていく、というポジティブな世界観が気に入りました。具体的にいつ、何が起こるか、諸説あるようですが、なかなかワクワクする話です」と八木
本にまつわるユニークな活動を展開する本屋「ユトレヒト」は、イギリス・ロンドンを中心にアートマガジンを出版する「PAPER BACK」とともに、日本国内で初となるインディペンデントパブリッシャーによるアートブック “ZINE(ジン)” の大規模なフェア「ZINE'S MATE: TOKYO ART BOOK FAIR 2009」を7月10日(金)から3日間開催する。 ZINE(ジン)はアートブックの新しい形。チューリッヒのNieves、パリのLes presse du réel、N.Y. のTV Books、東京のUtrecht、シドニーのSpring Pressなどなど、今、アートブックを作るスモールプレスが世界中で台頭している。また、若手アーティストがドローイング、ペインティング、コラージュ、写真などを自費出版で発表する動きは一大現象となっている。これら世界同時発生のアートやブックカ
フェンディ、シャネルのデザイナーとしても活躍するカール・ラガーフェルドが、自身の2009春夏コレクションにて披露した、レペットとのコラボレーションしたサンダルを2009年4月9日より高島屋新宿店の「Repetto shop」にて全世界一斉販売する。 レペットといえば、ブリジット・バルドーが日常でも愛用していたりと多くのセレブが愛用しているフランスのエスプリがつまったシューズブランド。今回限定で発売されるカール・ラガーフェルドとコラボしたサンダルは、プラットフォームとフラットの2タイプ。いずれも、黒と白のエナメル素材でエレガントとスタイリッシュが同居したスタイルが魅力的だ。 プラットフォームサンダル 価格 ¥66,150(税込) 足首をドレッシーに演出するTutu skirtはオリジナル。足首に視線を集めることでより細くきれいに見せてくれる。 フラットサンダル 価格 ¥52,500(
ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク&ダーク・ヴァン・セーヌ 6+. Antwerp Fashion in the Flemish Parliament (Brussels) 25/01/07-23/06/07 Photo: Pat Verbruggen 世界的に注目を集め、多くのジャーナリストやバイヤーに高く評価されているアントワープ・ファッション。その歴史と背景を紐解く「6+ アントワープ・ファッション」展が、日本初の試みとして、4月11日より東京オペラシティアートギャラリーにて開催される。 アントワープ・ファッションには、ほぼすべてのデザイナーがベルギーのアントワープ王立芸術アカデミーで教育を受けている、という特徴がある。1988年、英国デザイナーショーに同校卒業生6人が出展し、大絶賛され、これをきっかけにアントワープはファッションの重要都市となった。この6人こそが
下町の達人、なぎら健壱さんは、食べ歩きの楽しみをこう語る。 「店の外装を見て、このすがれ方、傾き方いいんじゃないかって思って、入ってみたら居心地がいい。よーしよーし、やったぞ、俺の感性は間違ってなかった、みたいなのが、店を探す楽しみ。逆に形だけ見て入って、よくなかった店もありますよ。ホントに中もすがれてたっていう(笑)」 そんななぎらさんの近著『絶滅食堂で逢いましょう』は、愛すべき食堂探訪記。“絶滅食堂”とネーミングされた店々は、店内の雰囲気、メニュー、お父さんお母さんでやっている……などなど、様々な意味でノスタルジーを感じさせる。なぎらさん曰く「絶滅させたくないな、人の心に残しておかなきゃいけないな、というような店」。季節の生ジュースとくるみパンの店、向島の『カド』もそんな喫茶店のひとつだ。 (写真左)アロエ、蜂蜜、セロリやパセリが入った栄養満点「活性ジュース」 ¥600 「最
満天の星を、大切な人と仰ぎ見る。こんなにロマンティックなことはないだろう。光に溢れた都会では、空を見上げてもなかなか美しい夜空と出会うことはできない。それならば、こんなところへ出かけてみるのはいかがだろう。白金にあるプラネタリウムBARだ。 白金台の駅を出て、目黒通りを経由し外苑西通り、通称プラチナ通りへ入る。少し歩いていくと、屋上にドームのあるモダンなビルが見えてくる。期待に胸を膨らませつつ、最上階の5階でエレベーターを降りると、そこは暗闇の世界。夜の営業時間内、このバーには天候にかかわらず、いつでも500万個の星が降っているのだ。 「普通のバーではなく、ここにしかないコンセプトで、人を感動させられるような場を提供したい」と星好きのオーナー、白石洋介さんが思いついたのがプラネタリウムBARだった。「やるからには、日本にある多くのプラネタリウムよりは性能が良いものを」と、とことんこだわり、
interview & text Akira Kuroda/黒田 晶 1977年生まれ、小説家。イギリスUniversity of Brighton卒業。2000年、「YOU LOVE US (改題「メイド・イン・ジャパン」)で第37回文藝賞受賞。2003年、「世界がはじまる朝」で第16回三島由紀夫賞候補。 photo Kawakami Shu Remy/川上秋レミー 夜遊びシーンの先端を駆け抜けてきた“夜遊びの達人”、るりさんと令子さん。かつて伝説のクラブ「GOLD」で出会い、現在、おそらく世界で最も面白い遊び場である「ル バロン ド パリ」と「カスバ」をそれぞれオーガナイズする二人に聞く、夜遊びにおける魔法の瞬間の探し方。 「昔は夜よく遊びに行ったけど、仕事を始めてからは夜外出する機会って減ったよね。」 そんな声を友達から聞くようになって、ずいぶん経つ気がする。食事したり飲ん
生身の女性をモデルにすると調子が狂う ――お二人とも女性をモチーフとした作品を作られていますが、モデルはどうしていますか? 松蔭浩之(以下、松蔭):まず基本的に僕は写真で女性をモチーフにしているけど、会田君は絵だから全然違うよね。僕の場合はモデルありきで、女性の肉体そのものがないと作品が作れない。 会田誠(以下、会田):僕の場合、空想だけで女の子がうまく描ければそれに越したことはないんだけど、それは難しいから、資料としてモデルが必要だね。でもそれはコンビニで売ってるアイドルの水着写真で十分だったりして。どうしてもポーズが雑誌になければ、それはまぁ37歳の妻でよかったりもする。その場その場で臨機応変に可能なことをやっているかな。生身の女性をモデルにすると調子が狂うことがむしろ多くて。 松蔭:(笑)気持ちに乱れが出るってこと? 会田:なんだろうねぇ、僕の女の子の絵は恥ずかしくてこっそり描く
ほんの十数年前までは、コンテンポラリ・アートというと少々敷居が高く、どこか難解そうなイメージがつきまとっていたものだが、ここ最近、そんなマイナーなアートもぐっと身近な存在に変わってきた。音楽やファッションと肩を並べるポップ・カルチャー! とまではいかないものの、見る人に未知の刺激を注入するアートの面白さは格別なもの。この秋は「横浜トリエンナーレ2008」のような大型展なども多いので、普段とは違うアート探索を楽しむ絶好のチャンスだ。 さて、一概に現代アートと言っても、そのシーンは多様そのもの。たとえば絵画やドローイングといった平面が目立ったり、映像に力を入れるアーティストが増えたりと流行りの傾向は見られるものの、かつてのように大きなムーブメントで特定のスタイル一色になることはまずない。むしろ、先達の編み出した表現方法を器用にサンプリングし、作品のコンセプトやその時その場によって自在に使い分け
世界には名だたる名器があふれるが、なかでもフランスのストウブ社製の鉄鍋は「いつか手に入れたいものリスト」の上位にあげられるはずだ。憧れの理由は、厚みのある鋳鉄鍋は熱を均等に伝え、素材の風味や栄養素を逃さず、素材の旨みを最大限に引き出すこと。その、質実剛健な姿からは、無骨だけど頼りになるヤツという雰囲気が醸し出されている。そんな男らしさみなぎるストウブの鍋は、1974年にフランスが誇る巨匠・3ツ星シェフであるポール・ボキューズ氏との共同開発で誕生した由緒正しきお坊ちゃま。以降、ジョエル・ロブション氏、アラン・パサール氏、ギィ・サヴォア氏をはじめとする名だたるシェフたちに愛され続けている。 (写真上)生産量が少なく、東京でお目にかかることはほとんどない熊本の銘柄豚を使用。その名の通り、山間を走って育てられた豚はほどよい歯ごたえとさっぱりした脂身が特長。バラ肉、もも肉、肩ロースの3種をちりめんキ
2008年6月1日、“ムッシュ”イヴ・サンローランがこの世を去った。大統領をはじめ、モード界、映画界、アート界の著名人が別れを惜しむ様子からは、彼が才能あるデザイナーであるという以上に、人々から敬われ、慕われていたことが伺える。その死が世界に与えた衝撃は大きいが、彼が遺した大いなる遺産は今も、世界屈指のブランド、イヴ・サンローランの中に息づいている。 ブランドの起源は1936年8月1日に遡る。当時のフランス領であるアルジェリアのオランで、後に“モードの帝王”“ココ・シャネルの後継者”“最後のクチュリエ”と敬意を持って呼ばれることになる『イヴ・サンローラン』が誕生したのだ。パリへ移った17歳のとき、国際羊毛事務局主催のコンクールで最優秀賞を受賞したのを機に、クリスチャン・ディオールに才能を見い出される。57年にディオールが亡くなると、21歳の若さで主任デザイナーに就任。翌年の初コレクションで
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