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オラショとグレゴリオ聖歌とわたくし 皆川達夫 生月島のオラショ(隠れキリシタンの祈り)にわたくしが最初に出会ったのは、もうニ十五年も前になるだろうか。一九七五年(昭和五十年)の五月のことである。 その頃わたくしは長崎市のアマチュア合唱団を指導するため、この地に滞在していた。ルネサンス音楽による演奏会を企画したこの合唱団が、わたくしに指揮を依頼してきたのが発端である。ほぼ一週間ぐらいの長崎滞在の合間に、合唱団のリーダー格のメンバーが「県下の離れ小島に隠れキリシタンの面白い歌がありますから、聞きにゆきましょう」と誘ってくれた。 率直に言ってその頃のわたくしには、隠れキリシタンの知識や関心はほとんどなかった。かって遠藤周作氏の『切支丹の里』によって隠れキリシタンの存在を知ってはいたものの、何やらおどろおどろしいイメージを抱いてしまって、余所事のように思い込んでいたのである。せっかくの申し入れにも
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