表紙へもどる 業績一覧へもどる ・「ハロルド・ガーフィンケルのテキストにおける「受肉」のモチーフ」『教育・社会・文化』no.7,pp.1-23.京都大学大学院教育学研究科教育社会学研究室(2000/7/30) ハロルド・ガーフィンケルのテキストにおける「受肉」のモチーフ The motif of "incarnation" in the work of Harold Garfinkel 石飛和彦 0:はじめに デパートのウインドウの中に女性が立っているのを見かける。次の瞬間、それがマネキン人形であることに気付く - 「エスノメソドロジー」誕生まもない時期に書いた論文「降格儀式を成功させるための諸条件」の中で、ガーフィンケルはこのような印象的な例を用いている(Garfinkel(1956),p.421.)。それはさしあたりそれだけの例にすぎない。しかし、この例の奇妙に無気味な印象を、心に留め