大手パチスロ機メーカー「ユニバーサルエンターテインメント」の創業者が、日本よりも大幅に税率が低い香港の資産管理会社の所得をめぐり、東京国税局からおよそ50億円の申告漏れを指摘されていたことが、関係者への取材で分かりました。国税当局は日本の富裕層が税率の低い国や地域に資産を移す動きに対し、対策を強化しています。 申告漏れを指摘されたのは東証スタンダード上場の大手パチスロ機メーカー「ユニバーサルエンターテインメント」の創業者の岡田和生元会長(81)です。 関係者によりますと、岡田元会長は、日本よりも大幅に税率が低い香港に会社を設立し、親族と株を持ち合っておよそ1000億円にのぼる個人資産を管理していました。 香港の資産管理会社は、「ユニバーサルエンターテインメント」の株の配当や、利息によって、多額の所得がありましたが、東京国税局は、この会社には事業の実態がなく、会社の所得の一部は、岡田元会長個