僕自身40代に入っており、周りの人間も1年に1つずつ歳をとっているので、「老い」が身近な話題となってきました。 僕の周辺にはオタクが多いため、「オタクとしての老い」について考えるきっかけが多くあり、最近はそれについて考えていることが多いです。 「オタクとして老いる」ということがどういうことかというと、僕の感覚では「変わることがなくなる」ということではないかと思います。新しい作品を見たとしても、その体験によって自分が変わることが全然なくなってくることが老いているということです(逆に言えば「オタクとして若い」というのは、実年齢に関わらず色んなものを見てはそれに影響を受けて、どんどん変わっていく状態を意味するように思います)。 老いの要因となる行動は2つあると考えています。1つ目は「作品を見る上で量を追うことができなくなること」そして、2つ目は「見た作品を咀嚼して自身に反映することをしなくなり、