四国電力・伊方原発で、使用済みMOX燃料の取り出しが1月13日に行われた。国内の商用原発でMOX燃料の取り出しを行うのは今回が初めて(毎日新聞、愛媛新聞、東京新聞)。 今回取り出された燃料は157本で、うち16本がMOX燃料。MOX燃料はプルトニウムとウランを混ぜた酸化物を使った燃料で、再利用が検討されているものの現時点ではその技術が確立されていないことから、取り出された燃料は原子炉建屋内のプールに十数年間保管されることしか決まっていない。 燃料の取り出し後は、うち37本を入れ替えて再装填し使用する。なお、交換時には「制御棒一帯が一緒につり上がるようなトラブル」も発生したが、これによる放射能漏れなどはないという。