[ワシントン 29日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は29日まで開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、量的緩和第3弾(QE3)の終了を決定した。 労働市場をめぐる判断を強めるとともに、景気回復への自信を表明。最近の金融市場の振れや欧州経済の低迷、さえない物価見通しは概ね重視しない姿勢を示した。 FOMC声明では労働市場について「全般的に、種々の労働市場指標は労働資源の活用不足が徐々に解消している(gradually diminishing)ことを表している」とし、これまで用いてきた「著しい(significant)」資源活用不足との表現が改められた。 FOMCの決定を受け、米国株は下げ幅を拡大。10年国債利回りは3週間ぶりの水準に上昇した。金利先物が織り込む2015年9月の利上げ確率は50%超となっている。 ウェルズ・ファーゴ・ファンズ・マネジメントの首席ポートフ