自民党本部に離党届を提出し、来夏の参院福岡選挙区(改選数2)に無所属で出馬する意向を示した吉村剛太郎氏(70)。30日、福岡市で開いた会見では、公認決定過程への不満にとどまらず、党県連への“恨み節”を展開しながら、自らの行動に理解を求めた。 吉村氏は「小泉政権ごろから考え方、理念的にも私と距離感があるかなあと思っていた」と話し、県連に対しては「衆院選惨敗の責任を幹部が誰も取っていない。県連は全部県議。本当にこれでいいのかと思っている人はかなりいる。表に出てこないだけ」と批判した。また県連が大家敏志県議を党本部に公認申請した経緯にも「現職優先なんて言わないが、公開で議論する必要があった。若ければいいというわけではない」と不満を連ねた。 参院選が保守分裂選挙になる可能性については「僕は良識ある保守層に訴えていく。保守本流の政治を再構築したい。(自民党と)足の引っ張り合いにはならない」と違いを強
民主党第4区総支部は27日、津島恭一支部長と山内崇、三上隆雄両県議の3人が来夏の参院選候補者について協議し、現時点で4区からの推薦候補はいないことを確認した。 3人は弘前市内の津島事務所で会談。党員やサポーターを対象にした意見の聞き取り結果を踏まえながら、参院選候補について協議した。 終了後の取材に対し津島支部長は、党員らから候補者に山内県議の名前が挙がったことを明らかにしたが、「(山内氏に)意思確認をした結果、参院選には手を挙げないという意思を明確に示した」と説明。 具体的に挙がった名前はほかになく「現時点で4区から推薦する参院選候補者はいないという結果になった」と説明した。 山内氏は取材に対し「期待の声があることは大変ありがたい。今後、しかるべき時期に志を問う機会があればと考えている」と述べた。
政治 候補者擁立で協議 県政野党、来夏の参院沖縄選挙区2009年12月27日 社民党県連、共産党県委、民主党県連、社大党、政党そうぞう、国民新党県連の県政野党6党は26日、那覇市内で会合を開き、来年夏の参院選沖縄選挙区の対応について、6者による初めての会合を開いた。 今後、候補者擁立の協議を進めるが、参院選の選挙協力の枠組みという前提ではなく、政党間での意見交換の場と位置付けた。候補者の条件を無所属とすることについて、共産、そうぞう、国民新が持ち帰って検討することとなった。 沖縄選挙区は、現職・島尻安伊子氏(44)が自民公認で2期目に挑む。対抗馬の選考に向けて、前回参院選で選挙協力を結んだ社民、民主、社大の3党が基軸となり、「反自公」で結束してきた野党3党にも協議参加を呼び掛けた。 候補者の条件について各党が一致すれば、具体的な人選や基本政策の策定作業を本格化させる考え。一方で、参
民主党の横峯良郎参院議員(49)(比例)が来年1月から党宮崎県連の所属となることが分かった。26日の県連幹事会で報告された。 横峯議員は宮崎市を活動の拠点としている女子プロゴルファー・横峯さくらさんの父で、同党沖縄県連に所属。宮崎県連へ移ることを希望しており、党本部が認めたという。
芸能・文化 ハイビスカス、家康に献上 1609年 薩摩藩「琉球得た謝礼」2009年12月24日 江戸時代の複数の資料から確認できるハイビスカス。美しい色彩が並ぶ(牧野洋二氏提供) 江戸時代の植物学者が描いた絵と同じと推定され、今も今帰仁村で咲いているハイビスカス(牧野洋二氏提供) 400年前の1609年は薩摩が琉球に侵攻した年だが、同年12月26日、薩摩藩主の島津家久が駿府に使者を送り「琉球國ヲ賜ル謝礼トシテ」(「家忠日記増補」)ハイビスカスを含む琉球の品々を献上したことで、初めて日本にハイビスカスが伝わった年でもある。家康はその後も琉球の珍しい花木を薩摩に求めており、新たな支配領域となった琉球の異国性を植生から感じていたものと思われる。 NPO法人沖縄有用植物研究会理事の牧野洋二さんは「400年前の琉球にすでにハイビスカスがあったことが分かると同時に、当時の日本の人々にとっていかに美
予備選で山辺氏に圧勝 来年夏の参院選富山選挙区(改選数1)の候補者を決める自民党県連の予備選が20日、開票され、前参院議員の野上浩太郎氏(42)=富山市=が、県議の山辺美嗣氏(57)=南砺市=を大差で破った。県連は同日の総務会で野上氏の擁立を決定し、21日にも党本部へ公認申請する。週内にも公認が正式に決まる。 投票権を持つ党員・党友は3万5934人で、投票者数は1万8780人に上り、投票率は52・26%と目標の50%を上回った。野上氏は1万4835票、山辺氏は3884票を獲得した。無効は61票だった。 野上氏は「厳しい戦いになるが、今の政権は日本の針路を示せない状況にある。地方から国を立て直す政治を、富山から始めたい」と決意を述べた。敗れた山辺氏は、「やぐらの一つになり、勝利に向かってがんばることをお誓い申し上げる」と、協力する姿勢を強調した。 初めての予備選について長勢甚遠県連会
衆院選と知事選の惨敗を受け、自民党茨城県連の山口武平会長(88)が引責辞任する意向であることが4日、分かった。7日開催の議員懇談会で表明する。後継には長谷川大紋会長代行らの名前が浮上しているが、県連内では早くも「誰が(後任に)なっても県連は割れる」と“ポスト山口”の統制力に不安の声が上がっている。(豊田真由美) 両選挙の責任をめぐっては、長谷川会長代行と桜井富夫総務会長が辞任届を提出。海野透幹事長も、山口会長に続いて辞任する考えを示しており、7日の懇談会では、県連執行部を刷新する方向で協議される見通しだ。 山口会長は4日、産経新聞の取材に対し、「今からおれが辞めたら今度はこうするとかああするとか、そんなことまで干渉しない」と述べ、県連の新体制発足には一定の距離を置く姿勢をみせた。 また、「話をして合意の元でやれば、トラブルは起きない」とも述べ、合意のうえで新体制の確立を進めることが重要との
民主党の石川知裕衆院議員(36)=道11区=が政治団体収支報告書に虚偽記載をしていた可能性が出ている問題で、石川議員の公設第2秘書が私設秘書だった2008年11月〜今年2月の4カ月間、その給与を札幌市内の不動産会社が負担していた疑いがあることが分かった。同社が支払ったのは総額約90万円になるという。 企業側の秘書給与支払いは政治家への寄付行為に当たるが、石川議員が代表を務める民主党第11区総支部などの08年分の政治団体収支報告書には該当する記載がなく、政治資金規正法違反に抵触する可能性がある。 石川議員の元秘書や複数の関係者によると、公設第2秘書は07年後半から札幌の介護事業会社社員として帯広で勤務する一方、同議員の地元事務所に出入り。08年9月末に退社後、私設秘書となり、09年8月の総選挙後は公設秘書に就任した。 公設第2秘書が私設秘書に転じて以降の給与については石川議員の別の元私設秘書
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が、職員の懲戒処分などを協議する市長の諮問機関「市賞罰審査委員会」の委員(4人)を9日付で全員解任したことが分かった。委員は従来、市幹部で構成していたが、市長は規程を改定。市長による民間からの任命も可能にしたほか、委員会の招集権者も委員長から市長に改めた。市関係者は「懲戒処分をよりスムーズに行うのが狙いでは」と指摘している。 市長が掲示させた人件費総額の張り紙をはがした元係長(45)の問題では、賞罰委が前例などから「文書戒告相当」と判断。市長はこれを覆し、懲戒免職処分を命じた。当時の賞罰委は、本来委員長となる副市長が不在だったため、総務課長が委員長代行。他の委員は課長3人だった。 竹原市長は「職員の賞罰に関する規程」の一部を改定。委員構成を「委員長及び委員は、民間及び職員の中から市長が任命する者」とした。委員会の招集権者は委員長だったが、改定により「市長」とし
鹿児島県阿久根市議会は18日の最終本会議で、ブログに障害者への差別的記述をした竹原信一市長に対する「謝罪要求決議」を賛成11、反対4で可決した。また、一般質問への答弁で侮辱的な答弁があったとして、市長問責決議など二つの決議案も賛成多数で可決した。反市長派市議は、市長への対決姿勢を強めている。 謝罪要求決議は、問題の記述を「障害を持つ方々と家族に計り知れない精神的苦痛をもたらしている」と批判。「市民と国民に対しての謝罪と責任を明らかにすること」を要求した。この問題では、県議会も17日、市長の「非難決議」を全会一致で可決した。 また、問責決議は、14日の一般質問で女性議員が涙ながらに障害者への謝罪を求めたことについて、市長が翌日「あれはうそ泣きとのメールが来た」と答弁したことを問題視。「女性議員への侮辱発言であり、責任を厳しく問う」とした。 さらに、張り紙をはがして懲戒免職処分された元係長の復
「昭一の弔い合戦を」 中川義雄参院議員(71)の後援会「十勝なかよし会」(矢野征男会長)の役員会が12日午前、帯広市内のとかち館で開かれた。中川氏は「(元財務・金融相で甥の)中川昭一が負けた弔い合戦をしたい、させていただきたい」と述べ、来夏の参院選出馬に強い意欲を示した。 同会は中川氏の十勝連合後援会。各地区の役員ら約30人が出席した。 中川氏はあいさつで昭一氏の落選と死去を惜しみながら、「今度の参院選は私の選挙と同時に弔い合戦にしたい」と強調。「昭一、(元農水相で兄の)一郎がどういう思いで北海道のためにやってきたのか、伝えるのは私の大事な役割。だからこそ今度の選挙に出たい。後援会の方々のご協力をお願いしたい」と訴えた。 戸別所得補償制度など、民主党政権の農政や経済政策を批判。「参院選に自民党が勝つことが、ある種の反省を促す」と語った。 来年7月の参院選道選挙区(改選定数2)をめ
熊本県五木村議会(定数10)は11日、全員協議会を開き、村議の働きぶりに応じて議員報酬を増減させる「成果主義」の導入を検討することを申し合わせた。村は川辺川ダム計画により中心部の水没を前提に生活再建策を描いてきたが、前原誠司国土交通相の中止表明で、再建策の行方は不透明になった。提案者の照山哲栄村議は「議員自ら身を削って村再建に取り組む姿勢を見せ、国や県へ村の危機感を発信したい」と述べた。 村議会の議員報酬は月額21万3千円。照山氏によると、これを一律支給する「基本給」(60%)と働きぶりで増減する「成果給」(40%)に分ける。評価項目は一般質問や委員会審議での村政への貢献度、マニフェスト(公約)の実現度、議場外での活動など。議員代表と村執行部、外部有識者らによる評価委員会が査定するという。 協議後、報道陣から「選挙で有権者から審判を受ける議員を、他の議員が査定するのは矛盾ではないか」と
参院選熊本選挙区 木村、松村両氏 公募に名乗りへ 自民県連 2009年12月6日 00:38 カテゴリー:九州 > 熊本 来年夏の参院選熊本選挙区(改選数1)で、自民党現職の木村仁氏(75)=同選挙区=と、同党現職の松村祥史氏(45)=比例代表=は5日、同党県連が実施中の候補者公募に名乗り出る意向を明らかにした。知名度や組織力がある両現職が選考の軸となりそうだ。 両氏は熊本市であった県幹部と国会議員の意見交換会に出席。報道陣の取材に対し、木村氏は「私には実績、経験、知見がある。(公募の中で)そういうことを訴えたい」と強調。松村氏は「出馬したい。後援会などに今、相談をしている」と選挙区にくら替えする考えを述べた。 同党県連の公募期間は10日まで。書類と面接審査で数人に絞り込み、来年1月に党員・党友による予備選で同選挙区の候補者を決める方針。=2009/12/06付 西日本新聞朝刊=
西之表市の馬毛島が米軍空母艦載機離着陸訓練施設の候補地に挙がっている問題で、同島のほぼ全域を所有する馬毛島開発の立石勲社長(74)が17日、市議会宇宙開発等馬毛島対策特別委員会で「夜間離着陸訓練(NLP)の誘致を行っている」と明らかにした。公の場での誘致表明は初めて。 立石社長は2日、誘致を急ぐために馬毛島を同市から分立させ、独立した自治体とする「市町村の廃置分合及び境界変更の申請書」を市議会に提出、同特別委での発言を求めていた。 17日は、馬毛島に石油備蓄基地誘致を計画した1974年以来の経過を説明。数年前、米航空貨物会社の誘致に失敗した後、米軍厚木基地(神奈川県)の空母艦載機が硫黄島(東京都)などで行っているNLPの施設誘致を始め、「最近ようやく候補地に浮上してきた」と話した。 また、中種子町議会が9月定例会で旧種子島空港跡地に自衛隊を誘致する陳情を採択したことに絡み、「自衛隊は
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