子どもの頃、よく歌ったキャンディーズの『春一番』に こんな一節があります。 ーーーーーー 泣いてばかりいたって幸せは来ないから 重いコートぬいで出かけませんか もうすぐ春ですね 恋をしてみませんか ーーーーーー 「重いコートぬいで出かけませんか」 この部分が気に入っています。 特に春は、人事異動や転職など変化の時期です。 変化のときを迎えている人には 「今までのコートをぬいで、次に進もうとしているのだな。がんばって!」 とエールを送りたくなります。 季節に関係なく、そして、コートでもなく、 心に付けていた固い鎧(よろい)を外して、進もうとする人もいます。 そんな人にもエールを送りたくなります。 私たちは、寒さから身を守るためにコートを着るように、 いろんなことから身を守るために自分を覆います。 必要なときに身に付ければよいはずが、常に着込んで着込んで、 いつのまにかだんだんと動きにくくなっ