朝霞市博物館(埼玉県朝霞市岡2)で、市内の二つの古墳群に焦点を当てた企画展「根岸古墳群と内間木(うちまぎ)古墳群~朝霞の古墳時代~」が開かれている。同市が所蔵する主に古墳時代後期(6世紀)の埴輪(はにわ)や鉄剣、鉄刀、装飾品などの出土遺物を一堂に展示するほか、同市内の古墳と時代が近い東松山市や鴻巣市の埴輪も展示。共通点などを知ることができる。入館無料。5月6日まで。(中里宏) 根岸古墳群は市内を東西に流れる黒目川の南側の台地にあり、県南部の前方後円墳で唯一、墳丘が残っている「柊塚(ひいらぎづか)古墳」(6世紀前期、長さ約66メートル、後円部高さ約7メートル)が知られている。
