考古学の魅力を分かりやすく紹介した企画展「考古学ってなに?」が10日、横浜市歴史博物館(都筑区中川中央)で始まった。市内で発掘された土器や土偶を中心に、炭化したおにぎりやふんの化石などが並び、楽しみながら縄文から古墳時代の人々の暮らしを学ぶことができる。 展示は縄文、弥生、古墳などの時代ごとに、住まいや道具の特徴を紹介。煮物用、蒸し物用に使われたさまざまな土器や、トイレの遺構の写真、ふんの化石などが並んでいる。 また、横浜市金沢区内にある称名寺貝塚から見つかった貝殻や魚、獣の骨のほか、火事で焼けた古墳時代の住居跡から出土した炭化したおにぎりを展示。かつての食文化をうかがい知ることもできる。 企画展は5月23日までで、観覧料は大人200円、大学生、高校生は100円、小中学生は50円。問い合わせは、同博物館電話045(912)7777。