県内の市町で唯一、文書館を設置している三豊市は5日、「はじめての文書館! 裏側見学と業務体験」と題した見学会を開いた。市民17人が公文書を保存する仕事にふれた。 同市の文書館は、合併前の旧7町の公文書の散逸を防ぐため、旧山本町役場に2010年6月に開設された。主に明治期以降の文書や写真計18万5000点を収蔵している。 見学会は、国際アーカイブズの日(9日)にちなんで企画された。参加者は、職員から「欧米では映画に登場するほど文書館は身近な存在」などと説明を受けた後、文書が保管されている書庫を見学し、大正初期の旧粟島村の議会議事録など未整理文書の目録作りを体験した。 60歳まで大阪市内で過ごし、Uターンしたという近くの黒田博文さん(74)は「自分のルーツを探りたいと思って参加した。思うような資料は見つからなかったが、未整理の文書も多いので今後も通いたい」と話していた。
黒船来航を描いた絵巻から。ペリー提督ら米国側交渉団と日本側の宴席場面=大英博物館提供黒船上陸を描いた絵巻から。相撲の力士を見て驚いた表情を見せる米国人の乗組員ら=大英博物館提供 【ロンドン=沢村亙】ロンドンの大英博物館は、江戸末期に黒船を率いて日本に来航した米国のペリー提督の上陸を描いた絵巻をこのほど手に入れ、公開を始めた。異なる文化に驚く日米双方が人間くさく精密に描かれており、同館は歴史的な資料に加えて美術的にも質の高い作品だとしている。 黒船が1854年に日米和親条約締結のために2度目に来航、横浜に上陸した様子を描いた長さ15メートルの絵巻。黒船見物に大勢の住民が海岸に集まる光景から、上陸したペリー提督ら交渉団や水兵たちの様子、日本側による宴席などの場面が描かれている。 大英博物館は、英国の美術商から約6千万円で取得。作者は不明だが、記録のために上陸場面に立ち会った松代藩の絵師、
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