日時、場所: 第1部 2012年3月17日 13:20~17:00(開場 12:30) 国立民族学博物館 第5セミナー室 定員:80名 第2部 2012年3月18日 10:20~16:30(開場 9:30) 国立民族学博物館 講堂 定員:350名 主催: 人間文化研究機構・国立民族学博物館 後援: 財団法人千里文化財団 入場無料・要事前申込(先着順) 2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震を契機とした東日本大震災は、多くの文化遺産も被災させました。この大震災に対して人間文化研究機構では、文化庁の呼びかけで設立した「東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援委員会」に協力し、構成組織である国立民族学博物館、国立歴史民俗博物館、国文学研究資料館と連携して積極的な文化財レスキュー活動を展開しています。 また、国立民族学博物館は、被災地の支援活動を展開するため、「東日本大震災復興支援対策チーム
民博で第一等のアイヌのおたからは、と問われれば一群の「千島アイヌ資料」を挙げることになろう。 これらは、今日に残る千島アイヌ唯一の物質文化群である。 明治34年(1900)鳥居龍蔵氏により色丹(しこたん)島で収集された。 写真はその資料群のひとつで、千島アイヌの船印を記した船の模型。 渦にシャチの船印がポロモシリ島のアイヌのもの、ラショワ島アイヌの船印は眼の文様となっている。 これは一枚の船形の表裏に描かれている。 千島アイヌは明治8年(1873)日露間で締結された「千島樺太交換条約」の結果、 日本国籍に編入されたが、北千島という辺境においてはロシアに利敵行為を行うのではないかとの疑心から、 およそ千キロ離れた色丹島に強制移住された。 今日では千島アイヌの文化継承者は存在しない。 なお、この資料は現在展示していない。
たかが模型、されど模型… 標本番号:HI0563 合掌造り 富山県南砺波市相倉 民博では、展示場のあちこちに、大型の家の模型が展示されている。膨大な展示物 に紛れて気に留めない人も多いかも知れないが、この模型、なかなかあなどれない。 例えば、日本展示場の合掌造りの模型。1/10で作られたこの模型は、屋根が一部カットされて中の構造がわかるようになっているが、 おもしろさは実はそこにあるのではない。この模型は、合掌造りの伝統的な「あるべき姿」を示したものではなく、 現存の家の様子を、昭和49年(1974)11月頃という時期を限定して忠実に再現していて、その意味では、 ある時代のある家の詳細な生活記録、民俗誌となっている。そこで、改めてこの模型を見てみると、軒先には、 今では珍しい二層式の洗濯機、使いかけの洗剤の箱、清酒やビールの空きケースなどが雑然と置かれていて、 この家の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く