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ポスト資本主義――科学・人間・社会の未来 (岩波新書) 作者: 広井良典 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2015/06/20 メディア: 新書 この商品を含むブログ (8件) を見る 人類史を俯瞰した上で、“資本主義”を分析、エコな未来社会を語る たまたま手に取ったことで読み始めたのだが、 読み応えのあるいい本だった。 ブックカバー裏にある言葉、書誌はこんな感じ 富の偏在、環境・資源の限界など、なおいっそう深刻化する課題に、「成長」は解答たりうるか――。近代科学とも通底する人間観・生命観にまで遡りつつ、人類史的なスケールで資本主義の歩みと現在を吟味。定常化時代に求められる新たな価値とともに、資本主義・社会主義・エコロジーが交差する先に現れる社会像を、鮮明に描く。 著者の広井氏は奥付を見ると科学史、科学哲学、そして公共政策を学んできた人のようだ。 厚生省勤務の経験もあるようだ。 「
10のストーリー・タイプから学ぶ脚本術 ──SAVE THE CATの法則を使いたおす! 作者: ブレイク・スナイダー,廣木明子出版社/メーカー: フィルムアート社発売日: 2014/09/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る「SAVE THE CAT の法則 本当に売れる脚本術」の続編。SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術 作者: ブレイク・スナイダー,菊池淳子出版社/メーカー: フィルムアート社発売日: 2010/10/22メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 17回この商品を含むブログ (14件) を見る前著作「SAVE THE CAT の法則 本当に売れる脚本術」にはあまりピンとくるものがなかった。 すでにシド・フィールドやリンダ・シガー、クリストファー・ボグラーの著作を読んでいたので、それに加えての情報はさほどなかったような印象を抱いた
おかしな男 渥美清 (新潮文庫) 作者: 小林信彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/07/30メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 34回この商品を含むブログ (39件) を見る小林信彦の書いた本は今までに一度もきちんと読んだことがなかった。 子供のころにあった“オヨヨ騒動”で、彼に対して良い印象を持っていなかったのと、どうも作風、文章のテイストが自分の好みと違うように思え、読まなかったのだ。 ビートルズをめぐる松村雄策との論争でもあまりいい印象を抱かなかった。 結局小林は、いわゆるトラブル・メーカーなのだろう、と思っていた。 週刊文春の連載エッセイを読むようになり、意外に興味深いことを書いている人だと思うようになった。 そんなときに、たまたま図書館でこの「おかしな男 渥美清」を目にした。 そして、借りてみたのだ。 私は渥美清については若いころはまったく引かれるものがなかっ
数年前に、週刊文春でいしかわじゅんがこの作品を紹介しているのを読んで、興味を抱いていた。 やっと読むことができた。 いしかわじゅんがどう評していたかはもう覚えていない。 この漫画家の作品を読むのは初めてだ。 内容は、子供のころから漫画家志望だった東村アキコが、美大を受験に向けて絵の塾に通うことから始まる自伝エッセイである。 第4巻時点では、大学を卒業、社会人生活を経て漫画家デビューに至っている。 この物語の軸に設定されているのは作者と塾の先生との奇妙な“師弟関係”である。 非常にバランスの取れたうまい漫画家、という印象を抱いた。 漫画でもエッセイでも安定した面白さのあるものを書く人は、自分を客体化、さらに誇張して私はこんなにダメなんだ的なことをうまく語り、笑いをとりつつ、読者の共感を得るという手法をとるのが王道ではないかと思う。 この手法でうまい人というと、大昔で言えば、北杜生、遠藤周作、
理系の子―高校生科学オリンピックの青春 作者: ジュディダットン,Judy Dutton,横山啓明出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/03メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 126回この商品を含むブログ (27件) を見る週刊文春0517号の書評を読み興味をもった。 http://d.hatena.ne.jp/allenda48/20120520/1337531763 読んでみたのだが、非常に興味深く、感動させられるエピソードのあるノンフィクションだった。 タイトルに“高校生科学オリンピック”という言葉があるが、「国際科学オリンピック」のことではない。 日本翻訳版を出す際、読者にアピールするためにつけた題と思われる。ちょっとまぎらわしい。 ↓科学オリンピックのサイト http://www.jsoc-info.jp/03soc/soc.htm 原題は「Science Fa
JIN-仁- 全巻セット (ジャンプコミックスデラックス) 作者: 村上もとか出版社/メーカー: 集英社発売日: 2011/03/17メディア: コミック クリック: 7回この商品を含むブログ (5件) を見る今年の3月に村上もとかの自伝「終わりなき旅 僕はマンガをこう創ってきた」を読んだ。長年、彼の漫画を読んできた私としては、非常に面白かった。村上氏は「JIN-仁-」についても色々と語っていた。この本は「JIN-仁-」連載初回の全ページを原画で掲載している。迫力があり、一見の価値はある絵だ。 ↓「終わりなき旅 僕はマンガをこう創ってきた」を読んだ感想メモ。 http://d.hatena.ne.jp/allenda48/20120308/1331210044 終わりなき旅 僕はマンガをこう創ってきた 作者: 村上もとか出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2011/06/30メディア:
増補改訂版 ECMの真実 作者: 稲岡邦彌出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/05/23メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見るドイツのジャズ・レーベル、ECMの足跡を追った本。 同じ著者は「ECM catalog 」というものも刊行している。こちらは未見。 ECMについての説明はここでは省く。 ページをめくると本の扉に1ページを使ったマンフレート・アイヒャーのポートレートが載っている。 写真下には「ECMの総帥マンフレート・アイヒャー。ECMのすべては、彼の知性と感性の所産である」とキャプションがついている。続くページにチック・コリア、ラルフ・タウナー、キース・ジャレット、ゲイリー・バートン、エグベルト・ジスモンチ、ヤン・ガルバレク、ジョン・アーバークロンビー、パット・メセニー・グループ、ミロスラフ・ヴィトウス、ゲイリー・ピーコック、ジャ
特に期待せずに読んだのだが非常によかった。 作者についてはまったく意識していなかったのでいい漫画家を見つけたという感じだ。 映画だと映画監督・牧野省三が語った映画の3大魅力である要素 1 スジ、2 ヌケ、3 ドウサ というのがあるが、 それを漫画に置き換えれば 1 ストーリー、2 背景描写・構図・コマ割り、3 キャラクター描写 となるのではないかと思う。 この作品を読む限り、皆川亮二という人は1と2が飛び抜けていい。 開巻、主人公の兄である銃神コール・エマーソンが教会を襲撃するシーンのコマ割り・描写は名作映画のシーンのようで一気に物語に引き込まれた。 しっかりした構成に基づくストーリー展開、見せ場での見事なコマ割りと絵に魅了された。 読み応えは非常にある。 ストーリー展開で貯めに貯めて一気に爆発(収束)、という胸のすくようなシーンを描くことができる漫画家だ。 第4巻、主人公ホープが風車に仕
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