先日は日経新聞をもとに、価格設定が行動に与える影響について書きました。 (その記事はこちら 。) こうした価格の影響は、化粧品のような心理的な効果が強い商品で見ることができます。 化粧品は価格のわりに原料費は小さく、その10-20%ぐらいです。 1万円の化粧水や美容液であれば、だいたい原材料費は1000-1500円程度と考えれば、そんなに大差ありません。 たとえば化粧水の原材料を見ると、水、グリセリン、BGが9割を超えます。 グリセリン、BGはしっとり感を出すための溶液ですが、原価は数十円ぐらいで、ここにコラーゲン、ヒアルロン酸、セラミドなどを入れて完成です。 価格と10-20%の原料費の差分は、容器代、美容部員人件費、マーケティング費用+一部研究開発費に充てられています。 一般的な消費財では1,000円のものを1万円以上で購入するということは普通はなく、価格はある程度減価で規定されますが