韓国で練炭の価格が急騰していると言います。原料である無煙炭の価格が7.15%引き上げられた結果、練炭の工場卸売り価格が30%も引き上げられ、その余波で練炭の消費者価格が21%も上がったというのです。韓国では旧盆が過ぎるとすぐ冬の季節に入ります。すでにソウルの気温は零下を記録しています。厳しい冬を迎えて零細商人や低所得層が打撃を受けているのです。 韓国政府の調査によれば基礎生活受給者(日本の生活保護世帯に相当)ら7万4,467世帯に世帯あたり15万ウォンの練炭クーポンを支給していますが、これでは全国的に練炭を使っている27万余世帯の3分の1にも満たないと言います。韓国の諺に「凍てつく足に小便を流す」と言うのがありますが、少しも役に立たないという意味で、練炭クーポンの支給がまさにこれだと皮肉られています。 ところで韓国は無煙炭をほとんど輸入に頼っていますが、輸入する無煙炭の50%が中国からのも