作家デビュー40周年を記念して、著作85冊が一挙電子書籍化され、iBooksで登場しました。85冊を合本にした「山川健一デジタル全集Jacks」も同時発売。この全集は、幻冬舎とAppleのコラボレーションで実現しました。 忌野清志郎さんが亡くなった、という友達からの電話がかかってきたのは連休中の5月2日の夜のことだった。えっ、と絶句してしまった。 それからずっと、清志郎さんのことを考えている。 考えているというか、その肉体の存在感や声の感じを鮮明に思い出してばかりいる。 その夜、朝方ベッドにもぐりこんでもなかなか寝付けなかった。涙がこぼれてきて、ぼくは枕を抱いて寝たのだった。 追悼のコメントがほしいという連絡もいただいたが、気持ちの整理がつかず、勘弁してもらった。そのかわり、ぼちぼち、このブログに清志郎さんの思い出のことを書こうと思う。 清志郎さんは2006年の夏に喉頭癌であることを発表し