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リスク論批判:なぜリスク論はリスク対策に対し過度に否定的な結論を導くか Too risky risk analysis 市村正也 1 はじめに 人間の生命、健康、安全にとってなんらかのリスクが存在するとき、直ちにそのリスクを低減する対策を実施するのではなく、リスク対策が持つマイナス面を考慮して実施するかどうかを判断すべきとする考え方がある。対策のマイナス面とは、具体的には、対策にかかるコストおよび対策によって引き起こされる新たなリスクである。リスク対策は、そのようなマイナス面と、プラス面つまり対象になるリスクの減少とをはかりにかけ、プラス面が大きいと考えられるときにのみ実施されるべきである。この文章では、そのような考え方をリスク論とよぶ。また一般にもそのような考え方がリスク論と総称されていると考えられる。 リスク論の一般的な合理性は疑い得ない。あるリスクへの対策が別のより大きなリスクを
「科学は変わる」 [経歴の紹介から始めること] それでは最後に、高木仁三郎さんの書かれた「科学は変わる」という本を紹介します。ですが、本の内容の紹介を始める前に、高木さんという人がどのような生き方をしてきた人であるかを、簡単にお話ししておくことにします。この本の紹介にとって、それが必要だと思うからです。 とはいっても、この「科学は変わる」という本は、高木さんの個人的な経験について述べている本ではありません。あくまで論理的に、科学技術の持つ問題点とそのあるべき姿を論じたものです。そうであるなら、普通は著者の経歴などあまり問題にはならないはずです。重要なのは、あくまで議論の論理構成であるはずだからです。しかしこの本(あるいは、高木さんの他の科学論の本)に限って、著者である高木さんの生き方と切り放すことできないように思います。それは、この本の結論が科学者の生き方を問う内容であるからであり、
架空講義録 科学技術論の名著 文字ばっかりで、しかもそうとう長文なので、絶対誰も読まないね 0.まえおき(改訂版) 1.ルソー「人間不平等起源論」 1-1. ルソーが言っていること 1-2. それを勝手に解釈すると 2.と学会「トンデモ本の世界」 2-1. トンデモ本を書く人たち 2-2. トンデモ本を読む人たち 3.クーン「科学革命の構造」 3-1. 通常科学論 3-2. 科学革命論 3-3. サイエンスウォーズ 4.宮沢賢治「グスコーブトリの伝記」 4-1. 子どもの夢から現実へ 4-2. 現実から子どもの夢へ? 5.高木仁三郎「科学は変わる」 5-1. 巨大科学技術批判 5-2. 科学技術のあるべき姿 最初のページに戻る
インドで犬に咬まれる 2003年12月18日、インド、チェンナイにて、僕は犬に咬まれた。 その日、IIT, Madrasで開かれているワークショップの文化プログラムで、ラーマヤーナを題材にしたインド舞踊を見た。その後、夜9時頃ホテルに戻り、近くのレストランへ夕食をとりに出かけた。そのときのメニューをまだ覚えている。Gobi Masala(日本の単語で言えば野菜カレー)とRoti(薄焼きのパンのようなもの)と紅茶だった。いつものように味と値段に大いに満足し、愉快な気分でホテルに向かって歩いていると、道の隅の方から、わりと小型の黒い犬が左側から突然駆け寄ってきた。左脚をあわてて前にふって避けようとしたが、犬の歯がふくらはぎに届いた。小さく痛みを感じた。 犬はすぐにもときた方向へ走り去り、僕はまたホテルに向かって歩き出した。そのときは咬まれたという認識はなかった。少し歩いて、小さな痛みがまだ
太陽電池というモノ 「太陽電池には何ができるか」←2005.8掲載 「理戦」という雑誌に掲載された原稿を、許可を得て掲載します。以下の内容+アルファがまとめられています。(pdfファイルです) 2007年のつけたし 項目をクリックしてください。より詳しい説明が現れます。(2007年、数値を中途半端に更新) [変換効率] ・太陽電池の効率=(発電電力)/(光のパワー) 市販の太陽電池は15%ぐらい [発電量] ・太陽光のパワー 晴天の日中で1平方メートル当たり約1kW ・よって太陽電池のピーク出力 1平方メートル当たり0.1〜0.15kW ・1kWの出力を得るためには約7平方メートルの面積が必要 ・百万kW(原発一基分)の出力を得るためには〜3km四方の面積が必要 ・一般家庭での消費電力量 約4000kWh/年 ・太陽電池の発電量 ピーク1kWのシステムで約1000kWh
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