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SHARE 服部信康建築設計事務所による、愛知県名古屋市の住宅「鶴舞の住まい」(2016/10/23に見学会が開催) all photos©山内紀人写真事務所 服部信康建築設計事務所が設計した、愛知県名古屋市の住宅「鶴舞の住まい」です。2016年10月23日に見学会が開催されます。 鶴舞の住まい は、御主人が現代アーティストで作品を世界の様々な国で発表されています。 そんな感受性の豊かなご家族に、ギャラリーのような余白を楽しむ空間を提案させて頂きました。 1階の天井高 2100 2階の天井高 4200 という1対2の体積 青い四角い箱の建築のボリュームとワインレッドのコンテナのボリューム、 近隣との間に生まれる敷地の隙間、 建物と建物に挟まれたコンテナ上部に広がる外部空間(デッキ)。 丸い階段や長方形の筒がそれぞれの空間をつなぎ、接続詞としての役割を機能することで コンパクトな住宅でも奥
all photos©長谷川健太 成瀬・猪熊建築設計事務所が設計した、東京都世田谷区の「経堂のカフェ併用住宅」です。 これは住宅と、そこに住まう住人が営むカフェの、小さな複合建築である。 経堂の駅前商店街から一本入った住宅地に建っていた築50年の木造戸建て住宅を、既存の構造躯体を可能な限り残しながらスケルトンまで解体して、1階がカフェ、2階が住居という店舗併用住宅としてリノベーションした。 店舗併用住宅というビルディングタイプは、決して新しいものではないが、こうして店舗と住宅と関係を丹念に調整することで、ただ両者が隣接しているにとどまらない価値を作り出すことができる。住居にとってカフェは、住まい手が主体的にコントロールできる一番身近なパブリックスペースとして、位置付けられてゆく。 ※以下の写真はクリックで拡大します 以下、建築家によるテキストです。 住まいの延長としてのマイクロパブリックス
all photos©北村直也 北村直也 / 北村直也建築設計事務所が設計した、岐阜県大垣市の「K邸リノベーション」です。 築70年の木造住宅、家族4人のためのLDKのリノベーションである。敷地周辺も古くからの住宅地で、そういった住宅とともに共同体のつながりも古くからある場所だ。計画する部屋のすぐ隣は手の行き届いた庭や縁側からたくさん光の入る和室がある。魅力的な環境に隣り合わせているが繋がりが薄いため、それらを活かせる空間をつくることに配慮した。 ※以下の写真はクリックで拡大します 以下、建築家によるテキストです。 K邸リノベーション 築70年の木造住宅、家族4人のためのLDKのリノベーションである。敷地周辺も古くからの住宅地で、そういった住宅とともに共同体のつながりも古くからある場所だ。計画する部屋のすぐ隣は手の行き届いた庭や縁側からたくさん光の入る和室がある。魅力的な環境に隣り合わせて
all photos©鈴木研一 若松均建築設計事務所が設計した、東京都世田谷区の「連窓の集合住宅」です。 東京近郊に建つ地上3階地下1階の集合住宅。 構造を負担する階段共用部を建物中央に据え、外周に壁が無いRC造。 全6住戸がL字の平面形が組み合わされた構成で、横長連窓の出窓が建物外周を帯状に巡る。 ワンルーム形式の細長い部屋のすべての外周面を巡る長い出窓が、パノラマのように景色を切り取り、それぞれの景色と様々な窓辺の生活を生み出している。 ※以下の写真はクリックで拡大します ■建築概要 構造:RC構造 地下1階、地上3階 敷地面積:98.74m2 建築面積:61.74m2 延床面積:242.48m2 所在地:東京都世田谷区 竣工:2015年12月 撮影:鈴木 研一
SHARE 岸本貴信 / CONTAINER DESIGNによる、徳島県板野郡の住宅「CONTAINER BASE」 all photos©冨田英次 岸本貴信 / CONTAINER DESIGNが設計した、徳島県板野郡の住宅「CONTAINER BASE」です。 敷地は徳島県板野郡。ここを住まいとしたクライアントは40フィート輸送用コンテナを2基使って住まいを考えたいということだった。 主にコンテナは趣味のバイクや音楽などを楽しむ場として考えていたため、その楽しむ場が暮らしに近いものになることを意識して計画した。 まず、コンテナをイメージした時に閉鎖的な空間を連想する。暮らしの中にも閉鎖的な空間を必要とする場がある。 収納であったり水回りであったり寝室や書庫であったりといくつかあげられる。 それらを20フィートコンテナに見立てたサイズに集約し、新たに木造でコンテナを3基計画した。 ※以下
SHARE 大野友資 / DOMINO ARCHITECTSによる、神奈川県川崎市のマンションの一室の改装「J House」 all photos©gottingham 大野友資 / DOMINO ARCHITECTSが設計を手掛けた、神奈川県川崎市のマンションの一室の改装「J House」です。 東京近郊、古くからのローカルな街並みと再開発が進むエリアとの境界線に位置するマンションの一室の改装。部屋は最上階にあり、南に向いたベランダからはヒッチコックの「裏窓」を少し上から俯瞰するような風景が広がる。 この家は若い夫婦と2歳になる子供が暮らす家として計画された。子供の成長に伴うライフスタイルの変化を考えると決して広い面積ではないため、角や回りこみ、ニッチなどを意図的に配置することで多様な居場所を作り、空間をより豊かに感じられるよう心がけた。 平面的には壁を一切たてず、収納やトイレが入った木
SHARE 諸江一紀建築設計事務所による、岐阜県羽島市の、車庫兼倉庫を住宅へコンバージョンした「羽島の住宅」 all photo©谷川ヒロシ 諸江一紀建築設計事務所が設計を手掛けた、岐阜県羽島市の、車庫兼倉庫を住宅へコンバージョンした「羽島の住宅」です。 車庫兼倉庫から住宅へのコンバージョン。鉄骨造の利点を活かし、2階は間仕切り壁と天井をなくし寄棟屋根でおおわれる大空間をつくり、中央に水回りや収納を納める箱を置いた。その箱によって居間と寝間が緩やかに分節される。箱の上にはロフトをつくり、空間に広がりを与え、光を導き、将来ものや人が増えたときのための余剰空間ともなっている。 ※以下の写真はクリックで拡大します 以下、建築家によるテキストです。 車庫兼倉庫から住宅へのコンバージョン。鉄骨造の利点を活かし、2階は間仕切り壁と天井をなくし寄棟屋根でおおわれる大空間をつくり、中央に水回りや収納を納め
ザハ・ハディド事務所が、新国立競技場に関して、日本語で公開した、プレゼンテーションとレポートです。ザハ事務所が計画していた新国立競技場の詳細が解説されています。 同様の内容の動画はこちらのページで公開されています。 ザハ・ハディドアーキテクツは新国立競技場の工事費を抑え、価格に見合った質、耐久性を持ち、サステイナブル(持続可能)な建物にするための新しい入札方式を喜んで受け入れます。 このプレゼンテーションはこの特別な東京の敷地において最もコンパクトで効率の高いスタジアムとするために、過去2年間に渡って十分に検討された新国立競技場の設計概要を詳しく説明したものです。 ザハ・ハディドアーキテクツと日本の設計事務所が共同でデザインを手がけた新国立競技場は、私達チームの持つ過去のオリンピック、ワールドカップそして国際大会を開催する様々なスタジアムの設計を通じて得た知識と経験を全て活かしたものです。
※磯崎新が2014年11月5日に報道各社に配信した新国立競技場に関する意見の全文です。様々なメディアに磯崎の断片的な言葉のみが取り上げられ報じられている事に対して、その全文の閲覧を希望する声が様々なところで見られました。アーキテクチャーフォトでは、磯崎新アトリエにその旨を連絡させていただき、全文をご提供いただきましたので、ここでご紹介いたします。 >english version 新国立競技場 ザハ・ハディド案の取り扱いについて 磯崎 新 一昨年、国際コンペによって選ばれたザハ・ハディド案は、21世紀の都市的施設として、運動競技のスピード感を呼び起こす、優れたイメージをあらわすデザインであると感じ、東京都民のひとりとして支持してまいりました。 ところが、先日から開催されている「ザハ・ハディド」展(東京オペラシティアートギャラリー)で詳細にわたり発表されている修正案を拝見し、当初のダイナミ
大阪の「うめきた2期区域開発に関する民間提案募集」の優秀者とその提案が発表されています 大阪の「うめきた2期区域開発に関する民間提案募集」の優秀者とその提案が発表されています。SANAAのチームやUNスタジオのチーム、フクサスのチームなども選ばれています。その他にも組織設計など多数。リンク先ページの下部に各者の提案の画像が見られるPDFへのリンクがあります。 また、この審査で設計者が決まるわけではなく、『将来、開発事業者を決定するために実施される「2次募集」への参加資格』が与えられるとのこと。 「うめきた2期区域民間提案募集実行委員会」注1)(以下、「実行委員会」)が実施する「うめきた2期区域開発に関する民間提案募集」(以下、「1次募集」)において、学識経験者からなる「うめきた2期区域民間提案募集実行委員会 審査会」(委員長:安藤忠雄氏)により受け付けた提案を審査いただき、その結果をもとに
ザハの新国立競技場をグーグルアース上で3Dで見ることができ、景観について考えることができるサイト「myscape.jp」が公開されています ザハ・ハディドの新国立競技場をグーグルアース上で3Dで見ることができ、景観について考えることができるサイト「myscape.jp」が公開されています。制作したのは、建築家でPLAYのKen Aoki。 下記は、グーグルアース上での見え方などを紹介している動画です。 2020年の東京オリンピックに向けて計画が進められている、新国立競技場の3DモデルをGoogleEarthにのせて公開。連動されたtwitterを使ってみんなでこれからの東京について考えよう。 *2013年3月に公開された情報をもとにモデルを立ち上げています。実際の新国立競技場とは異なります。
SHARE 藤村龍至・柳原照弘らが出演するトークイベント「アフター・リアル・アノニマスデザイン」が京都で開催。ライブ・フリーペーパー制作・配布も。 藤村龍至・柳原照弘らが出演するトークイベント「アフター・リアル・アノニマスデザイン」が京都工芸繊維大学で開催されます。デザイナーの刈谷悠三によるライブ・フリーペーパー制作・配布も行われるとの事。開催日は、2014年2月9日(日)14:00-17:30(開場 13:30)。入場無料。書籍『リアル・アノニマスデザイン』の執筆者9名によるトークイベントです。 出演: 柳原照弘/水野大二郎/久下 玄/満田衛資/羽鳥達也/家成俊勝/刈谷悠三/岡田栄造/藤村龍至/山崎泰寛 『リアル・アノニマスデザイン』出版のきっかけとなった藤村龍至と岡田栄造の公開対談「アノニマスデザイン2.0 -柳宗理から考える建築とデザインの現在」(2012年2月11日)からまる2年。
ヨコミゾ マコトの展覧会「白い闇」がオカムラデザインスペースRで開催されます ヨコミゾ マコトの展覧会「白い闇」がオカムラデザインスペースRで開催されます。開催期間は、2013年7月23日(火)~8月9日(金)。 ODS-Rで試みられるのは、建築家にとっても、おそらく一般の人々にとっても、このような日常とは真逆に位置する、「無限に広がる境界のない空間」の創出です。広大な宇宙のように無限に広がる空間をつくってみたい。たとえ、物理的には不可能であっても、人の感性と想像力によってそれを可能にしたい。この不可能を可能にするために、ヨコミゾ氏と、嗅覚のアーティストUeda氏が協働します。ヨコミゾ氏の説明によれば、「形によって空間と時間をデザインする建築家と、形がないもので空間と時間をデザインする嗅覚のアーティストとのコラボレーション」です。 白いだけのまったく何もない空間。静かで豊かな空間ですが、そ
今回登場してもらうのは、BHIS(ビューティー・ハッピー・アイランド・スタジオ)のアサノコウタさん。彼は神奈川にある大学院を卒業した後、地元福島で活動している若い建築家である。これからの縮小時代を見据えて地方に可能性を見出し、地元に戻って活動を始めたのだが、震災によって奇しくもそれまで想い描いてものとはまったく違う状況に置かれてしまうことになった。しかしそんな中、ことさらに悲観するのではなく、目の前のことにしっかりと向き合って活動を続ける彼の姿からは、今の状況を受け入れながらもこれまで培ってきた考え方を保ち、変わらない部分を大切にしているたくましさを感じた。さらには震災以降さまざまな活動に参加することで、そのつど自分の立ち位置を探りながらより広い視野を獲得していっているようにも思える。未だ問題が山積みの中で、福島にとどまって活動を続ける彼が今何を考えているのかをきいた。 まずは福島に戻って
以下、建築家によるテキストです。 “A Full-course Table” 無数の皿をつなぎ合わせて作られたテーブルに、食事の風景や様々な映像を投影するインスタレーション。「食べる」という直接的な行為ではなく、食の器から広がる新たな「食のかたち」を提案する。 中国では客人をもてなす際にテーブルいっぱいに食事を並べる風習がある。また西洋のフルコース料理においては皿の数がそのランクを示すように、お皿が多さは食の豊かさを示す指標ともいえる。ここでは無数のお皿だけでできたテーブルを、コンテナの形に合わせて西洋の長テーブルのようなフォルムで製作した。皿はなるべく隙間がないように配置し、皿同士がくっついた接点にのみフレームを入れていくことで、お皿の円をボロノイ領域としたときのドロネー三角形のような構造体となり、真上からはほとんどお皿しか見えないような構造としている。 また、お皿に実際に食事を載せるの
以下、建築家によるテキストです。 これは、日本科学未来館で春に行われた「地球マテリアル会議」にて展示を行った、「木造建築廃材から作られた紙」を利用して作った付箋です。 木造建築を壊して生まれた廃材を、捨てるわけでもなく、燃やしてエネルギーにしてしまうのでもなく、紙として再生し、それをさらに商品に変える。私たちは、その全てのフローを提案しています。 この付箋は、紙が家だった時の記憶を残し、家の形をしています。複数を並べると、まるで街のようになります。もともと町並みだったものが、形を変えて、机の上で小さな町並みを作り上げます。 *意匠登録及び商標登録を申請中です。
上部から建築全体を見る。 庭に面する連続した小さい窓と内部のシャンプースペース上部にあるトップライトが見える。 外部空間、半外部空間、内部空間とを敷地の中で等価に扱いスペースの配置スタディをした。室内スペースの塊のアウトラインがたまたま外壁になっている。 photo©studio velocity studio velocityが設計した名古屋市の美容室”曲線の小さなワンルーム”です。 様々な曲率の平面図を立ち上げながら断面の高さ方向への発散と収束の変化や、自然光による照度変化についても同時にスタディしている。 一続きの見通せるワンルームのような、歩くことで次第に見えてくるシークエンスをもつような、その異なったものを同時に感じることのできる空間を目指し、曲率のスタディをしている。1と11の空間を同時に持つような曲率の空間。 建物奥よりエントランスを見る。 入ったときには扉サイズの空間しかな
建築とは、人々の心の中に感覚・気分を換起するものである。したがって建築家に課せられた課題とは、そうした感覚・気分をより厳密化することである。住まう部屋であれば居心地よく、家であれば住み心地よいような外観をしていなければならない。裁判所の建物は、隠れた犯罪に対して威圧的な表情をもっていなければならない。銀行の建物は街の人々にこう語りかけなければならない。「ここにお前の金が、誠実な者達の手のもとに、しっかりと大切に保管されているのだ」と。 建築家こうしたことを実現し得るためには、今まで人々の心の中にそうした感覚・気分を喚起してきた建物を参照しなければならない。中国人の場合では、悲しみを表わす色は白であり、我々の場合は黒である。だから建築家が 黒色でもって愉しい気分をつくりだそうとしても、 それは無理な話である。 アドルフ・ロース(「建築について」/『装飾と犯罪』中央公論美術出版/伊藤哲夫訳より
吉岡徳仁がスワロフスキー クリスタルパレスのためにデザインしたシャンデリア”Stellar”です。今年のミラノサローネにて発表されます。「ヴィーナス- 結晶の椅子」のアイデアを発展させることによって生まれた作品との事。詳しくは、ページ下部の吉岡へのQ&Aを参照ください。 以下、吉岡徳仁へのQ&Aです。 SWAROVSKI CRYSTAL PALACE 2010 “STELLAR” デザインの裏側のコンセプトやアイデアのインスピレーションは? 2008年、私は「ヴィーナス – 結晶の椅子」という自身の作品を発表しました。水槽の中で小さな自然結晶を成長させる事で構造となり、まるで女神が水の中から現れるように、時間とともにその姿を現す作品です。(特別な成分を溶かした溶液をはった巨大な水槽の中にやわらかなポリエステル繊維の塊を入れ、それに結晶が構造をつくり、徐々に育つ事で「ヴィーナス」が誕生します
公式アカウントをフォローして、 見逃せない建築情報を受け取ろう。 「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。 様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。
山本理顕がチューリッヒ空港の施設のコンペに勝利しています 山本理顕がチューリッヒ空港の施設のコンペに勝利しています。リンク先に勝利案の画像が3枚掲載されています。こちらのページでは、その他の画像や他の参加者の提案の画像なども見ることができます。 (via yoichikoizumi on twitter)
SHARE 青木淳、石上純也、藤村龍至らが出演したトークショー”アートと建築:今わたしたちが表現したいこと”の動画 青木淳、石上純也、藤村龍至らが出演したトークショー”アートと建築:今わたしたちが表現したいこと”の動画がustream.tvのFUJII-TVのページにあります。以下動画へのリンクです。 また、ART and ARCHITECTURE REVIEWの松島潤平のブログページに各回のレポートが掲載されています。 >藤村龍至×中村竜治×長谷川豪 ※(1)と(2)の動画は少し音声が聞き取りづらいかもしれません。 >(1) >(2) >(3) >金氏徹平×永山祐子 >名和晃平×石上純也 >杉本博司×青木淳 >藤本幸三(エルメスジャポン執行役員)×西沢立衛 ART and ARCHITECTURE REVIEWの松島潤平のブログページに各回のレポートが掲載されています。
photo©Takashi Kato 最近、山口誠の活動が活発だ。これまでも「軽井沢の別荘」(2003年)や「狛江の住宅」(2007年)などの建築作品や、一昨年秋の岡田栄造ディレクションによるDEROLL COMMISIONS vol.1でのDRAWERと名付けられたアートオブジェのような家具、同じく岡田栄造ディレクションのデザインレーベル、リボンプロジェクトでのカトラリー作品など、イマジネーション豊かに、そこに既にある問題や疑問に正面から向きあいながら、それらにデザイナーとしてどう応えるのか。そんな確信とともにユーモアがこめられた小さな驚きと発見にみちた作品を発表してきた。 昨年秋のプロトタイプ展に出品されていた無垢の木材を使用した「WOODEN FRAME」は、木材が本来持つ素材感のありのままの姿にこだわりながらも、単なるクラフトとはまったく異なる作品だった。それは「木」という確たる実
SHARE 2009年8月に東京で”ARCHITECT JAPAN 2009″展と”ARCHITECT TOKYO 2009″展が開催 2009年8月に東京で”ARCHITECT JAPAN 2009″展と”ARCHITECT TOKYO 2009″展が開催される。 “ARCHITECT JAPAN 2009″展は、藤村龍至/TEAM ROUNDABOUTがキュレーションを担当し、行われる。 そのテーマは、” 1995年以後の都市状況と建築表現の関係を考える”だ。 フランス国立近代美術館(ポンピドゥー・センター)で2011年に開催される「日本の建築家展1945-2010」をきっかけに、建築表現と社会状況の関係を探ろうとする展覧会になるという。 もう一つの展覧会”ARCHITECT TOKYO 2009″のテーマは、”建築表現の魅力と資料保存のあり方を考える”である。 東京を拠点とする国際的
新雄太による、2008年度東京藝術大学大学院美術研究科修了制作”VILLA PALLADIO”です。匠美賞(学内)/トウキョウ建築コレクション2009 全国修士設計展 内藤廣賞の受賞作です。 以下、制作者によるテキストです。 VILLA PALLADIO 将来ぼくは何を設計すべきなのか、それがどうしてもわからない。 卒業して働いて、もし一端の建築家になれたとして、いったい何をめざして机に向かうのだろうか。 多くの前提にかこまれているぼくらは、消去法によって「自分」というアイデンティティを探してしまう。 その一方で、この世界中には何百年も現役で建ちつづけている建築がたくさんある。 その土地の人々に愛され使いつづけられている空間に、実際に足を踏み入れると感動さえおぼえる。 そんな建築をぼくはめざしたい。 その宣言として、500年前のイタリアの建築家、アンドレア・パラディオ(1508-1580)
©鳥村鋼一 以下、建築家によるテキストです。 立体田の字プラン→大きな樹 仙台市若林区に建つ夫婦2人、幼い子供2人のための小さな住宅です。敷地は、幹線道路から一本入った小道の一番奥にある小さな場所で、郊外の風景と住宅地のひっそりした雰囲気が入り混じった環境にあります。 私たちは、この4人の家族のために、この場所に「大きな樹」のような家を用意することにしました。 敷地中央に配置された建物は、3.6m角の4グリッドで田の字型プランによってつくられています。中央の十字の壁柱は、下階では小さく、上階になるほど大きくなり、ダイニング・リビングなどパブリック性が高い場所では、室同士のオープンな関係をつくり、個室などプライバシーが高くなる場所では、だんだん部屋として囲まれていきます。 十字の壁の周りには様々な高さで床が張付き、それぞれの場所から建物周囲に配された緑やそれぞれの方位の景色を楽しむことができ
21_21 DESIGN SIGHTで開催されている吉岡徳仁ディレクション”セカンド・ネイチャー“展に関して行われた吉岡徳仁へのQ&Aを紹介する。 ※このQ&Aは吉岡徳仁デザイン事務所より提供されたものです。 “セカンド・ネイチャー”展の吉岡徳仁の展示空間。 展示作品のひとつ”ヴィーナス ー 結晶の椅子”は、特別な成分の入った溶液をはった巨大な水槽の中で、ポリエステルファイバーに結晶が構造をつくり、それが成長する事で完成する。 吉岡の作品はこちらのページで見ることができます。 以下、吉岡へのQ&Aです。 ■今回の展覧会のいきさつを教えて下さい。 人々の記憶の中の自然、そして自然の原理を取り入れたデザインを通して、自然の持つ力強さと根源的な美しさを改めて感じ、考える。デザインの未来に対し、この展覧会を通してそのような提案を試みます。 私は、今まで世界中で数多くのインスタレーションやプロダクト
吉岡徳仁による”ヴィーナス-結晶の椅子”の制作プロセスを写真によって紹介する。 この椅子は、21_21 DESIGN SIGHTで行われる吉岡徳仁ディレクションの展覧会”セカンド・ネイチャー“で発表される。この展覧会の会期は2008年10月17日(金)~2009年1月18日(日)。(詳しくはページの一番下を参照) 以上の4枚の写真は、フルサイズの”ヴィーナス-結晶の椅子”の制作プロセスを写したもの。 特別な成分の入った溶液をはった巨大な水槽の中に、やわらかなポリエステル繊維の塊を入れ、それに結晶が構造をつくり、徐々に成長していく。 “ヴィーナス-結晶の椅子”のミニサイズのプロトタイプ。 □”セカンド・ネイチャー”展の概要 本展では、人の想像をはるかに超え、不思議な強さを秘めた自然そのものに改めて目を向けながら、デザインの未来を考えます。ディレクターを務めるデザイナー吉岡徳仁は、これまで、テ
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