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掃除・片付け
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こないだ、小三治師匠の“まくら”に触れた。そのなかで、園遊会に招かれた五代目小さん師匠が天皇から「このごろは、落語のほうは、どうなの?」とのご下問を受けて、「ええ、近ごろだいぶいいようで」。 まるで病人が快方に向かってるような答えだ。さすが噺家名人の即妙の受けに唸ったものだ。 小三治師匠が世に言われる“寄席ブーム”なる言葉を問題にしている。寄席イコール、落語・漫才ではない。落語の面白さ、楽しさというものは寄席ブームとは質が違う。 ひと昔、ふた昔ほどじゃないが「大喜利」というお笑い番組が今も受けている。4chの≪笑点≫が最も長続きしているが、この大喜利形式のバカ笑い番組は10指を下らない。 大喜利とは、寄席で、トリを落語・漫談が取らない場合、しばしばその代わりに行われた演芸で司会者を伴うことが多い。元来、寄席において観客へのサービスとしてと行われていたもので、最後の演目として複数の出演者が再
Nikkei hits fresh 9-month low / Dollar falls to lower ¥85 level after Kan,Shirakawa talk on phone 一昨日24日付英字紙Daily Y, Business欄のHeadlineである。いま円高、株安の連鎖に渦中にあり苦悩する我が国の現状を横目?に、JDP代表選をめぐる覇権争いは浅ましい。 PM Kanは明快に語るべき課題について言葉を濁し、言わなくてもいいことに口を滑らす。“消費税云々”が災い先の参院選に苦杯をなめた。敗北の責任を追及されても側近をかばう。危険水域に達しつつある円高・株安についても「注視する」の連発。そうした中で、PM続投の意欲満々だ。闇将軍O氏と握手どころか折り合いをつける意志なし。袂を分かつ勢い、意志堅固だ。 ex-PM Hatoyamaも動きがわかりにくい。つい先だってres
3日前に新文芸坐で【GIant】を観た。1956年公開。途中休憩がある3時間以上の長尺版だ。主演は当時20代前半のElizabeth Taylor(リズ・テーラー)とRock Hudsonだが、準主役のJames Deanの存在が際立っていた。Texasの大牧場を相手に油田を掘り当て、一攫千金をモノにする反逆児に成り切る。 彼の存在がなければ、この大作も冗長な凡作となっていただろう。 「エデンの東」や「理由なき反抗」でアカデミー賞にノミネートされ、「ジャイアンツ」でその卓抜した演技が冴え渡った。が、撮影終了1週間後の55年9月30日、愛車ポルシェで走行中、カリフォルニアの州道で�他車と衝突死した。24歳だった。 次回主演予定作【傷だらけの栄光】はPaul Newmanが”引き継いだ"。JamesとPaulー世代も時代も違うが、心なしか芸風が似ているようだ。 歴史上Armenian Geno
「東日本大震災に鑑み、花見の宴はご遠慮願います」 “花見酒”の自粛を促す看板が靖国神社に掲げられている。 「同胞の痛みを分かち合うことで連帯感がでてくる」と石原都知事。なるほど名文句だが、岩手県の酒造屋さんは「被災地以外では普通に花見をしてもらう方がありがたい」と呼びかける。桜の下で飲んだくれてドンちゃん騒ぎはよくない。控えめにすべし。これをself-restraint(自制)という。 都内も桜満開だが、中学・高校の入学式の式辞や祝辞に桜花爛漫なる季語があまり聴かれない。「おめでとうございます」は禁句になったのか? 昨日も某私学の入学式に招かれたが、新入生の会場への入場時、拍手は禁物。壇上から来賓紹介されたがただ無言のまま頭を下げるだけにとどめるべしと“お上”からお達しがあった。ご祝儀と桜餅を手土産に持参したがこれも不謹慎なのか。節電は大いにするべし。水の無駄遣いも控えよう。 が、昭和天皇
この6月をもって、John W Dower(ジョン・ダワー)氏がMIT教授を退くことになっという。歴史家であり、米国きっての日本史研究者だ。 1999年に著したEmbracing Defeat「敗北を抱きしめて」でピューリッツァー賞を受賞した。翻訳本では上下巻の大書だ。 冷戦時代、50年代初頭に「憂慮するアジア研究者委員会」を創立した同氏らは米国中に吹き荒れるマッカーシーズムの渦中に置かれていた。49年、中華人民共和国の誕生により、それまで中国を米国の所有物かのごとく考えていた米保守派は『中国の喪失』だとしてヒステリックになり、蒋介石政権を批判し共産革命を好意的に描く者を、反米の裏切り者として糾弾した。その結果、優秀な学者が大学を去り、カナダ人外交官で日本史研究の先駆者、E.H.Normanが59年自殺に追い込まれた。 ジョン・ダワー氏は『敗北を・・・』のなかで描きたかったのは、「戦争直後
今朝のThe NY Times国際版、International Herald TribuneのEditorial OpinionsそしてCommentary LettersはEgypt情勢一色だ。 “Egypt's Agonies”(エジプトの苦悶)を掲載する社説をはじめ、“An exit plan for Mubarak”(ムバラクの為の引き際プラン)と題して、Tarek Masoud氏(中東問題専門家のハーバード大学助教授)は“Egypt's Constitution shows a peaceful path to democracy”(エジプト憲法が民主主義への平和的プロセスを示しいる)とコメント。 半世紀に及ぶジャーナリストを終え先ごろBoston Globe紙から引退したH.D.S.Greenway氏はEgypt's time for dying and rebirth(末期
President Obamaの地球温暖化対策をClimateGate(クライメイト事件)だとワメクFoxの超右翼アンカーマンGlenn Beckが8/28にねらいを定めてワシントン行進を主催。 8月28日は47年前の63年、The Lincoln Memorialへ向かうWashington rallyにおいて“I have a Dream”演説を行なった米国人にとって忘れられない記念の日である。このlegacyにあやかって“大行進?”に打って出たGlen Beckとは何者だ? 「地球温暖化が人類の責任であるなどという話は、人類が人類自身に向けた、恐らく史上最悪のウソであり、最悪の偽善だ」とメディアを使って怒声を上げ、果ては医療保険制度をめぐっても露骨なanti-Obama、狂人の如くわめくありさまだ。 この御仁が「キング牧師のあのメッセージが歪められている」としたうえで「キング牧師の夢
勉強嫌いや学業不振者の高校生の多くが「英語」が苦手科目だと嫌悪する。 ボクに言わせれば、英語に関しては好きも嫌いもない。言葉・言語に好悪も何もないはずだ。食わず嫌いの生徒が多いが、小中時代に食べされられた英文のお料理とコック長さんが問題だ。 英語が嫌いな生徒に小学校の頃から英語のイロハを教えられた者が少なくない。ところがこれが逆効果、味もそっけもない紋切りきり型の会話文をオウム返しに声を上げて斉唱する。ヒドイものだ。無味乾燥なテキストと面白くもない先生に出会っての初めての勉強、子供たちは堪ったものじゃない。英語嫌いになるのも無理なかろう。 「英語が好きです」という答えも不可解だ。最初に教わった英語の先生に惹かれたのか、それとも、使われたテキストの内容が面白かったのか。ボクの場合など、読物のツールが英文だった必然性と、英文翻訳を商売にせざるを得ない事情があり、今もって英語が好きですかなんて訊
北京五輪が開幕した。我が国の英字紙の一面ヘッドラインはBeijing Olympics Kick Off'単純明快だ。 国連事務総長は北京五輪期間中、世界各地での戦闘を中断するよう「五輪停戦」を呼びか、「博愛の精神が金メダルを獲得できるよう、一時的にせよ戦闘中の者たちに武器を置かせよう」と訴えた。 米英主要紙の今朝のトップ記事に注目した。The New York Times、英紙The Timesもトップ記事はBeijing Olympics 2008ではない。 五輪開会式に出席中のロシアのプーチン首相が「ロシアとグルジアが、グルジアからの分離独立とロシアへの編入を求める南オセチア自治区で戦闘状態に入った」と宣言。2つのTimes紙のON Lineにみる、国際情勢の一面トップはこの戦闘勃発を報じている。 The NY Timesは北京五輪の開幕を“Games in Beijing Open
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