サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
都知事選
blog.cycleroad.com
新しくスポーツバイクを買って、最初に問題になるのは保管場所かも知れません。自転車が趣味でない普通の人は驚きますが、スポーツバイクの場合、室内保管は珍しくありません。盗難防止や、錆びを防ぐなどの理由から、家の中で保管する人も多いと思います。 一般の常識から言えば、自転車は玄関先とか、集合住宅なら共同の駐輪場などに置くのが普通です。おそらく、大多数の日本人は自転車を部屋の中に入れるなんて考えもしないでしょう。最初は室内にあること自体、違和感を感じるでしょうから、家族の理解を得るのがまた一苦労という人も多いかも知れません。 それなりに場所をとりますし、形的に収まりが悪いというのもあります。なるべく邪魔にならない場所にスタンドをつけて置くという人が多いと思いますが、問題は複数台になってきた場合です。1台あれば充分じゃないかと思うでしょうが、そこは趣味ですから(笑)、えてして台数が増えてしまうもので
社会を支えるインフラとして、さまざまな場面で私たちの生活を便利にしてくれています。いわゆるユビキタス・コンピューティングも急速に拡大しています。どこにいてもネットに接続し、いつでも、どんな情報にでもアクセスできるのが当たり前になりつつあります。 例えば、GPSや基地局の情報と合わせて居場所を判別し、スマートフォンなどに、その場所周辺の店やスポットの情報を自動的に表示してくれたりします。自転車でツーリングに出かけ、知らない場所でも、必要な情報を取得して便利に使っている人も増えていると思います。 電波や無線の技術とGPS技術などを組み合わせ、位置情報を使ったサービスはいろいろあります。子供に専用の携帯端末を持たせ、親が居場所を地図上で確認出来たり、必要なら会話も出来る端末など、当たり前のように売られており、もはや珍しいものではありません。 こうした技術は、子供だけでなく高齢者の見守りにも使えま
よく晴れた気持ちのいい日で、私は学園通りと書かれた通りを東に向かって走行していました。前方の交差点の信号が赤になったので、車道の左端に止まりました。すると、歩道の端まで一人の見知らぬ年配の女性が近づいてきて、私に茶封筒を渡しながら言いました。 「今日は自転車にしてくれてありがとう。」 一瞬、何のことかわからず、頭の中には「?」マークが広がりました。でもすぐに、それはチラシか何かが入った袋であり、駅前などで歩行者に向けて配っているのと同じなのだろうと思い至りました。ただ、とっさのことだったので、思わず封筒を受け取ってしまいました。 「あっ、これ。」 気がつくと、女性はすでに離れていってしまっており、返すことも出来ず、かと言ってその場に捨てるわけにもいきません。仕方なくウェアのポケットに封筒を突っ込み、青信号でスタートしました。すると、交差点の向こう側で、一人のサイクリストが同じ封筒を振ってい
東京都内で、駅前の放置自転車の多い駅の傾向が変わりつつあると報道されています。放置自転車の問題は今始まったことではありませんが、自転車を通勤に使う人の増加や、都心部でのマンション建設などにより、自転車の利用動態が変化しているようです。 2000年度のワースト3は、1位亀戸駅、2位池袋駅、3位巣鴨駅でしたが、2010年度には、1位赤羽駅、2位蒲田駅、3位東京駅となっています。過去10年、ワースト10にすら一度も入ったことのなかった東京駅が、いきなり3位に入っているのが目をひきます。 各駅の放置自転車対策の結果もあるでしょうから一概には言えませんが、都心部に住む人が自転車を使い始めたり、最寄り駅より遠い場所へも自転車で行く人が増えたりしているものと推測されます。その結果として、自転車の多く集まる駅が変わっているのでしょう。 駅前駐輪場足りない…健康志向で自転車ブーム 地価高く進まぬ用地確保 健
少し前のものですが、AFPの記事から引用します。 都会のサイクリング、環境保護にプラスでも肺には危険 英研究 都会のサイクリング愛好家は、高レベルのすすを吸い込む危険性があるとの研究が9月23日、オランダのアムステルダム(Amsterdam)で開かれたヨーロッパ呼吸器学会(European Respiratory Society)で発表された。環境にやさしい交通手段であるサイクリングの思わぬ危険性が明らかになった。 研究を行ったロンドン大学(University of London)によると、都会で通勤に自転車を使う人は、歩行者と比べて肺に2.3倍の黒色炭素が入っていた。黒色炭素は化石燃料の燃焼によって生み出され、車の排気ガスに含まれている。 ウェブサイト「MyHealthDailyNews」は9月27日、同研究についてこのように報告した。「歩行者もすすの極小粒子を吸い込んでいる。だが自転
毎日新聞の記事から引用します。 銀輪の死角:都「自転車は歩道」崩さず 沿道の停車需要多く ◇専門家「事故の危険高める」 警察庁が自転車の原則車道走行を打ち出す中、東京都は歩道を走らせる道路整備方針を崩していない。車の交通量や路上停車の需要、沿道商店街の意向などがその理由で、自転車の通行を前提とした幅広の歩道「自転車歩行者道(自歩道)」を第一に整備していくという。だが、有識者は「自転車の安全走行や利用促進にマイナス」と懸念している。 都は自転車の走行空間の整備を重要施策として、10年3月に「整備方針」を作成。道路幅や交通量に応じた整備手法の基準などを示した。 手法の選択は、まず歩道幅を4メートル以上確保できるか検討し、可能な場合は自歩道を造って植樹帯や線で歩行者と自転車の通行を分ける。不可能な場合は車道左端に線を引いて自転車レーンを整備するなどとした。 方針作成にあたった道路管理部安全施設課
英国の会社ですが、ヨーロッパをはじめ日本でも熱心なファンをもつ人気ブランドです。フォールディングバイクのスタンダードとも言うべき自転車で、独自の設計によって手早く、しかもコンパクトに折りたためるフォールディングの性能には定評があります。 折りたたみ自転車は、数ある自転車のカテゴリーの中でも、流行に関係なく人気のあるジャンルと言えるでしょう。多くは小径車で、その可搬性の高さから、輪行やクルマに積むなど、持ち運んで使う人も多いと思います。疲れたり天気が悪くなったら、気軽にサッとたたんで電車に乗って帰れるので、ポタリングにも便利です。 同じ理由から、自転車通勤に使う人もあると思います。雨が降ってきたり、急に飲酒することになっしまった場合でも、乗らずに電車で運んで帰ることが出来ます。また、室内保管をするにもスペースをとりません。オフィスのデスクの下にも置けるかも知れません。 折りたたみ自転車を買っ
どんな面を重視して購入するモデルを決めるかは、人によってそれぞれです。用途や走る場所、乗り方などによっても違ってくるでしょう。ブランドを決めている人もいるでしょうし、機能やデザイン、重さ、価格、使われているパーツなど、選定のポイントはいろいろあると思います。 フレームの素材というのも一つの要素です。フレームは一般的なアルミでいいとか、チタンやカーボンなど新しい素材にしてみようとか、やはりクロモリにこだわるとか、好みや経歴などによっても違ってきますが、乗り心地を左右しますし、自転車選びの大きな要素であることは間違いありません。 アルミなどの素材は、乗り心地が硬く、地面からの振動を伝えやすいという傾向があります。それが長い距離を走っていると疲れにつながります。このことから、より振動吸収性の高いカーボンにしようとか、やはりクロモリがいいといった選択をする人もいます。 もし、今乗っている自転車のフ
デジタルビデオカメラの価格も安くなりましたし、デジカメの性能が上がって、その動画機能でもきれいな動画が撮れます。それどころか、いまや、ケータイやスマホでも簡単に高画質なデジタル動画が撮れる時代です。写真を撮るのと同じ感覚で、日常を動画に記録する人も増えています。 動画撮影できるケータイの普及で、テレビのニュースで居合わせた視聴者の撮影した動画が見られるケースも増えました。アナログ時代とは違い、メディアも小さく大容量になりましたし、以前は高価な機材やソフトが必要だった編集作業も、パソコンの性能やソフトの進歩のおかげで敷居が低くなっています。 そして、インターネット上にはたくさんの動画投稿サイトが登場、素人でも気軽に投稿できるようになりました。今では、世界中の人がアップロードする数え切れないほどの動画を、居ながらにして見ることが出来ます。テレビや映画以外の動画を見る機会が増えた人も多いはずです
今般の警察庁の通達で、自転車の車道走行の原則の徹底が指示されました。その実現のためには車道に走行空間が必要ということで、日本でも自転車レーンの整備が進む可能性が出て来ました。今まで、車道でも歩道でも邪魔者扱いされてきた自転車利用者にとっては期待が高まる展開です。 欧米の先進的な都市と比べると、日本の都市には自転車レーンが圧倒的に少なく、その充実が求められます。そして、どうせ整備するなら、歩行者が危険な箇所だけなどと了見の狭いことは言わず、主要な道路を広範にカバーし、ネットワークとして機能させるという視点を是非持ってほしいと思います。 警察は、パーキングメーターの撤去や車道レーンの数を減らすことも視野に入れた、思い切った見直しを進めるとしています。一方では、歩道幅が広い場所では引き続き歩道走行も容認するなど、中途半端なことも言っていますが、場合によっては歩道の幅を削ってでも車道に自転車レーン
なにしろ40年以上も歩道通行で来てしまいました。実際問題として、日本の自転車の圧倒的大多数はママチャリであり、そのほとんどが歩道走行しています。あまりにもそれが当たり前になってしまった結果、車道を走行するほうに、より違和感を感じるという人が多数いるという事実は否定できません。 車道を通るなんて怖いというのが主な理由です。40年もの間、警察や自治体、国交省は揃って自転車を歩道に上げようとしてきました。そのため、車道が自転車の通行を考慮して整備されておらず、走行が危険な場所というのは確かにあります。 しかし、本来自転車は車両の一種、軽車両であり、車道走行が原則なのは言うまでもありません。このたびの警察庁の通達で徹底されようとしていることですし、最近はテレビや新聞でもさかんに言われています。歩道も整備されていないような途上国はともかく、世界的にも常識です。 仮に、50CCの原付バイクが歩道を走っ
先月、警察庁から全国の都道府県警に、自転車の原則車道通行徹底の通達が出されました。もちろん、急に変わるものではありませんが、一部では今まで見たこともなかった白チャリの車道通行が見られたりしているようです。一方、各地では困惑が広がっていることが報道されています。 歩道ガラガラでも自転車は車道…困惑の車王国 警察庁が自転車の車道通行を徹底させる通達を出したことを受け、群馬県警は、県内全域の道路で実態調査を始めた。 東京など大都市部では、歩行者が多い歩道で危険走行を繰り返す自転車が問題視されているが、車社会の群馬では、人が歩いていない歩道も多く、全国一律でのルール徹底の号令に不安の声も上がっている。 同庁の通達「自転車交通総合対策」は10月25日付。自転車ブームを背景に急増する自転車と歩行者の事故を防ごうと、道交法の原則に戻り、自転車を車両として扱うことを徹底するよう全国の警察本部に求めた。 自
自転車ブームでスポーツバイクに乗る人が増えましたし、特に震災後は自転車で職場まで通勤する人も増えました。テレビや雑誌などで取り上げられることも増え、自転車への注目は高まっています。自転車女子などと呼ばれる女性たちも、オシャレな自転車に乗り始めています。 最近、少しスポーティーな自転車を購入しようとか、オシャレなものに買い換えようといった人で、自転車ショップは、どこも盛況だと言います。もちろん全体では、まだまだママチャリが圧倒的に多いとは言え、特に都市部ではスポーツバイクやちょっとオシャレなシティサイクルを見る割合も増えてきた感があります。 駅までのアシや、買い物のために使うならばママチャリも便利だと思います。しかし、自転車に乗ること自体を楽しんだり、趣味やスポーツとして乗るようになると、ママチャリでは物足りなくなってくるでしょう。スポーツバイクに乗り換え、その軽快さやスピードに驚き、楽しさ
前カゴや小さな荷台では、あまり大きな荷物、たくさんの荷物を積んで走るのは危険でもあります。少なくとも大多数の日本人は自転車が荷物運搬に向かないと思っているはずです。実は、カーゴバイクやトレイラーなどを使えば、例えば大きな家具だって十分運べるのですが、日本ではほとんど普及していません。 近距離の移動だけだったら自転車でも十分であり、クルマの代替になりうると考えている人でも、大きな荷物やたくさんの荷物は運べないので、クルマを使わざるを得ないと思っている人は多いはずです。日本では、カーゴバイクやトレイラーがほとんど普及していないので無理もありません。 日常的に大きな荷物を運ぶのでなければ、カーゴバイクの大きな車体は邪魔になります。その点で現実的な選択肢とは言えないかも知れません。しかし、必要な時だけ自転車に連結して使うトレイラーならば、ふだん荷物のない時には、連結を外して自転車だけを普通に使えま
UAE、アラブ首長国連邦のアブダビに建設中のマスダール・シティです。何もない場所に一から設計される計画都市で、電力を太陽光や風力といった自然エネルギーでまかない、都市単体でカーボン・ニュートラルの実現や、最先端の技術によって廃棄物を出さないゼロエミッションのエコシティを目指しています。 広さは6.5平方キロ、計画人口は5万人、総事業費220億ドル、建設は2006年に始まり、2015年完成予定です。砂漠の中なので、水は海水を淡水化するプラントから供給されます。国際再生可能エネルギー機関(IRENA)の本部が置かれることも決まっています。国際機関の本部がアラブに置かれるのは初です。 カーボンニュートラルとは、排出されるCO2が吸収されるCO2を上回らないという概念です。仮に、元々CO2を吸収して育つ植物由来のため、燃やしてもCO2が増えると見なされないバイオエタノールなどであっても、その輸送や
九州から北日本にかけては記録的な大雪となっているところも多いようです。必要に迫られ、慣れない雪かきをしているという方もあるでしょう。いつもの年なら平野部は雪が多くないので自転車にも乗れるのに、今年は雪で乗れないというサイクリストもあるかも知れません。 もちろん、中にはスパイクタイヤに付け変え、雪道でも自転車に乗るという人がいないわけではありません。でも、スパイクタイヤの場合は、圧雪や雪かきされた道路ならばスパイクの爪が効いて、比較的効果が高いものの、深い雪や重く湿った雪には弱いという話も聞きます。 私は経験が無いので、よくわかりませんが、クルマと違って自転車の場合は軽いこともあって、深い雪だとトルクがかからずに空転してしまう感じなのでしょうか。スパイクタイヤよりも自転車用のチェーンのほうが向いているのかも知れません。 ただ、いずれにせよ、そう雪が多くない地域の人なら、今年多少雪が多いからと
自転車事故と専用レーンについて社説で書いているのは、毎日新聞です。 社説:自転車事故 専用レーンの拡充図れ 街の中の歩道を猛スピードで走り抜ける自転車に肝を冷やした人は少なくないだろう。 歩道を走行する自転車が歩行者をはねるケースが増えている。09年の対歩行者事故は2934件で10年間で3.7倍になった。死亡事故につながるケースもある。 道路交通法で自転車は軽車両に分類され、原則として車道の左側を走らなければならない。08年6月に改正法が施行され、自転車の走行が道路標識で指定されていない歩道を例外的に走っていいケースを「13歳未満か70歳以上」などと明確化した。 だが、交通ルールの無知やマナー違反が絶えない。携帯電話を見るなどよそ見運転はもちろん論外だ。 無謀運転による事故の代償は大きい。05年、信号無視した30代男性の自転車が、横断歩道を歩いていた50代女性をはねて死亡させた。地裁で50
いろいろありますが、例えば並走するクルマ、特にトラックやバスなど大型の車両が、道路の端の方へ寄ってきた時もそうです。いわゆる「幅寄せされる」という状況ですが、下手をすれば接触し転倒して、後輪に巻き込まれて轢かれることだってあり得ます。ヒヤリとする瞬間です。 中には、明らかな故意や嫌がらせで幅寄せされるようなケースもあるでしょう。自転車が邪魔で目障りだとか、歩道を走るものと目の敵にする人もいます。相手にケガをさせたり死亡させる可能性があるのに、その行為がもたらす結果の重大性に思いが至らないような未熟なドライバーや、身勝手で短気な人も存在します。 ただ一般的に、わざわざそのような危険な行為に及ぶとは思えません。人身事故となれば、自動車運転過失致死傷罪として刑事責任は重大ですし、賠償などの民事責任や行政処分も免れません。常識的にはそんなリスクを冒す意味はないわけで、幅寄せは故意ではなく偶発的な場
某月某日 会社の帰り、駅についたら自転車が消えていた。おそらく、放置自転車として撤去されたものと思われる。仕方ないのでタクシーで帰る。返還の手続きは午後7時までだが、到底平日には間に合う時間ではない。頼んだ覚えはないが、移送手数料という名目で4千円もとられるらしい。罰金の意味で高いのだろう。 当分取りにいけそうにないが、その間不便だ。近所のホームセンターでも1万円そこそこで売っているのを見たことがあるし、特売の時はもっと安い。通販で買えば、さらに安いものもある。ネットオークションという手もある。中古で良ければ、移送手数料と同じか、下手すると安く手に入るかも知れない。 考えてみれば、わざわざ取りに行って4千円払うのもバカバカしい。知人の住む街の2倍以上というのも癪だ。いつだったか取りに行ったことがあるが、無愛想な職員が非難するような態度で実に不愉快だった。取りに行くまでのことを考えると、新し
そろそろ雪が降り始めるとされる日、二十四節気の一つ、小雪(しょうせつ)も過ぎ、自転車に乗っていても雨に降られると辛い時期です。太平洋側は、冬になってしまえば、寒いながらも晴天が増えますが、この時期は天気が崩れることも多く、自転車通勤をしている方にとっても厄介な季節なのではないでしょうか。 南国の雨のように、ザッと降って、すぐあがってくれるならいいですが、しとしと長く降り続けるこの時期の雨は、自転車乗り泣かせです。逆に言えば、この雨の多い日本で自転車乗りたちは、自分も含めてですが、よく乗っているものだと思います。 では、降水量の少ない国、年間を通じて温暖な国のほうが自転車に乗る人が多いかというと、必ずしもそうではありません。例えばヨーロッパの国々を見てみると、比較的北にあって、雪も降るような国のほうが、自転車の利用率が高かったりします。 一年間に、国民一人が平均して自転車に乗る距離で比べてみ
鉄道の駅と連絡したり、都市の中心と郊外を結んだり、通勤や通学など普段の生活に密着した移動手段となっています。鉄道の廃止に伴う代替交通となったり、鉄道網が充実していない地域では、住民にとって生活を支える貴重な公共交通の柱、頼みの綱となっていることも少なくありません。 しかし、最近は過疎化や少子高齢化、自家用車を利用する人の増加などに伴って赤字路線が増え、バス会社は厳しい経営を強いられるところが増えています。利用者が減少すれば、本数を減らすなどの合理化策を取らざるをえません。それが不便さを拡大させ、さらに利用者が減る悪循環に陥ります。 既存路線が廃止されれば、高齢者など自家用車が使えない人にとっては死活問題です。生活のアシを奪われ、日々の食料品の買い出しすら困難となる、いわゆる買い物難民が発生している地域もあります。バス会社による路線の廃止計画に対して、存続を請願する運動が展開されたりしていま
よく聞くのは、お尻の痛みでしょうか。スポーツバイクの場合は、ママチャリと違ってサドルが固いので、慣れないうちは、お尻の痛みに悩む人が少なくないと思います。多くの場合、慣れれば平気になりますが、平気にならない場合には、何か原因があるのかも知れません。例えば、体重が分散出来ていない可能性があります。 つまり、ママチャリに乗るような感じでサドルにどっかりと座ってしまうとか、ハンドルを持つ腕やペダルにのせた足とに体重の分散が出来ていない可能性です。自転車に乗る姿勢、ポジションの問題でもあります。極端にサドルを下げている人は少ないと思いますが、サドルに体重がかかり過ぎるぶん、痛みが出ているのかも知れません。 横から見てサドルが前上がりや前下がりになっている場合もあるでしょう。微妙にサドルが高すぎだったり、低すぎだったりすることが影響することもあります。もちろん、サドルそのものの形状が、自分の身体と合
中国山東省のチンタオに住む中国人のGuan Baihuaさんは、自転車のタイヤが円形である必要があるのだろうかと考えました。そして、18カ月かかってタイヤが円形でなく多角形の自転車を製作しました。2008年の北京オリンピックのロゴが入っていますが、2009年の5月に発表されました。 円形でないばかりか、前後の形も違い、5角形と3角形のような形をしています。この写真を見て、「ああ、よくある変わり種自転車をまた作ったわけね。」と思った人は多いに違いありません。確かに、遊園地などで見かける子供向けのおもしろ自転車のようにも見えます。 車軸がタイヤの中心になく、ピョンピョン跳ねるように進む遊具なんかも連想させます。タイヤを多角形にし、しかも前後バラバラにすることで、乗っている人が上下するような、ぎこちない動き、もしくはガタガタと揺れて滑稽な動きをするんじゃないかと想像した人も多いのではないでしょう
6月28日付日本経済新聞の夕刊です。大見出しに「マンション駐輪、大混雑」とあります。「健康・自転車ブームに難問」とも書かれています。少し長いのですが引用します。 自転車ブームで「マンション困った」 足りない駐輪場 健康や環境を意識して自転車に乗る人が増えてきた。そこで浮かび上がってきた問題が、マンションなど集合住宅での駐輪場不足だ。駐輪場に入りきらず、玄関先に放置されたり、廊下などの共有部分に置かれたりする自転車に多くの管理組合が頭を悩ませている。 「これはひどいな」。東京都杉並区のマンションで管理組合の理事をしている男性(42)は最近、駐輪場からあふれている自転車を見て驚いた。玄関ポーチや歩道にざっと数十台。チェーンで歩道の柵に固定したものもある。マンションの景観が悪くなるだけでなく歩行者に迷惑で、近所の住民から苦情が出ていた。 原因は駐輪場の不足だ。もともと37世帯のマンションに27台
ママチャリだって時速15キロは軽く出ますから、歩く速度の4倍近くになります。ロードバイクなどに乗っている方なら、その倍の時速30キロでも簡単ですし、あるいはそれ以上の速度を出すことも可能なわけです。ツールドフランスのようなロードレースで、長い時間・長い距離をトップスピードで闘うのはたいへんです。でも瞬間的な速度であれば、条件にもよりますが、かなり出せると思っている方も多いでしょう。 写真はアメリカ・ネバダ州バトルマウンテン郊外に伸びる州道305号線です。世界でも最もまっすぐ、最も平らで、最もなめらかな路面の道路のうちの1つと言われています。6キロ以上加速できる余裕もあるそうで、軽くこいでもスピードが出そうです。こんな道路が家の近所にあったらと思ってしまいますが..(笑)。 この道路で無風状態だったら、どのくらいの速度を出せると思いますか。無風でも速度を出せば、当然大きな空気抵抗が立ちはだか
陽気がよくなってくると、そろそろ自転車に乗ってツーリングに出かけたくなってくる人も多いのではないでしょうか。通勤電車に揺られていても、天気がいいと、ふらりと旅に出たくなることもあるかも知れません。日常から離れ、旅行に行くのは楽しいものです。春に向けて旅行を計画している人もあるでしょう。 ただ旅行と言っても、普通は週末を利用して1泊とか2泊というのが多いと思います。ゴールデンウィークやお盆、正月などに多少長い休みをとれたとしても、せいぜい10日前後でしょうか。日本人の労働時間は長く、欧米のようにバケーションで何週間も旅行に出かける人は少ないと思います。 たまには長い休みをとって、のんびり自転車旅行でもしてみたいなぁと考えたことのある人は多いと思います。仮に休みがいくらでもとれるとしたら、どこへ、どのくらいの期間出かけるでしょうか。四国八十八カ所巡りに1ヶ月とか、日本一周に半年、なんて答えが出
国連気候変動枠組み条約の第15回締約国会議(COP15)での合意の行方には、世界中が注目しています。デンマークのコペンハーゲンで開かれているこの会議には世界各国の首脳も顔を揃え、日本でも多くのメディアがその様子を伝えています。 ところで、このCOP15を取材するために、世界中から多くのマスコミが現地入りしていることもあってか、最近デンマークという国、あるいはコペンハーゲンという街にも注目が集まっています。マスメディアが、同国を環境先進国として、その取り組みなどを紹介することも増えているようです。 実際、コペンハーゲンはCOP15が開かれるに相応しい場所と言えるでしょう。デンマークでは風力発電の割合が全体の2割にまで伸びており、2020年までに、これを5割にまで引き上げることを目標にしています。風力発電用の機器を、世界で一番生産している国でもあります。 個人レベルでもさまざまな取り組みが進め
他の都市に負けじと競う部分があるのでしょうか。あるいは、我が街にもつくっておかねば、と横並び意識が出るのかも知れません。距離的には、それぞれの街の中のごく僅かな区間に過ぎませんが、全国各地で自転車レーンを設置する動きが出てきています。 ただ、設置されるレーンのスタイルはさまざまです。歩道上に色分けするだけで、相変わらず自転車に歩道通行を強いるようなものも少なくありません。最初はともかく、歩行者も自転車も区分を気にせずに通るものですから、結局歩行者と自転車が混在する形になっている道路も少なくないようです。 なまじ自転車のマークが歩道に描かれているために、駐輪スペースと勘違いされている場所も見かけます。駐輪する自転車を誘発してしまい、結果的に歩道がより狭くなって、余計に歩行者と自転車の事故が起きやすくなってしまうという、本末転倒の場所も実際にあちこちで見ます。 一方、車道に設置したものの、道路
自転車で走行中に、前輪が脱落して重傷を負ったのは、自転車に設計上の欠陥があったからだとして、この自転車の輸入元の会社に損害賠償を求める訴訟が起こされました。報道各社がニュースとして取り上げています。共同通信の記事から引用します。 「輸入自転車に欠陥」と提訴 車いす男性「早く対策を」 イタリア「ビアンキ」ブランドの自転車で大けがをし障害が残ったのは車体の欠陥が原因だとして、茨城県つくば市の元会社経営中島寛さん(61)が5日、輸入元の「サイクルヨーロッパジャパン」(東京)に約1億6千万円の損害賠償を求め東京地裁に提訴した。 原告側の鈴木周弁護士は、ビアンキ社や台湾にある車体製造元などがサイクル社側として訴訟に参加する可能性があるとしている。 中島さんは現在、車いすの生活。東京・霞が関の司法記者クラブで、壊れた自転車を脇に記者会見し、サイクル社などがこれまで補償などに応じていないとした上で「提訴
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『サイクルロード 〜自転車への道』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く