将棋界(順位戦)の歪み その1の続きです。 前記事で、「弱い者は去れ」という勝負の掟が適応されていない緩やかな将棋界の現状とその是正案(引退基準)を述べたいと結んだが、その前に、 「この四者の対局相手を調べてみると、阿部五段が10人中3人が3勝7敗以下棋士、中村五段はなんと7人が3勝以下、船江四段は3勝以下は2人、菅井五段は3勝以下が3人。また、対局相手の総勝ち数は、阿部五段が43勝、中村五段が34勝、船江四段が50勝、菅井五段は52勝とかなり難敵度に差がある。特に中村五段は対戦相手に恵まれていたと言える。(もちろん、棋聖に挑戦した氏であるので、くじ運だけで昇級したわけではないのは自明) くじの悪戯と言ってしまえばいいのかもしれないが、こういう状況は他の年度や他のクラスでも頻繁に起こっているように思える」 と、前期のC級2組の対戦相手の状況を述べたが、この現象(対戦相手の運不運)はリーグ内