「時の経過を利用すること」(2011-06-21) 3・11の大震災の時、東京のビル群は大きくしなるように揺れていました。しかし、ここ数十年以内に建造されたビルは、1つも壊れていません。 このことが海外でもニュースになっていました。日本の建物の耐震性は凄いと評価されていました。 ビル自体が揺れることを計算した上での建て方であり、揺れることで力を分散させています。近年の免震構造(耐震ではなく)のマンションに至っては、部屋にいても揺れをほとんど感じなかったと聞きました。 これは、私たちの心にも言えるのではないでしょうか? 私たちも、心に精神的なショックを受けた場合、その衝撃に歯を食いしばって「なんとか頑張ろう」と思うよりも、心が揺れるままに「すべてを静観して見よう」と思う方が、いろんな意味で最善なことが多いのです。 この世では、時を経る、体験する、という手順を通過しないことには、ダメなことが色