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アメリカ大統領選
blog.goo.ne.jp/sleepingcat_2006
先日、俺がとっている新聞の社会面に以下のような記事が載った。 「福岡地裁小倉支部の書記官が、裁判官が言い渡した主文よりも賠償額を約410万円多く誤記した判決を被告側に送っていたことが判明した。草稿を基に当事者用の判決を作成したのが原因らしい。」 ・・・へー、め、めずらしいじゃん、書記官みたいな地味な公務員のミスが新聞に載るなんて。 新聞をたたむと、俺はひとりごちた。 そして、内心、俺はこの書記官に同情した。 ・・・なぜなら、この手のミスは、誰もが一度はやっているミスだからである。 どこの庁でも大体同じだと思うが、所謂「判決書」の原本作成は次のようなプロセスで行われる。 1 裁判官がドラフトを起案 2 書記官にデータまたは印刷物を渡してチェックを依頼 3 書記官がチェックした後、裁判官にデータまたは印刷物を返し、裁判官が推敲 4 2と3を繰り返し、最後に裁判官が押印して原
裁判所の一職員が勝手なことをしゃべるブログです。「私、審判で揺らいでしまうかもしれない。」 知り合いの家裁調査官が、こんな言葉を漏らしていたのを思い出しました。 近々、被害者等が少年事件を傍聴したりできるようになるそうです。 かつては、秘密のベールに包まれていた少年審判廷が、いよいよ被害者等の目にもさらされる時が来ました。 私は、以前から少年犯罪に対しては厳しいことばかり書いていますし、今もその意見に揺らぎはありません。 犯罪はだれがやっても犯罪であり、そこで失われたものに変わりはないのです。 事件によって最も大きな影響を受けた被害者等が、審判の行方を見守り、意見を述べていくことについて、何ら反対する理由はありません。 私は、子供だから、という理由だけで、犯罪者に優しくしてやる必要などまったくないと思います。 そもそも少年法の更生至上主義自体根拠不明で、「可塑性(変われるっ
裁判所には司法修習生という、ちょっと特殊な立場にいる人たちがいます。 彼らは、司法試験に合格した後、法曹になるための研修を受けている人たちのことなのですが、現場からすると微妙なお客さんです。 司法修習生は研修生なので、別に何の権限もありません。事件の起案とかして、法曹となるべく修養を積んでいます。 ですが、いずれは法曹となる人たちで、世間一般でいえばいわゆるエリートだと言えます。 つまり、先ほどいった微妙というのは、まさに上のようなところが微妙なわけでして、丁重にする必要はないが、放って置くわけにもいかないというのが、現場としてはちょっと気を使うわけです。 最近は司法研修所での教育が行き届いているのか、俺様サイコー的なアホはいなくなったようですが、学生又はプータロー(司法試験浪人)からいきなりエリート予備軍になったギャップに対応できず、社会人としてうまく振る舞えない人もいたりしま
先日から大きな問題になっている汚染米問題。 ついに、農水大臣と事務次官の進退問題にまで発展しました。 ・・・。 いや、役所が悪くないとは言いません。 確かに、彼らは結果的に責務を果たせませんでした。 私は先日のエントリで、役所も悪くないわけではないが、一番悪いのは民間だと書きました。 そして、そもそも、なんでこのような米が流通することになっているのか。 そこに着目すべきであると指摘しました。 でも、そこを指摘する人はほとんどいないようです。 みんな役所が悪いんだ、でオチをつけようと必死です(笑)。 中には、もっと根本的な問題に目を向けようと言っている人もいるにはいるのですが、マスコミ屋は騒ぎ立てて視聴率や部数を上げることのほうが重要なようです。 一方、先の総理大臣の辞任会見から、政治の世界は総選挙の話で持ちきりです。 野党が今度こそ政権獲得と意気込めば、与党は総裁選
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