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ノーベル賞
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TPP交渉参加に対して長野2区選出の務台俊介衆議院議員(自由民主党)とメールで質問し、やり取りをさせていています。 その内容を皆さんと共有させてください。 やる気あるのだろうか?TPP反対で当選した自民党議員達は。からの続きです。 「務台俊介議員さま。 分かりました。私は自分の出来る形でTPP反対の声を上げ広げていきます。 6つの約束を守れないのであればTPP批准反対にむけて議員は議員にしか出来ない動きでの活動をお願いします。(最大限の効果が出るように。) それにしても、この期に及んで何故TPPを反対する議員が自民党にいるのかが不思議です。 反対勢力をまとめて離党するくらいの動きを見せていただきたいものです。 それとも安倍総理や議員にはどう考えて6項目の約束を守れそうもないTPP交渉にあえて参加表明し、しかるのちに撤退する深い考えや秘策があるのでしょうか? (国民的議論を巻き起こし国民に民
高齢者医療に熱心に取り組まれている老健の医師の書いたブログがありました。 EBMを日本に広めたことで名高い名郷直樹先生が最近書かれた認知症治療薬の効果に疑問を呈した総説にたいする意見のようです。 寮隆吉のBLOG よき高齢者医療のために 補遺 認知症治療薬の効果―名郷直樹先生の総説論文 曰く、 『「認知症診断にも、認知症介護にもほとんど関わらない精神科医が、認知症をみると、向精神薬ばかりを投与して、時に廃人のような人間を作り出す。認知症治療に精神科医は関わるべきではない。』 とのご意見のようです。 こういう意見は多いです。 いつの時代も精神医療は悪者です。 たしかにそういう精神科医もいるでしょうがこれまた過度の一般化ですね。 うちの近くの特養化した老健では医療費が包括払いのためもあるのでしょうが、高価な認知症治療薬は収益が下がると嫌われておりバッサリ来られてしまいます。薬も多すぎる、高すぎ
北相木の松橋先生の漢方の講演会(クラシエ主催)があったので松本まで行ってきた。 前回は「抑肝散加陳皮半夏」であったが、今回は「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)の処方解説」なんだもの・・・。 松橋先生ファンかつ補中益気湯ファンとしては行かないわけにはいかない。 なんといっても補中益気湯は私が漢方に目覚めさせてくれた方剤だ。 自分がばててどうしようもなく、疲れているのに眠れなかった日々に補中益気湯を飲むと眠れるようになった。 また疲れると出てきていた痔も治ったということで漢方に信頼を寄せるようになった。 台湾にいったときは生薬で買ってきて煎じて飲んでみたが実に美味かった。 メーカーによると日本で人気のある漢方製剤は補剤が主だそうである。 高齢化し体力が低下し補剤が必要な人が増えているということかもしれない。 いわゆる補剤として補中益気湯、六君子湯(りっくんしとう)、加味帰脾湯(かみきひとう)、
成年後見人制度の利用も増え専門職の後見のニーズも高まっています。 複数での後見が可能となり、財産の管理や法的な問題の整理は司法書士や弁護士が担い、社会福祉士は後見活動のなかでも特にケースワークが必要な部分、Assistive Advocacy、権利の行使や身上監護の部分を担うことが多いようです。 社会福祉士会が運営する権利擁護センター「ぱあとなあ」は成年後見人(専門職後見人)の養成をおこなっており、連続講座は今年で5回目になります。 この講座を受講した社会福祉士は「ぱあとなあ」の一員として成年後見人を受任することが求められます。 お声がけいただき、この講義の一コマ、「成年後見活動のための精神医学」を担当させていただきました。 後見人制度における医師の役割ということを中心にお話しましたが、各論部分は時間がなくて駆け足になりました。 スライドはこちら 認知症、統合失調症、高次脳機能障害、知的発
以下の様な質問をいただきました。 Q: 精神科救急は、家族が病院に連れて行きたくてもつれて行けない周辺症状が強くある認知症の方を救急車で搬送してよろしいのですか? A:認知症に限らず精神科ではよくある相談です。 認知症に限らず精神障がいというのは支援を上手にうけられない、支援を受けること自体に支援が必要な方のことです。 引きこもりや統合失調症などの場合でもよくある構造であり介入方法もほぼ同様です。 もっとも危機が発生してからあわてて動いて無理やり精神科病院に投げ込むのでは本人も傷つきますし、病院としても対応に本当に苦慮します。 (残念ながらこういうケースはいまだに実に多いのですが・・。) 本当はこの様な状態に至らず認知症の混乱期を乗り切るために早期から介入し、家族以外の人に支援を受けてもらうことに当事者本人も家族も慣れてもらうことが大切なのです。 早期介入とアンチスティグマは裏腹の関係あり
「精神科は今日も、やりたい放題~”やくざ医者”の、過激ながらも大切な話」という挑発的な本が大々的に売られています。 精神科は99%が誤診!ついに出た、医学界内部からの告発 精神科ほど、甘~い商売はない。というキャッチーな帯がかけられ、近くの書店でも本棚の大きなスペースで並べられ、これまでに累計10万冊以上も売れているようです。 苦しむ患者さんをなかなか良くすることができない精神医療を叩くのは気持ちがいいですから、世の中には、このような言説を求めているのでしょう。最近のNHKの番組を始め、この様な言説が出てくるのは精神医療周辺ではいつものことなのですが、これは病気で苦しんでいる患者さんや真摯な精神医療従事者にとって非常に失礼な話です。妙な精神科に対するルサンチマンが渦巻いています。 精神科をたたくことで病者が救われるなら文句は言いませんがね・・・。 内容はよくぞこんな本がかけたものだというレ
NHKなどでも認知症の番組が増え、樹木希林などが出演するテレビCMのせいか認知症外来への予約外来が急増している。 地域で生活できているのなら、普通にかかりつけ医でみてもらって困ったら相談でも全然いいと思うのであるが・・。 多少の物忘れはあるものの、近所のかかりつけ医にかかっていて90近くまで特に問題もなく過ごせている夫婦がいた。 診療所の先生に「物忘れの薬はない?」と聞いていたら「そんな薬があれば俺が欲しいわ。」と言われていたそうだ。 しかし仕事も引退し運転もやめることを考え・・と上手に隠居していっていた。 診療所の先生に看取ってもらうというくらいまでいい関係ができていた。 長野県の方言でいえば「なから(いい加減、適当)」でうまくいっていたのだ。 テレビ番組やCMをみた息子が大慌てで「物忘れ外来」に受診させた。 それはそれでいいのではあるが・・。 認知症疾患センターでは「ものわすれ外来」と
ヤンセンファーマと武田薬品が共同販売しているレミニール(ガランタミン)の発売一周年講演会が松本で開催されました。 演者はいづれも地元の病院の先生方で、脳神経外科からみた認知症(一ノ瀬脳神経外科、一ノ瀬良樹先生)、精神科からみた認知症(安曇総合病院精神科 村田志保先生)、信州大学の神経内科の池田修一教授の講演(「認知症治療薬の使い方、私はこうしている。」)の三本立てという趣向が良かったのか地域の開業医、精神科医、神経内科医など多数の参加者がありました。 遅れて参加したので全ては聞けなかったのですが、脳神経外科の一ノ瀬良樹先生(一ノ瀬脳神経外科)は正常圧水頭症や、血管手術で改善した脳血管性認知症などの治療可能な認知症の話題が主でした。 さらに脳卒中や脳血管性認知症(VaD)などを,危険因子から病態の発症,進展まで,加齢に伴う一連の脳・血管の変化「血管性認知機能障害(vascular cogni
NHKスペシャル、「ここまで来たうつ病治療」という番組があった。 以前からNHKの「うつ病」の特集番組は残念な内容が多かったのだが今回はどんなものかと思って一応は見ておく。 どうせ患者さんにも聞かれるだろうしね。 まず「うつ病はこころの病気ではなく脳の病気」という場面からスタート。 なんかしょっぱなからアメリカの最新治療は素晴らしいという論調・・・嫌な予感。 はじめにrTMS(反復経頭蓋磁気刺激)という磁気刺激による治療法の紹介。 うつ病患者では前頭葉の血流が低下しており、不安や恐怖などの感情をつかさどる扁桃体が暴走してうつ病になるという仮説に基づいて、前頭葉のDLPFC(背外側前頭前皮質)を直接磁気で刺激して扁桃体の暴走を抑えるという理屈らしい。 入院したり外来にかよってrTMSをやって帰るというのが標準的な治療の時代がくるのか? つづいて電極を埋め込んで脳の深部(ブロードマン25野)を
胃ろう造設、医療従事者の影響大きく- 全国老施協が特養入所者調査(キャリアブレイン) 「特別養護老人ホームにおける胃ろう等による経管栄養に関する実態調査」は今年7-8月、全国の特養2000施設を対象に実施。回答があった1230施設で胃ろうを造設している入所者7005人の状況を分析した。対象者の平均年齢は85.1歳、平均要介護度は4.8だった。 調査結果によると、胃ろうを造設する際に最も影響を与えた要因を尋ねた設問では、「医療従事者からの説明」の37.8%と、「家族の希望」の34.2%が上位を占め、これに「施設からの説明」の2.5%などが続いた=グラフ=。「本人の希望」で胃ろうの造設に踏み切っていたケースは0.3%だった。 ************************************************ 胃ろうの適応についてはいつも悩みますね。 可逆的な病態か、本人の意向(確
最近は専ら福祉分野を取材され、「寝たきり老人のいる国、いない国」などの著作でも有名なジャーナリストの大熊由紀子氏の新聞記事がありました。 「認知症ケアは訪問診療で。精神科病院への入院はやめよう」という主旨には基本的には賛成です。 マンパワーの足りていない忙しい病院に入院する事で身体機能や認知機能が低下し生きる意欲やADLも低下することはよく経験します。 病院であれ、高齢者施設であれ、志が低く、ケアの質の低い施設に入れば、生きる力を失い認知症も悪化するのは当然でしょう。 認知症の方の精神科病床への入院はできるだけ避けられるべきものであることは確かです。 訪問診療では本人の生活の場、土俵におじゃましての診療であり、家族関係の隙間もよく見えます。自宅にあるさまざまな物を利用して本人の世界に入っていけますし、家族も連れてくることで一仕事ということもありません。 継続的に関わる事で、いよいよ看取りの
依存症(アルコール、薬物、摂食障害、ギャンブルなど)の回復に最も有効な手段は当事者の自助グループだ。 依存症のため健康や仕事、人間関係などを失い、アル中のろくでなしというスティグマのために余計に素面ではいられずまた飲んでしまうという悪循環から脱するためには、当事者が集まり仲間どおしで助け合い支え合う場が必要だ。 しかし残念ながら地域の断酒会やAA(アルコホリック・アノニマス、匿名のアルコール依存症者のグループ)が維持できず次々と消滅しつつある。 依存症の背景に発達障害や気分障害、統合失調症などをかかえた方も多く、断酒会などのグループにはうまくとけ込めない方も増えているのも原因の一つだろう。 以前のように入院してアルコールのリハビリテーションのプログラムに参加し、退院してからは断酒会に繋ぐといういわゆる「久里浜方式」にはまる典型的なアルコール依存症者はめっきり少なくなった。(それでもニーズは
いまや5億人のユーザを抱えるSNSのフェイスブックが誕生し急成長して行く過程で巻き起こった二つの裁判を軸にテンポよく物語がすすむ。アメリカの大学生の雰囲気や西海岸、東海岸、英国のそれぞれの雰囲気などもうかがえて面白い。 実にキャラが立っており名演技(多少誇張もあるようだが・・)ストーリーもエキサイティングで 誰もが楽しめる娯楽作品に仕上がっており、 早くもアカデミー賞候補と目されている作品なのだそうだ。 発達障害、特に自閉症をあつかった映画として有名なものにレインマン、統合失調症を扱った映画としてビューティフル・マインドがあるが、この映画も病跡学的に眺めてみるとまた違った楽しみ方ができる。 アスペルガー症候群やADHDなどの発達障害に興味のある人はそういった視点からみると特に楽しめるだろう。 キャラが立っているのは登場人物がそれぞれさまざまな発達特性を持ち合わせているからだ。 これらの発達
(ADD/ADHD)は一言で言うとネコ的な性格のハンターである。発想力、想像力は抜群なのだがひらめきすぎてしまうために、単純なルーチンワークなどが苦手で集中して仕事ができない。自由気ままで、時間感覚がなく、段取りをつけて物事をこなせない。一方で瞬発力はあり興味のあることにはものすごい集中力を発揮する。が、狩に備えて体力を温存するために休息はたっぷり必要。生活は不規則になりがち。(⇒WingBrain参照) 「ADD/ADHDという才能」という本に詳しいがADHDはハンターの末裔だという。昨今のファーマー全盛の世界で上手くやっていくためには相当の苦労が必要で、リタリンなどの薬を使ってハンターの能力を押さえ込みファーマー的業務をこなしたり、メモなどさまざまなツールを使って工夫をこらして適応したり相当苦労している。 ADHDはひらめきすぎてしまうので、思いついたことはとりあえず、メモしたり、デジ
Gooブログ運営母体のNTTレゾナントの姿勢などに思うところがあってFC2ブログに引っ越しました。 個人的な日常などはSNSに移行しました。 今後、ブログは精神医療関係の論説をパブリッシュする場として活用していきます。 引越し先はこちらです。 認知症の寸劇は需要が大きいようです。 3人ですぐに演じられるバージョンを作りました。 認知症のイベントの最初などに。 注意点としてはとにかくニンチ、ミンチ、ウンチは大きな声で。 孫)(大きな声で元気よく)お母さん、お母さん?ニンチって何? 嫁)えっ?ミンチ?あなたの大好きなミートソーススパゲッティに入っているひき肉のことよ? 孫)ちがうよ、最近はパスタボロネーゼっていうんだよ。 ・・・(大きな声)そうじゃなくって、看護師やってるケイコおばちゃんに、「おばあちゃん、最近ニンチ入ってきているんじゃない?」っていわれたんだよ。 嫁)??? 認知症のこと?
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