日本でも、いよいよ“ブレードPC”が商材として登場する。ブレードPCは、ブレード・サーバーのフレームにクライアントPCのブレードを差し込んだものだ。クライアントPCのブレードのほか、サーバーやストレージのブレード、ネットワークのすべてが同一のフレームに収容可能で、クライアントPCのブレードは複数のユーザーでシェアすることも可能になる。エンドユーザー側にはディスプレイ、キーボードなどの入出力しか置かないが、従来のシンクライアントに比べ物理的にはPCが存在するため、利用環境は従来のPCとほとんど変わらない。 来月にはHPが日本でも発表する予定だし、日立をはじめ日本のメーカーも順次製品化するはずだ。このブレードPCのメリットは、なんと言ってもセキュリティ面にある。ブレードはセンターに集中されるので、物理的なセキュリティは万全だし、エンドユーザー側に置く入出力をディスプレイとキーボード、認証機器に