私は若い頃から自分の顔や体型に自信がなくて、それでも「ほんとうにきれいな顔だね」としみじみと言われたりすることもあったので、私の劣等感と顔をほめてくれる人たちの感覚の違いに少し戸惑いながら生きてきました。 自らの顔かたちに劣等感があるものだから、あまり、自分の写真を撮らずに生きてきたので、自分の顔がどんなものなのか、よく知らずに生きてきました。不思議なもので、他人の顔というのはおのずと視界に入ってくるのでよく覚えているのですが、「自分の顔」というのは、鏡を見たり写真を撮影したりのアクションを起こさなければ見ることができないので、あまり正確に覚えていなかったりするんですよね。少なくとも私の場合は「自分の顔」っていうものがいまいちピンとこないんですよね。 インターネットでSNSが普及し始めると、旧友達の連絡先は当然知っているものの、ちょっとバーで仲良くなった、っていうくらいの知人達をふと思い返