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画力アップ
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ついさっきNature Newsを見ていて、ちょっと気になった話題。個人的にはこの手の話題ってここ数年変わってきた生物全体の捉え方に関わるような感じもするし、またこのブログで科学的な話題もたまには扱いたいなということで簡単に触れておきます。ただ、厳格な科学的事実というよりは科学研究の先端における論争の話なので、話半分程度で読むのがよいし、面白い話ではないです。 → Existence of RNA 'dark matter' in doubt : Nature News と、その前に簡単に門外漢ながら背景を説明しておくと、世の中にいる生物はタンパク質を発現し、そういったタンパク質によって構成されていますが、タンパク質の情報は細胞核内(一部ミトコンドリア)にあるDNA上の遺伝子にコードされています。この遺伝子からmRNAが転写され、リボソームによってタンパク質に翻訳される。これが有名なセント
俺は科学を生業としていることもあり、ウェブを巡回する際に科学情報を紹介しているサイトや科学雑誌などのウェブサイトをよく閲覧しています。 そういったウェブサイトの中で面白い情報などを見かけたら、はてなブックマークの方に登録するようにしているのですが、改めて俺がどういった科学系サイトを巡回しているのかというのを紹介してみたくなりました。 逆に、科学系ニュースに関心のある方達がどういったウェブサイトを巡回しているのかが気になるところなので、機会があれば伺ってみたいと思っています。 では、科学系巡回ウェブサイトについて、簡単な寸評とともにリンクを貼っていきたいと思います。なお、紹介の順番に順位はありません。俺の思いつきのままです。 1. はてなブックマーク - 新着エントリー - 科学・学問 はてなブックマークの科学・学問カテゴリーの新着エントリーです。ここをぱっとながめると面白い情報が時々見つか
日々ブログの更新をチェックしている人の中で、「RSS、なんぞ?」という人は少数派だと思いますが、知らない人のために一応簡単に説明しておくと、RSSとはウェブサイトの更新情報や内容を配信してくれるフォーマットのことです。 参考:RSS - Wikipedia RSSは通常RSSリーダーと呼ばれるものに登録して、その更新をチェックするという方法がとられます。日本でメジャーなRSSリーダーには、サーバー型で働くLivedoor Readerか、Google Readerがありますし、クライアントアプリだと、例えばFirefoxのプラグインであるSageというものもありますね。ちなみに、俺はLivedoor Readerの愛用者です。 さて、このRSSですが、現在多くのウェブサイトで利用されており、大抵の学術系電子ジャーナルでも新着情報がRSSの形で配信されています。例えば、Nature Publ
今日は昼過ぎから気が晴れず、もやもやとしていたので、午後ぶらぶらと都内観光をすることにし、そのついででTheo Jansen展に行ってきました。Theo Jansenのことは以前たけしの誰でもピカソという番組で見たときから気になっていたし、またこの展示会が4/12で終わってしまうこともあり、ちょうどいい機会だったと思ってます。 → -Theo Jansen- テオ・ヤンセン展 公式HP(音が出るので注意) 1.テオ・ヤンセンってどんな人? テオ・ヤンセンはオランダ出身のアーティストで、大学では物理学を学んだという異例の経歴の持ち主です。彼は、1990年から作り始めたビーチアニマルというプラスチックのパイプで出来た生命のような動きをする構造物によって注目を集めるようになり、2006年には彼の作品を使用したBMWのCMが南アフリカで放映されるなど、世界に影響を与えているアーティストの1人です。
今日(もう昨日か)、読売社説にこんな記事が出ていた。内容は、日本に於けるES細胞の規制状況やiPS細胞研究の進行状況の危機を憂えたものになっている。生命研究に関心のある人だったら今更と思う話だし、いつかヒトゲノム時代に見てきた構図と同じものだと思うかもしれない。 → 再生医療研究 今のままでは世界に負ける : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 社説のタイトルにいきなり突っ込んでしまって申し訳ないけれど、正直なことを言うと、国家レベルでの業績数で日本は世界(特にアメリカ)に対して圧倒的に負けているし、この状況は今後どうやってもひっくり返らないだろう。 そもそも科学において世界と競うとか、日本初の科学という概念が俺には理解しがたいことではあるんだけどね。 (個人的にはこういう比較には賛同しないが、)もし仮に国家レベルで再生医療研究を比較した場合、日本がアメリカにはどう
Bruce Alberts Alexander Johnson Peter Walter Julian Lewis Martin Raff Keith Roberts Garland Publishing Inc 売り上げランキング: 766 以来、今日までバイオ一筋で生きてきた人間です。そういう意味では世間一般の社会人よりも視野が狭い人間なのかもしれません・・・。 それから経済的な問題については後述しますが、博士課程まで進学できたのは幸いにも自宅が大学へ直接通える範囲にあったというのも大きな一因だと思っています。博士課程前半の苦しかった時期、親がいてくれたからこそ乗り越えられたと思うし、すねをかじっていたあの時期を考えると、本当に両親には頭が上がりませんorz 2. 大学院生活のライフスタイル 先日、増田にあがった以下のエントリーが注目を集めていました。 → たとえ死んだとしても生命科学
現在、俺が必要としている論文製本について、ネット上にまとまった情報がなかったので、簡単にまとめてみることにしました。 なお、このエントリーはGoogleおよびYahoo(.comと.co.jp)において「論文製本」と検索し、ヒットした上位30件に出てきた業者をリストアップし、簡単にコメントしただけのごく単純なエントリーです。特定の業者の宣伝ではないことを予め述べておきます。チラシの裏書き的なものです。 また、紹介の順序もこれといった意味はないんですが、個人的にウェブサイトの情報から受けた印象が良かった順に掲載することにしました。 ざっとウェブサイトを見て書いた情報です。ミスがあったら指摘してください。また、他に良い製本業者がありましたら、ぜひコメント欄まで。 1. 株式会社日本文書 ウェブサイト:論文製本・自費出版・オンデマンド製本 の 株式会社日本文書 住所:東京都千代田区九段北1丁目1
先週金曜にScienceの電子版に出た論文の話。 → Self-Sustained Replication of an RNA Enzyme -- Lincoln and Joyce, 10.1126/science.1167856 -- Science Nature Newsにも出てた。 → A never-ending dance of RNA : Nature News さすがに専門的すぎるのか、日本語圏で言及している人がいなかったので、簡単にコメントを少しばかり。今日はいろいろあって疲れたので、細かい言及はできないけれど・・・。 上の報告を分かりやすく一言で言ってしまえば、タンパク質やDNAといった他の生体分子の助けを借りる事なく、RNAのみで自らを複製するRNA分子の作成の成功となるでしょう。 今回の研究は、これ自体が生命の起源に直接関わる訳ではないけれど、でも重要な示唆を与えて
俺は書類を書くときにTeXを使っているんですが、このたび新しく購入したMacBookで簡単にTeXで書類が書けるようになるまでの作業を公開してみようと思います。 こういった環境というのは人によって異なるものなので、必ずしも俺の環境がいいとは言えません。もっと良い環境があるよという人もいるでしょう。したがって、このエントリーがどこまで参考になるのかというのも皆目わかりません。 でも、書くことでいつかどこかで何かしらの意味があるかもしれないということで書いてみようと思います。 1.Carbon Emacsのインストール まずは、編集に必要なエディターの導入を始めましょう。俺はTeX編集環境としてCarbon Emacs上でのYaTeXを用いています。Carbon Emacsでないエディターを使いたい、自分でEmacsをコンパイルしたいという人は申し訳ありませんが、自分で調べてください。では、C
最近のゲノムシーケンサーの事情について、まとめてみたくなったので、備忘録的に書く。時間をかけてじっくりと書きたいのだけど、それほど時間がかけられないので、雑多な更新になるかもしれないけれど、許してください。 1. Pyrosequencing法 まず、最初に書くべきなのは、ゲノムシーケンサーの先駆けとも言え、現在主流のemulsion PCRとPyrosequencingを組み合わせた方法だね。注目を集めたのは、1998年にScienceに掲載された以下の論文だと思う。宣伝だと思うけど、この方法はJames D . Watsonのゲノムを読むのにも使われた。 → DNA SEQUENCING: A Sequencing Method Based on Real-Time Pyrophosphate -- Ronaghi et al. 281 (5375): 363 -- Science →
アカデミックなネタでも。でみっくでみっくにしてやんよ〜(笑) 某所でもらったコメントを見て、ふと思いついたので書いてみます。10個ってのは適当。 こういうのって一番書くのが難しい・・・。ある意味、才能がもっとも問われる部分なので、恥ずかしいです。専門的な知識がない人にも分かりやすいように書くつもりですが、難しくなってしまうかもしれません。 分からない人も、とりあえず各項目の表題だけ読めばいいです。 それから「これはいらん!」「これを入れろ!」「間違ってるぞ!」などの辛辣な突っ込みは大歓迎です♪ なお、例外的な話は省きました。 1.遺伝物質はDNA 生命を形作る遺伝情報がコードされているのはDNAです。 まぁ、基本中の基本。さすがに常識になりつつあるかな。 DNAがどのようにして子へと伝わるのか、DNAはどのようにして複製されるのか、について勉強していくと面白いと思います。ここでは詳しく話し
なんとなく触発されて、新大学生が読むべき10冊を書いてみる。 それにしても絞るのは難しいね。新大学生じゃなくても、読みたくなったら参考にしてください。 最近は、春になって新生活を始める人が多いせいか、ブログ界でもオススメ本を紹介するというエントリーが増えてきましたね。 参考:新大学1年生にすすめたい本10冊【その1】-〜はあちゅう主義。〜 参考:新大学1年生にすすめたい本10冊【その2】-〜はあちゅう主義。〜 はあちゅうはブログを見ている限り、ものすごい読書家だけど、読む本のタイプが違うなぁと思った。例えば、江國香織は俺だったら、薦めない。村上春樹は・・・悪くないかな。 自分の大学生活を振り返って、読むべきだったと思う本はとにかく古典です。社会人や大学院生になってから、古典の本を読む機会や時間というのはなかなか取れなくなります。今さらながら、読んでおくべきだったと後悔していることもあるので
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