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災害への備え
blog.livedoor.jp/lawprofessional
2011年09月09日11:21 カテゴリ司法修習:民事系司法修習:刑事系 新司法試験合格者に薦める修習開始前に読むべき本 新司法試験に合格された方,おめでとうございます。 いままでいろんな受験生を見てきましたが,この試験は運や偶然の要素が低い試験です。実力があり,この人は受かるだろうなという人が受かり,実力がなく,この人は厳しいだろうなという人が落ちるという,極めて穏当な難易度が設定された試験だと私は考えています。 残念ながら不合格だった方は,気持ちをできる限り早く切り替えることが大切です。長い人生の中で,挫折や失敗はつきものですので。来年の試験を目指す方は,失敗の原因を見定め,知識の拡充及び答案のブラッシュアップに励みましょう。 合格された方は,まずはゆっくり休んで,旅行に行ったりして,毎日を楽しんで下さい。そして,数ヶ月後に控えた司法修習を実のあるものにするためにも,最低限,以下の本
2011年08月01日21:10 カテゴリ実務系:民事要件事実 司法研修所が「貸借型理論」を廃棄予定? しばらく放置した間に,質問が大量にたまっておりました。順に答えていきますので,お待ちくださいませ。 さて,最近得た情報として,司法研修所が「貸借型理論」を廃棄するといいますか,いわゆる「合意存在構成」を捨てて「合意欠缺構成」に移行するとのこと。 つまり,「貸借型の契約にあっては,返還時期の合意は,単なる法律行為の附款ではなく,その契約に不可欠の要素である」との前提から,従来は「返還時期の合意(定め)がない場合」→「弁済期を貸主が催告した時とする合意が存在する場合」と解して理論的整合性を維持しようとしていたものを,今後は端的に返還時期の合意が欠缺する場合を肯定するということです。 合意欠缺構成によれば,消費貸借契約に基づく貸金返還請求における,返還時期の合意がない場合の請求原因事実は,(あ
2011年01月22日13:14 カテゴリ 司法試験に論証パターン集は必要か 新年1発目は,質問への回答です。 Q:「さて、あと数か月で本番を迎えるわけですが、まとめノート(論証集)などを作成しておらず、今更焦っております。 今までは、主に基本書を読むことを中心に勉強してきましたが、記憶定着にはコンパクトなノート類が必要に思えてきました。 予備校の参考書の論証やまとめ本のようなものをいくつか見てみたのですが、満足いくものがなく、困っています。 そこで、大変ぶしつけなお願いなのですが、もしよろしければ、作成された論証やノートがあれば、いただけないでしょうか。 難しいということであれば、おすすめの論証集やまとめ素材があれば、教えていただけませんか。」(未修3年生の方からの質問) A: メールからの抜粋ですが,文面から焦りが感じられ,自分の受験時代を思い出しました(笑)。しかし,残念ながら,私は
2010年11月16日18:44 カテゴリその他:行政書士試験対策 行政書士試験の基本書・問題集 行政書士の参考書についてご質問を頂いておりました。実は私もロースクール時代に行政書士試験を受験して合格しています(合格基準点+50点程度でした)。 受験の際には,予備校の行政書士関係のテキストをいろいろ見て,一応LECの本を1冊買って知識の薄いところを重点的にササッと回しました。しかし,知識が要領よくまとめられた予備校テキストよりも,司法試験用の勉強でつけた力の方が実際の試験では役立ったなあという印象でした。行政書士向けの本は不要でした。 行政書士試験もレベルこそ違えど,司法試験同様に,「基本知識の正確な理解と記憶」,「それをもとにした現場思考力」が試されている問題がほとんどだと思います。結局法律学の力は「自分の頭でどれだけ考えたか」という経験が大事になってくるので,安易に予備校講座や要領よく
2016年07月21日13:47 カテゴリ実務系:民事執行・保全 民事執行・保全の教科書(H28.7改訂) 平野 哲郎『実践 民事執行法 民事保全法』実践民事執行法民事保全法 第2版 平野哲郎 一口評価:読んでいていちばん面白い執行・保全の本 レベル:基礎〜標準〜発展 推奨使用法:通読,気になった部分を調べる → 執行・保全関係の図書では,この本が最も「理論と実務の架橋」に成功している。元裁判官で,現在法科大学院の教授をなされているということで,具体的事例を出発点に,理論的説明も実務的運用もしっかり説明がなされている。コラムも面白く,最後まで飽きずに読める。現状ではベスト。 (H28.7追記)いわゆる基本書(教科書)といえる本のうち,実務に就いてからも確認等のため参照しているのはこの本だけ。初回レビュー時から6年経った今も「とっかかり本」として使用している(『要件事実マニュアル』 同様,さ
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