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blog.livedoor.jp/tonkyo_hanage
4月17 「低線量被曝のモラル」のモラル(1) カテゴリ:東日本大震災 今回は、以下の本を題材として、考えてみたいと思います。 「低線量被曝のモラル」 共編者:一ノ瀬正樹・伊東乾・影浦峡・児玉龍彦・島薗進・中川恵一 河出書房新書 本書で登場するのは全て東京大学の教員という肩書を有するメンバー。 いずれも震災後の言論空間で様々なメディアを通じて盛んに情報発信を行なっている面々。専門分野は医学(児玉・中川)、哲学(一ノ瀬)、情報学(影浦)、宗教学(島薗)、情報?音楽?(伊東)と多岐にわたる彼らの論考や討論会をまとめた一冊ということになります。 のっけから余談ですが、伊東氏は大学で私の一学年上で、私の大学入学早々、五月祭(東大の学園祭)で彼が作曲した曲等を演奏するコンサートがあり、そこでチェロ奏者として動員されたという個人的な”事情”もあったりしますので、ついつい書店で手が伸びてしまいました。な
3月3 県民健康管理調査「甲状腺検査」の結果について(3) (承前)次に、悪性or悪性疑い頻度についても同じように一応見ておきましょう(年度による差や、同一年度での地域差はいずれも有意でないということはわかっていますが)。悪性者のデータについてはその年齢分布が出ていないので、年齢データは各地域の受診者の平均年齢を採用しました。まず、先ほどと同じように被曝量(外部被曝、内部被曝)、年齢、受診年度についてそれぞれ検討してみました。それぞれのp値はいずれも有意でないということになります。 外部被曝 0.3999 内部被曝 0.575 年齢 0.7258 H24受診 0.7358 H25受診 0.279 ただ、多変量解析の場合、変数間の相関関係によって単変量解析では有意であったものが多変量解析では有意でなくなったり、その逆のこともありますので、一応これらの変数を全て使って多変量解析を行ってみました
1月9 放射線による健康被害を疫学的(統計的)に考察するために(その1) カテゴリ:東日本大震災 1.はじめに 東日本大震災、そしてそれに起因する福島第一原子力発電所の「放射能漏れ事故」によって、放射線が今、人の健康を脅かすものとして騒がれています。実際、インターネットやテレビ、新聞などで「ベクレル」とか「シーベルト」といった言葉を見聞きしない日はないですし、放射線によってがんのリスクやその他の疾患のリスクが○○%増える、とか×倍に増える、といったこともあちこちで言及されています。 幸い、多くの方の尽力により、原発事故は鎮静化の方向に向かっているように見えますし、様々なメディアを通じた放射線の危険性に関する情報が普及していることもあり、とんでもないパニックが発生するような事態には至っていません。しかし、放射性物質が環境中に放出されてしまった以上、被曝とどう向き合っていくかはこれから長い間付
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