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都知事選
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2012年01月29日02:07 カテゴリ政治私 青年よ大志を抱け 「お前はいいよな、自分の国に沢山のチャンスがあって」 HBSを学年トップで卒業した同僚と、オフィスの食堂で二人でコーヒーを飲んでいたときに言われた。彼は東欧・アジアの境目の小さい国の出身。小さい頃、家の周りで銃声が時々して、怖くて外に出れなかった。これから何をしたらいいのか自分の頭で一生懸命考えて、奨学金を貰って高校からアメリカに出てきて、ハーバード大学に入った。そしてアメリカで世界有数のコンサルティング会社・投資会社で働き、HBSをうちの学年のトップで卒業。そんな彼は、「自分の国は好きだ。でも、仮に自分の国に帰って、一生懸命国を変えたとしても、おそらくそれほどのインパクトは与えられないし、与えることができたとしても世界へのインパクトは微々たるもの。それよりも、これからも沢山のチャンスをもらえそうなアメリカで暫くは働きたい
2011年02月12日16:40 カテゴリ私働 キャリア決定の三軸 最近HBS1年生やハーバードの学部生の模擬面接を手伝い、キャリア決定に当たりどのような軸を持つ必要があるか自分の中でなんとなく整理できた気がするので記録に残しておこうと思う。今の考えとしては、下記の3つの質問にYesであれば、そのキャリア選択は適切なものだと思う。参考になれば幸いです。 1. Goal:人生のゴールに向かって進んでいるか? 自分が死ぬまでに何を成し遂げたいのか、そのゴールに向かって今のキャリアが役にたつのか、という論点。社会人になったばかりの人や学生の場合はまだ「人生でやりたいこと」が決まっていないこともあると思う。個人的には「仮説」でもいいから人生のゴールをどんなときでも持っているべきだと思うのだが、インプットが少なすぎて仮説すら出てこないという状況もあると思う。「とにかく考えろ!」といわれても決まらない
2010年04月18日20:20 カテゴリ経済私 コンサルから投資家への脱皮とBlack Swan PEファンドに転職した直後、コンサルタント出身で「投資」について無知だった私に一から「投資の頭の使い方」を仕込んでくれた人がいる。彼は某投資銀行出身、一流ヘッジファンドで日本株担当FMをやって素晴らしいリターンを出していた筋金入りの一流投資家。数字面の強さと共に全体感をもって論点仮説思考を徹底するというコンサル的な頭脳の使い方もできる、優秀な方だった。かなりの毒舌でもあったのだが、ものわかりの悪い自分を長い時間を使って鍛えてくれて、本当に感謝している。 彼からは投資のTacticsだけではく、人生論や頭の使い方も色々勉強したのだが、そのうち一つのアドバイスは、「スタンスを取れないものは取れないと言え。コンサル的な仕事のプロセスから抜け出せ」というものであった。コンサルタントはビジネスモデルの
2010年11月27日01:56 カテゴリ働経済 ベンチャーキャピタリストへの道 Thanksgiving休暇。ターキーを同級生の家でご馳走になり、沢山酒を飲み、まだあまり生産活動をしていない。レポートを4つほど書かなくてはならないのに。。。アメリカではBlackFridayと呼ばれるクリスマス商戦の開始日がこの金曜日である。特に必要なものもないので、湧き上がる無駄な買物欲を抑えてボストンにいることにした。 -------------------------------- さて、前々回の記事で予告したように、今回はベンチャーキャピタリストに関するキャリアにつき書いてみたいと思う。よく、「スタートアップの経験がないと駄目」とか「最低限理系の修士はでてないと」という話があるが、本当なのだろうか、という素朴な疑問はVCに興味のある人であれば誰でも持つと思う。そのようないくつかの疑問をインターン先
2010年11月12日02:36 カテゴリ働経済 VC投資 vs PE投資 久々の更新。2年生が始まって2ヶ月が経った。 別に忙しいわけではないが、最近エネルギーレベルが下がっている気がする。 贅沢な悩みだけど、皆と飲みに行ったり騒いだりするより、静かに一人で本を読んでいたり思索に耽りたい気分になることが多い。いいことなのか、悪いことなのか。。。 さて、 先日のブログに書いた通り、この夏はかなりの時間を前職のニューヨークオフィスで過ごしたのだが、その後ボストンに戻ってZipcar・Second Life・iAdなどに投資している/いたベンチャーキャピタルで3週間のインターンをした。自分のゴールである「日本に眠る技術資産のポテンシャルを開花させる」にあたり、PEだけでなく、VCも一つの有力な手段だという仮説を持っていたので、その違い等を理解するためアメリカのベンチャーキャピタルではMBA期間
2010年04月30日16:15 カテゴリ私学 今更ながらのMBA受験記 さて、もはや記憶の彼方に行ってしまいそうなMBA受験であるが、本当に忘れてしまう前に今更ながらではあるが、今後MBA受験を考えていらっしゃる方々のために受験記を残しておきたいと思う。(某予備校にも受験記を寄稿したが、その若干の修正版となっている。語調を変更するのが面倒だったのでこのBlogの語調とあってませんがご容赦を。) 運も手伝ってか、受験した4校全て合格することができたので、今後受験を考えている方でご質問などがある方に対して少しはお役に立てるかと思います。コメント欄に書いていただければ返信いたします。 --- 0: 動機 「日本のハイテク・産業財業界の持つポテンシャルの最大化」に一生かけて取り組みたいと昔から思っていたのですが、戦略コンサル・PEの経験を踏まえ、そのゴールの実現には戦略・資本・コーポレートガバナ
2010年03月21日02:54 カテゴリ私 自信と謙虚さのバランス みんなピリピリしていたマクロ経済の試験も終了し、春休みも終わってしまった。マクロの中間試験は最終的な成績の10%にしかならないのだが、タイプAの生徒が集まっている中、相対評価「かつ」必ず落第がいるというシステムのせいで、10%でもみんな気になって仕方ない様子。 そんな中、休み前の最終週に行われたケースの中で最も印象に残っているのがドイツを代表する企業Siemensにおける賄賂についてのケースである。授業の内容についてはあまり触れるつもりはない(そもそもケースの内容はBlogなどで書くことは禁止されている、、、)のだが、教室での議論とは全く違った方向に一人で思索に耽っていた。このケースで、自分が大学時代から守ろうとしてきた「自信と謙虚さのバランス」の重要性について再確認したからである。 大学時代、週6回体育会(運動会少林寺
2010年04月10日00:33 カテゴリ私政治 松本大さんと夜通し呑む 先日、HBSでAsia Business Conferenceが行われた。Key Note SpeakerはMonex証券の松本大さん。アメリカのIRイベントとあわせて、日本からはるばるボストンを訪ねてくれた。 高校の大先輩である松本さんとは実は今回お会いする前に2回ほどグループで食事したことがあるが、人数が多すぎてあまりお話できないでいた。しかし、今回は幸い講演だけではなく、その夜3人でディナーを、翌日日本人学生数名と朝食をご一緒していただいた。特にディナーでは話が大変盛り上がり当初の予定を大幅にオーバーして5時間もご一緒し、楽しく、かつ勉強になる時間を過ごすことができた。 印象に残ったのは、松本さんの倫理観及び、「成功」に関する考え方。 倫理観について。彼は「10億円を捨てた男」として有名だが、その背景は「IPO
2010年04月02日23:56 カテゴリ私学 マイケルポーターの人生論 クリステンセン教授の人生論に続き、翌日もう一人の看板教授、マイケルポーターによる特別授業があった。 質疑応答形式だったためあまり体系立てて説明してくれなかったのだが、就職活動真っ最中の1年生もしくはもうすぐ卒業を控えた2年生に対する彼のメッセージ。勝手に整理したので私の解釈も若干入っています。 ①若いうちは中長期投資としてキャリアの意思決定をせよ 逆に、そうでない人が多い、という問題提起かもしれない。これは彼自身の経験から来ているもの。彼の人生が花開いたのはMBAを卒業して、実に10年以上たってからのことだったのである。 ポーターはHBSを卒業してから博士課程に進み、その後も研究者としてHBS卒業生の中で最低に近い給与で生活していた。さらに、Wall Streetで闊歩するクラスメートを横目で見ながら、9年間Bake
2010年03月23日22:11 カテゴリ私 クリステンセン教授の特別授業 ~ 幸せとは スピーチの後、1分以上、スタンディングオベーションが終わらなかった。 誰もが、目の前にいる偉大な人物の素晴らしい講演に感謝の気持ちを伝えたがっていた。 いまや経営学を少し齧った事のある人であれば誰でも知っている、クリステンセン教授の特別授業があった。卒業直前の2年生向けのセッションだったのだが、彼は現在癌と戦っており、いつ「最終講義」になるかわからない。そんな彼のセッションを逃すわけにはいかず、会場に潜っていた。 講演のタイトルは"How to build and implement a robust theory of happiness in your life"。いつものDisruptive Technologyの授業とは全く違う、彼の人生観について話すセッションだった。 4つほどキーポイントを
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